壁外の王家とは? わかりやすく解説

壁外の王家

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 06:59 UTC 版)

進撃の巨人の登場人物」の記事における「壁外の王家」の解説

ユミル・フリッツ (Ymir Fritz) 声 - 三浦千幸 エルディア人の祖先にして、始祖の巨人。「始祖ユミル」として世界中から認知されている。 約1820年前に大地悪魔」と契約巨人の力を手に入れた伝えられている。さらに、死後は魂を「九つの巨人」に分けてエルディア帝国築き上げ古代大国マーレ滅ぼし大陸支配者となる。マーレ人からは、ユミルの民は他民族弾圧し無理やり子供を産ませ、民族浄化1700年続けた悪魔だと見なされている一方で、グリシャらエルディア復権派のように、ユミルこそが人々に富をもたらして大陸発展させたのだと信じている者も存在したその実態は、当時エルディア両親殺害され、舌を抜かれ物言わぬとなった奴隷ある日、豚を逃がした罪により、当時フリッツ王(初代)に自由という名の追放言い渡されるフリッツ王の刺客達狩りのように追われる最中大樹の洞に落ちたところに脊髄のような何かと接触して巨人化を果たす。以降、その力でエルディア領地拡大敵国マーレ制圧などを奴隷のように従いながら遂行しエルディア貢献エルディア領地拡大機にその働き褒美としてフリッツ王に娶られ3人の娘を授かる。しかし、巨人の力を手にした13年後、投降した敵とフリッツ王との謁見最中、敵が隠し持っていた投げ槍から身を挺してフリッツ王を守って致命傷を負う。娘達にその安否心配される中、フリッツ王が最期まで自身奴隷としか見てなかったことに絶望し巨人の力で回復することなく息絶える。その亡骸は、巨人の力を継承させようとしたフリッツ王によって切り刻まれて娘達に喰われ、以降奴隷時代の姿で「始祖の巨人」の中で「自分意志持たない奴隷」として王家命令従い巨人作り続ける。その為、フリッツの子孫である王家命令には忠実で、例え王家人間以外始祖の巨人継承した場合も、王家人間優先する。 その約二千年後、「道」辿り着いたエレンジーク前に現れ当初継承者であるエレン命令よりも王家であるジークの「すべてのユミルの民から生殖能力奪え」という命令実行しようとする。しかしエレンの「お前は奴隷でも神でもないただの人だ」という自身人として認めてくれた言葉に涙を流し、「この世終わらせる」というエレン願い応え地ならし発動させ、その結末傍観する。 実はフリッツ王の事を心から愛しており、その愛情から王家忠実であった一方で、自らを愛の苦しみから救ってくれる人間長年待ち続けていた。エレン曰く、それがミカサである。最終的にエレン討ったミカサ決断見て苦しみから解放されエルディア人から巨人の力を消し去ったフリッツ王 (Fritz) 声 - 津田英三 初代フリッツ王。本名不明。 豚を逃したユミルに自由という名の追放言い渡し刺客を送る。しかし、ユミル巨人の力を手に入れるとその力で領地拡大敵国制圧謀るエルディア領地拡大褒美としてユミルを娶り3人の娘を授かるが、ユミルのことは最後まで「我が奴隷ユミル」と奴隷としか見ていなかった。ユミル死後巨人の力を存続するために3人の娘に切り刻んだユミル遺体を口にさせ、死に際には娘達にユミルの血の存続遺言とし、後生においてもエルディア地上支配し永久に君臨し続けることを願ったマリア (Maria)、ローゼ (Rose)、シーナ (Sina) 初代フリッツ王とユミル三人娘。 母ユミルとの仲は良好だったようで彼女が目の前で致命傷を負わされた時には涙を浮かべている。ユミル死後、父である初代王の命令切り刻まれユミル遺体を口にする。初代王の遺言である、ユミルの血による子孫繁栄巨人継承聞き届け、彼女達の代から「脊椎」による巨人継承始まったパラディ島の三重の壁は彼女らの名を冠しており、ウォール教では「女神」として信仰の対象となっている。 カール・フリッツ (Karl Fritz) 145代目エルディア王にして、壁内人類を築き上げた初代レイス王。 グリシャがマーレ収容区にいた時代より80年前の「始祖の巨人」の継承者だが、エルディア均衡を保つ王家役目放棄し、「巨人大戦」の勃発招いたとされる国民と共に辺境パラディ島に都を移し三重の壁を築きその中に籠った。その際、壁外に対し今後我々に干渉するなら、壁に潜む幾千万巨人地上のすべてを平らにならすだろう」と言い残している。 実際には「不戦の契り」により王族による「座標」の行使封印しており、滅されても運命として受け入れ覚悟をしている。その行いにエレン・クルーガーやグリシャは王として民を守る責務放棄した非難しているが、ハンジ長年に及ぶエルディア国の巨人による統治干渉疲れ巨人大戦機に壁内での緩やかな生活を選んだと、同じ壁内に住む者として心中察している。 ダイナ・フリッツ (Dina Fritz) 声 - 岸本望 かつて巨人大戦末期パラディ島に逃れることを拒み大陸に留まった王家一族末裔女性。グリシャの前妻で、ジーク実母145代目フリッツ王とダイナの家は折り合いがつかず決別し、彼女の一族エルディア復権する日を待って収容区に潜伏していた。その残った末裔ダイナ最後1人である。 「フクロウの手引きによって「エルディア復権派」と合流し翌年にグリシャと結ばれジークを産む。しかし、その活動により自身祖父母に危険が及ぶことを知ったジークマーレ治安当局告発し、グリシャと「エルディア復権派」全員とともに捕らえられる。 グリシャは、ダイナ王家末裔であるとわかれば命は助かるだろうと考えてそのこと隠さず尋問話したが、尋問担当したのが自身マーレへの復讐を誓うクルーガーだったため、「生かされていても、生涯通じて始祖の巨人の器となる望まぬ子を産ませ続けられるだけ」と判断され、その情報握りつぶされ楽園送り」となる。パラディ島ではグリシャに「巨人になってもあなたを探し出す」と告げたのち、彼の目の前で巨人させられ壁の外彷徨い続ける。 エレン母親であるカルラ知人ハンネス捕食した巨人正体無垢の巨人として長年パラディ島を徘徊し超大型巨人がシガンシナ区の扉を破壊したのと同時に壁内に侵入するエレンが彼女に触れたことで「座標」の力を行使され多数巨人達襲われ死亡した。この一件エレンは、王家以外の人間が「始祖の巨人」を継承した場合、その継承者王家人間だった巨人接触する事で真価発揮できるという可能性辿り着く

※この「壁外の王家」の解説は、「進撃の巨人の登場人物」の解説の一部です。
「壁外の王家」を含む「進撃の巨人の登場人物」の記事については、「進撃の巨人の登場人物」の概要を参照ください。

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