地区制
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/13 20:35 UTC 版)
「全国高等学校野球選手権新潟大会」の記事における「地区制」の解説
県高野連は2010年まで、県内を4地区に分割して公式戦を開催していた。下越地方のうち新潟市の一部を除く全域(北区の松浜・南浜地区、東区、中央区、江南区、南区、西区、西蒲区)と燕市、佐渡市の各校を「新潟地区」、下越のうち新潟市の一部(北区の豊栄地区、秋葉区)と加茂市、五泉市、阿賀野市、阿賀町、新発田市、胎内市、村上市の各校を「下越地区」、中越地方のうち加茂市と柏崎市を除く各校を「中越地区」、柏崎市と上越地方の各校を「上越地区」に振り分けて公式戦の日程を編成していた。 しかし4地区は加盟校数・部員数とも長年に渡って不均衡なままで、加えて高速交通網の整備進捗や少子化、さらには2000年以降の市町村合併とそれに伴う公立高校普通科の学区再編、2008年の公立普通科の学区制廃止などに伴い、実際の地勢や通学区域と地区割りとの間に整合性が取れなくなったことなどから、地区制の見直しを求める意見が寄せられていたのを受け、県高野連は2009年頃から地区割りの再編を検討してきた。 その結果、2010年12月3日に行われた県高野連の評議員会で新たな地区制変更案が承認された。これまでの4地区制を2地区制として新潟市・加茂市以北と佐渡市全域を「北支部」、三条市・燕市以南を「南支部」に分割し、これによって両地区とも加盟校数は48校ずつに均衡化された。またこれに伴い、各大会の使用球場数も各地区2球場の計8球場から、両地区3球場の計6球場に削減して県高野連及び各校の経費や移動の負担を軽減する措置が取られた。この2地区制は2011年から適用された。 夏季新潟大会の1回戦・2回戦は「地区予選」形式を踏襲して日程を編成し、各地区どうしでの対戦が組まれる。但し原則として3年おきに「全県一区制」で日程を編成し、1回戦から他地区どうしでの対戦が組まれる。なお全県一区制は記念大会の際にも採用されている。
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