地区別の開発概要
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北仲通北地区内の再開発計画における地区分けや公共施設(公園・広場含む)の位置、その他開発における制限情報等については、横浜市都市整備局による「地区計画計画図」を参照。なお、1995年に大規模改修・高層棟新築などが行われた横浜第二合同庁舎(旧横浜生糸検査所)をC地区としているが、この地区については今回の再開発計画の対象外である。 各地区(A-1・A-2/A-3/A-4/B-1)の開発において建物2階レベルのデッキ(歩行者動線)を整備し、それらを接続することで当地区内の回遊性を高める計画となっている。また、北仲通南地区の横浜市役所新庁舎と接続する「北仲クロスデッキ」、さらに桜木町駅付近から新庁舎まで接続する「さくらみらい橋」により、同駅方面からデッキレベルでのアクセスを可能としている。 北仲通北公園愛護会では運河に面した当地区を「北仲キャナル」と名付け、さらに当地区にある運河沿いの公園(北仲通北第一〜第三公園)の愛称を「北仲キャナルパーク」としている。特に北仲通北第二公園では「関内北仲キャナルパーク盆踊り」(毎年8月)など様々なイベントが開催されている。 A地区 A-1・A-2(第4段階)集合住宅・ホテル等の複合開発(2025年完成予定/41階建て・高さ約162m/事業者:大和地所・住友不動産)2021年〜2025年を工期目標とし、41階建てのタワー(最高高さ約162m〈軒高約150m〉)と11階建ての中層部(高さ約45m)、7階建ての低層部(高さ約31m)で構成される。 北仲通南地区の横浜市役所新庁舎と栄本町線を跨ぐ「北仲クロスデッキ」(2021年12月完成予定)で接続予定。また、当開発地内に整備されるデッキはA-4地区「YOKOHAMA KITANAKA KNOT」のデッキとも接続予定。 A-1の一部に公園を整備(北仲通北第一公園)。 A-3(第2段階)結婚式場「ノートルダム横浜みなとみらい」(2016年7月完成/6階建て・高さ約31m/事業者:日本セレモニー) A-3の一部に水際広場・水際線プロムナードを整備。 A-4(第3段階)YOKOHAMA KITANAKA KNOT(横浜北仲ノット):都市型集合住宅「ザ・タワー横浜北仲」を中心にホテル・商業施設・文化施設等からなる超高層ビル(2020年2月完成/58階建て・高さ約200m/事業者:三井不動産レジデンシャル・丸紅/計画名:横浜市中区北仲通5丁目計画〈横浜北仲タワープロジェクト〉)低層部の商業・文化施設の名称はこの地にあった歴史的建造物(一部保存・復元活用、後節も参照)の通称を由来とする「KITANAKA BRICK&WHITE(北仲ブリック&ホワイト)」で、2020年6月開業(一部施設は4月よりオープン)。施設内1階にはBankART1929の文化芸術拠点「BankART KAIKO(バンカートカイコ)」も入っている。また、ホテル部分は長期・短期滞在型宿泊施設「オークウッドスイーツ横浜」が同年10月に開業した(46階には一般開放された無料展望台も設置)。 再開発以前はA-4の一部に旧帝蚕倉庫事務所(旧横浜生糸検査所付属倉庫事務所/通称「北仲BRICK」/横浜市指定有形文化財)および旧帝蚕倉庫(旧横浜生糸検査所付属生糸絹物専用倉庫/横浜市認定歴史的建造物)があったが、旧帝蚕倉庫事務所は現状保存、旧帝蚕倉庫は解体後に外壁などが復元され、「Billboard Live(ビルボードライブ)YOKOHAMA」など上記商業・文化施設の一部として活用されている。 みなとみらい線の馬車道駅(2a出口)と直結している。また、建物の西側外周(2階レベル)にデッキが整備されており、A-3地区「ノートルダム横浜みなとみらい」に接続している他、A-1・A-2地区開発地やB-1地区開発地に今後整備されるデッキとも接続予定。 A-4の一部に歴史広場を整備。 A地区の水辺には「旧灯台寮護岸」(横浜市で最も古い河川護岸/横浜市認定歴史的建造物)と「旧波止場突堤」があり、水際線プロムナードとして整備されている。 B地区 B-1(第4段階)集合住宅・オフィス・商業などからなる複合施設開発(2027年完成予定/高さ約150m級/事業者:日新・東急不動産・京浜急行電鉄・第一生命保険)2023年度〜2027年度を工期目標とし、42階建ての高層棟(最高高さ約170m〈軒高約150m〉/集合住宅)と7階建ての低層部(高さ約35m/オフィス・商業)で構成される。 A-4地区「YOKOHAMA KITANAKA KNOT」と歩行者デッキで接続予定。 B-1の一部に公園を整備(北仲通北第二公園)。 B-2(第4段階)アパホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉(2019年8月完成/35階建て・高さ約135m/客室数2,311室/事業者:アパグループ) B-2の一部に公園を整備(北仲通北第三公園)。 B-3(第1段階)賃貸マンション「シャレール海岸通」(2012年3月完成/14階建て・高さ約45m/事業者:UR都市機構) B地区の水辺には「旧日新運輸倉庫護岸」があり、水際線プロムナードとして整備されている。 C地区(今回の再開発計画の対象外) 横浜第二合同庁舎(1995年改築/23階建て・高さ約96m/旧横浜生糸検査所/横浜市認定歴史的建造物) 結婚式場「ノートルダム横浜みなとみらい」〈2019年7月17日〉 ザ・タワー横浜北仲〈2019年7月17日〉 アパホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉〈2019年7月17日〉
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