坂守(サカガミ)神社
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銀朱(ぎんしゅ) 声:鈴村健一 坂守神社二十八代目の姫巫女(銀朱)。銀朱になる前の名前は菖蒲。四天のうちの一人で、帝天から「暁天」の命運を与えられる。 白緑から毎日死んで生き返る呪いを受けており、精神的苦痛に耐えるために体から心を切り離して、人形に移して生活していた。人形の姿の時は、誰かに触れていないと動くことはおろかしゃべることさえも出来ない。 呪いを受けてから性別がどちらでもなくなったが、元は男。 姫巫女として坂守神社を取り仕切っているが、それは本当の姫巫女「真朱」の存在を隠すため。真朱の語る未来を彼女の代わりに人々に伝え、人間を導き闇から守っている。「銀朱」とは彼女の身代わりとなる者に代々与えられる名。 女性のような容貌と穏やかな物腰のため、神社の巫女達に人気がある。おっとりとした性格で、鶴梅にはよく威厳が無いとあきれられ、鶸からは「頭ゆるゆる、からっぽ」「鈍い」と言われていた。 呪いを受ける前は作務衣姿で台所に立ち、真朱と鶴梅達にお菓子を振る舞っていた。お菓子作りが得意で、ドラマCDでは紺との料理対決が繰り広げられる。巻末4コマでは、呪いを受けてからもからくり人形に入って鶴梅を驚かしている。 姫巫女という地位のせいで対等に話し合える相手がいなかったが、妖怪である鶸という友に、自分が欲しかったものを見出し、以来その縁を壊さぬように距離を保っていた。しかし、白緑との邂逅によって得た知識で妖怪の正体を知ってしまい、意図的に鶸や、真朱をも避けるようになる。白緑との戦いで彼と相打ちをしたが、鶸によって自身の「心」を白緑の「体」に移し替えられ、命を留めた。また、白緑の体を得たことで天網が見えるようになり、この世の理を知った。 天網や白緑の肉体の記憶に苛まれ、自殺同然に帝天を召喚し天網の破壊を試みるが、存在を造り替えられてしまい、さらに鴇や以前の銀朱に関わる物事も書き換えられてしまう。夢の中で鴇との再会を果たし、真朱と梵天の行く末を託した。 帝天に逆らい天網を書き換えられた後に自分はこの世にはいないと考え、書を残していた。その書と日記が陰陽寮に現状を教える鍵となった。 白緑と戦って死した体を夜行に利用されており、鵺が変装するための器に利用されていた。鵺から体を引き離した後、真朱が生みだした闇に落ちて行った。 真朱(しんしゅ) 声: 松岡由貴 銀朱の世話をする童女であり、銀朱が人形に心を移して生活する時は、主に彼女の持つ人形に入る。銀朱の呪いは自分のせいだと思い、妹の立場を捨てて銀朱に甘えることをしなくなる。鴇に銀朱の呪いを解いてくれるように頼み、鴇時達と共に外界に出る。 その正体は、坂守神社の本当の姫巫女。神の子とされ、「先見」という未来を読む力を持つ。坂守神社創建の頃よりいるとされる。精神年齢と共に幼い姿のまま成長することがない。真実の姫巫女であるという事実を隠すため、表では銀朱という身代わりの姫巫女を立てていた(二十八代目銀朱では銀朱の妹扱い)。 以前は、この世(あまつき)で唯一、天網を書き換えることが出来た。銀朱に構ってもらえなかった(銀朱が真朱を避けていた)時に、神社の結界外で白緑と露草に出会う。お互い素性を知らないまま遊ぶようになるが、それが銀朱の呪いのきっかけとなったと思っているため、妖怪を強く憎むようになる。 白緑と銀朱の戦いの際、その時に瀕死の重傷を負った銀朱の姿に狂乱し、この世の全てを否定し壊そうとした。それを見かねた帝天が取引を申し出て、真朱は、自分の特権と力全てを「銀朱の命と引き換えに」天に返して銀朱の命を助けた。 あまつきの再設定後、書き換え後の銀朱を兄と慕うようになる。夜行のサカガミ神社襲撃の際に、瀕死状態の銀朱に錯乱し、世界を歪め、全てを飲み込む闇を作り出してしまった。 鶴梅(つるうめ) 声:水野愛日 / 井上麻里奈 坂守神社に幼い頃から仕えている巫女。銀朱の身の回りの世話をしている。元々武家の出らしく、巫女の中では立場の高い方であると思われる。生真面目で怒りっぽい。銀朱が真朱の身代わりであることを知っている。妖祓いを得意とする。 帝天に天網を書き換えられたが、天網を書き換えられる前の銀朱のことを覚えていた。 坂守神社襲撃後は神社を出ているが現在の住居は不明。通行証で神社の敷地に行けなくなった中でも、銀朱や真朱を案じてか突っ込もうとした(しかし、黒鳶に止められている)。
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坂守神社(さかがみじんじゃ)
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