名岐鉄道デボ600形電車
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名岐鉄道デボ600形電車(めいぎてつどうデボ600がたでんしゃ)は、現・名古屋鉄道(名鉄)の前身事業者の一つである旧・名古屋鉄道が導入した1500形電車のうち1519 - 1525の7両について、旧・名古屋鉄道の後身である名岐鉄道当時の1935年(昭和5年)に実施された形式称号改訂に際して付与された形式区分である。
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注釈
- ^ ただし時期は不明ながら、後年全車とも定格出力85 PSを公称する東洋電機製造TDK-516-Aまたは同TDK-31-SNに主電動機を換装している[7][8]。
- ^ 1941年(昭和16年)1月に撮影された画像において、デボ601(旧1500形1519)が当時既に丸窓を埋込撤去した状態であったことが記録されている[9]。
- ^ 同形式は後に名鉄河和線となる路線を敷設・運営した知多鉄道が、同社路線の開業に際して1931年(昭和6年)に新製した制御電動車デハ910形を前身とする[14]。知多鉄道の現・名古屋鉄道への吸収合併に際してモ910形と形式称号を改め、1964年(昭和39年)から翌1965年(昭和40年)にかけて台車・主要機器を3730系モ3730形の新製に際して供出し[15]、同時期に廃車となった木造車より発生した台車を装着して制御車ク2330形と形式称号を改めたものであった[15]。
出典
- ^ a b c 「私鉄車両めぐり(87) 名古屋鉄道 終」 (1971) p.63
- ^ a b c d e f g h i 「名古屋鉄道の車両前史 現在の名鉄を構成した各社の車両」 (1986) p.167
- ^ a b c d e f g h i j k l m 「私鉄車両めぐり(87) 名古屋鉄道 3」 (1971) p.63
- ^ a b c d 『写真が語る名鉄80年』 p.58
- ^ a b 『写真が語る名鉄80年』 p.188
- ^ a b c d e f g h i 『名鉄電車 昭和ノスタルジー』 pp.137 - 139
- ^ a b 「私鉄車両めぐり(46) 名古屋鉄道 補遺」 (1961) p.36
- ^ 『名鉄電車 昭和ノスタルジー』 p.147
- ^ a b 「戦争突入を目前にした1941年初頭の名鉄電車」 (2011) p.151
- ^ 「私鉄車両めぐり(27) 名古屋鉄道 3」 (1956) pp.36 - 37
- ^ 「戦争突入を目前にした1941年初頭の名鉄電車」 (2011) p.149
- ^ 『名古屋鉄道社史』 pp.339 - 341
- ^ 「私鉄車両めぐり(46) 名古屋鉄道 補遺」 (1961) p.33
- ^ 『名鉄電車 昭和ノスタルジー』 pp.152 - 153
- ^ a b 『名鉄電車 昭和ノスタルジー』 p.156
- ^ a b 『私鉄の車両11 名古屋鉄道』 p.176
- ^ a b 『名鉄電車 昭和ノスタルジー』 p.144
- ^ 「名鉄モ700、モ750を称え、その足跡をたどる」 (1995) p.112
- 1 名岐鉄道デボ600形電車とは
- 2 名岐鉄道デボ600形電車の概要
- 3 運用
- 4 脚注
固有名詞の分類
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