小説あらすじ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/10 08:40 UTC 版)
ママトトはすでにザザム王国を滅ぼしたのに引き続き、シグマソン共和国も国家元首のバショウ代表を討ち取ることでママトトが勝利した。ただママトトの実態は移動要塞1つだけを持った小国、いわば移動要塞1つが国家のすべてであり、戦闘の際の人員不足はキッズを活用することで補う必要があった。そこでママトトは大陸北東部のモンスター界と呼ばれる場所でモンスターを狩ることで、キッズの生産に必要なモンスターカードを集めてきた。しかしその際にママトトは損傷を受けてしまい補修が必要となってしまった。また食糧などの補給も必要であるためモンスター界から出た。ここでたまたまクラヴィアという村に出くわしたので、物資を購入することで補給しようと考えた。その時クラヴィアでは2人の女性が村人に追われているところであり、ママトトは彼女達を保護することにした。これによりクラヴィアの村とは対立関係になった。武力による徴発を良しとしないママトトの将軍ナナスは、クラヴィアでの補給を諦め、補給可能な場所を求めて移動を開始した。ところがその後ママトト内では奇妙な症状を持った者が現れ、さらに武将のココナやライセンまで奇妙な症状のせいで倒れるなど人材の少ないママトトは厳しい状況に追い込まれた。この症状は精気を奪われたことと何らかの毒物のためと判明し、事態は事件性を帯びてきた。そんな折、ママトトは補修が不完全な状態で敵国の移動要塞に発見され、襲撃を受ける。
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小説あらすじ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/24 23:11 UTC 版)
196X年2月、イギリス陸軍細菌戦研究所で試験中だった猛毒の新型ウイルス「MM-88」がスパイによって持ち出される。スパイの乗った小型飛行機は吹雪に遭ってアルプス山中に墜落し、ウイルス保管容器は砕け散る。春が訪れて気温が上昇するとMM-88は大気中で増殖を始め、全世界に広まった。当初は家畜の疫病や新型インフルエンザと思われたが、心臓発作による謎の突然死が相次ぎ、おびただしい犠牲者を出してなお病原体や対抗策は見つからず、人間社会は壊滅状態に陥る。半年後、夏の終わりには35億人の人類を含む地球上の爬虫類・両生類・魚類・円口類を除く脊椎動物が、ほとんど絶滅してしまう。 生き残ったのは、南極大陸に滞在していた各国の観測隊員約1万人と、海中を航行していたために感染をまぬがれた原子力潜水艦のネーレイド号(アメリカ海軍)、そしてT-232号(ソ連海軍)の乗組員たちだけであった。過酷な極寒の世界がウイルスの活動を妨げ、そこに暮らす人々を護っていたのである。南極の人々は国家の壁を越えて結成した「南極連邦委員会」のもとで再建の道を模索し、種の存続のために女性隊員16名による妊娠・出産を義務化したほか、アマチュア無線で傍受した医学者の遺言からウイルスの正体を学び、ワクチンの研究を開始する。 4年後、日本観測隊の地質学者の吉住(よしずみ)は、旧アメリカアラスカ地域への巨大地震の襲来を予測する。その地震をホワイトハウスに備わるARS(自動報復装置)が敵国の核攻撃と誤認すると、旧ソ連全土を核弾頭内蔵ICBMが爆撃することや、それを受けた旧ソ連のARSも作動し南極も爆撃される公算の高いことが判明する。吉住とカーター少佐はARSを停止するための決死隊としてワシントンへ向かい、ホワイトハウス地下の大統領危機管理センターへ侵入するが、到着寸前に地震が発生したためにARSを停止できず、その報復合戦で世界は2回目の死を迎える。しかし、幸いにも南極はソ連の攻撃対象とされておらず、中性子爆弾の爆発によってMM-88から無害な変種が生まれ、皮肉にも南極の人々を救う結果となる。 6年後、南極の人々は南米大陸南端への上陸を開始し、小さな集落を構えて北上の機会を待っていた。そこに、服が千切れて髪や髭はボサボサという、衰弱した放浪者が現れる。それは、ワシントンから生き延びて徒歩で大陸縦断を敢行してきた吉住だった。核弾頭ミサイルによる放射線照射を脳に受けたことで精神を病みながらも仲間のもとへ帰ろうとする一念で生還した吉住を、人々は歓呼で迎える。被災地に多くの文明の遺産が残っているおかげで、人類社会の再生は原始時代からのやり直しよりも遥かに迅速なものとなるという希望に満ちた見通しとともに、物語の幕は下りる。
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