古代の攻城兵器とは? わかりやすく解説

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古代の攻城兵器

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/31 01:34 UTC 版)

攻城兵器」の記事における「古代の攻城兵器」の解説

最も初期装置破城槌であり、アッシリア人によって開発され古代ギリシアカタパルトがこれに次いだスパルタ人紀元前429年のプラタエア包囲戦破城槌投入したギリシャ人梯子による攻撃攻城兵器使用限定したようであり、ペロポネソス軍勢火焔放射器似た装置用いたようである。 より先進攻城兵器用いた最初地中海人々とはカルタゴ人であり、これらの人々シシリーギリシア植民地対し攻城塔破城槌投入した。これらの装置シラクサ統治者であるディオニュシオス1世影響及ぼし、彼は紀元前399年カタパルト開発した最初に攻城兵器大規模投入した二人統治者は、マケドニアピリッポス2世アレクサンドロス3世であった。彼らの巨大な装置印象的な兵器、たとえばマケドニア王デメトリオス1世のヘレポリス(市街奪取者)などに見られる進化拍車をかけた。これは紀元前304年のもので、9階建ての高さがあり、被覆されていた。直立時に高さ40m、幅21m、重量は180tであった。最もよく利用され装置単純な破城槌である。または亀に似た装置があり、これは幾種類かの工夫され方法自走し攻撃者比較安全に防壁または壕に到達することができた。海での包囲または戦闘には、シーソー似た機械であるsambykēもしくはsambuca使われた。これらは巨大な梯子で、折り畳まれベースとなる機構積載された。そして水兵を、海に面した都市防壁の上から送り込むのに用いられた。これらは通常、二隻かそれ以上からなる船を連結して積載し、また少数sambucaは、移乗する兵員を矢から防ぐため、上部防楯備えた。他の兵器は、抵抗する歩兵重量物を投射した。[要出典] 紀元前306年サムニウム人都市であるシルヴィウムの初期包囲戦のような戦いでは、ローマ軍は敵の防壁攻略際し土盛り傾斜路作るか、単に防壁よじ登るのを好んだ傾斜路で働く兵士達は、ヴィネアエと呼ばれるシェルターによって防護された。これは長い通廊形状になっていた。編み細工であるプリュタイは、建設中に、通廊正面保護するために用いられた。ローマがしばしば採用したもう一つ攻城兵器は、ギリシア水路でよく見られるカメ似ており、これはムスクルス(筋肉)と呼ばれた破城槌広汎用いられた。ローマ軍団最初攻城塔使用紀元前200年ごろである。 ヨーロッパ古代包囲戦において最初に立証され砲列部品とはガストラフェテスであり、ねじりを用いない太矢投射器の一種であった。これらは木製フレーム搭載された。より大きな機械は、石などを含む幅広い投射物装填するために滑車機構採用余儀なくされた。のち、発射にねじりの力を用い機構現れ、これは腱を使ったスプリング基本としている。オナガーは、ローマ軍による戦場での発明主なものだった。 中国において文献確かめられる最初期包囲戦用いられ砲列装置とは、墨子にある、梃子の原理牽引力作動させるカタパルトと、全高約2.4mの攻城弩である。墨子テキスト墨家一門により紀元前4世紀から3世紀書かれた。墨家とは、墨子思想春秋時代後期戦国時代初期興隆させたものである。我々が当時攻城技術に関して現在知ることの多くは、攻城戦に関する墨子14巻15巻内容52章から71章によって我々にもたらされたものである。これらは竹簡記載され保管されたが、テキスト多くは現在、不運なことに非常に腐朽している。しかし重度散逸にもかかわらず墨家細部への努力注意は、墨子他の作品分類するよう働き保証した。それは高度に描写的な機械的構造作動に関する詳述であり、これには雲梯回転式の弩、および梃子式のカタパルトがある。また攻城技術および攻城兵器運用今日にもまだ閲覧できる

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