双ツ神
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/28 17:01 UTC 版)
葛城 周輔(かつらぎ しゅうすけ) 双ツ神・東海道下ツ部に所属するアズラガ遣い。左頬に大きな刀傷を持つが、明るい性格で人懐こい(悪く言えば馴れ馴れしい)男。講主の命を受けて琢磨と接触する為に相新学園に転入してくる。 ネーミングセンスは悪く、自身のアズラガや自転車にも「○○子」と言う名を付けている。プラ子 アズラガ。冷静かつ真面目なタイプで周輔にもちょくちょく突っ込みを入れるが、基本的に他者とは壁を作らない周輔との関係は良好。だが、ときおり原因不明の頭痛や「斬らぬ術」が使えなくなるなど不穏な気配もある。刀の姿は柄頭に紐飾りが付いた半太刀拵えか軍刀に近い形状。 初登場は邪刀の破壊を依頼され、乙輪家を訪れた隆千穂の護衛役。周輔の専従になったのはその後なのか、偶々護衛を命じられていたのかは不明。 山之辺 諸常(やまのべ もろつね) 双ツ神・東海道下ツ部に所属するアズラガ遣い。時間の遅れやルールに厳しい生真面目な男。邪刀に操られた状態の相手とはいえ「人を斬る事」を咎める琢磨の真意を確かめるために立ち会いを申し込んだ。二房(ふたふさ) アズラガ。気配を読む能力が高い。人の姿は当初「レオタード一枚」といった状態で「集中できん(by.諸常)」と言う意見から拵えが追加された(それでも腿履きの袴に上着を羽織っただけ)。刀の姿は長巻に近い形状で柄頭側にも刃を持つ双身刀としても使用可能。 押坂 水葉(おしざか みずは) 双ツ神・東海道下ツ部に所属するアズラガ遣い。幼い少女で常にぬいぐるみを抱いている。自分に意見した琢磨を気に入るが、感情表現が少々屈折している。これ以降は琢磨に似せたぬいぐるみを持ち歩くようになる。オーロール アズラガ。和風の執事服の様なスタイルでフランス語の単語をよく使う。アズラガの中でも感情表現が豊かで水葉の世話役。刀の姿は水葉の背丈と大差ない巨大なブーメランと特異なタイプ。 アレハンドロ 双ツ神・東海道下ツ部支部長。女好きで結婚もせず美人とみれば声をかける老人。志津とは旧知でときおり会っている。組織内でも指折りの遣い手だったが、老齢のためアズラガ遣いには選ばれなかった。周輔の師匠。 本部で目撃した「何か」を否定して、宗像を「敵」と呼び各支部の人員と意見を交換していたが、吉士雪野に殺される。 穂積 当(ほづみ タギ) 双ツ神・東海道下ツ部に所属するアズラガ遣い。おかっぱ頭で袖なしの和服の上に同じく袖の無いフード付きのパーカーを羽織り、面頬を付けた姿で自己完結した物言いと嬲り殺しを好む男。遣われるようになってからそう時も経たないアズラガを何本も遣い潰しているため、周囲の受けも悪い。雑色を嬲っていたところを羽々斬丸と遭遇し、剣技で負ける。本部の宗像から「真の力」を伝えられ、その力で胡蝶を倒す。羽々斬丸と再び立ち会うが、力を過信して限界を越えてしまい敗れる。隠し持ったナイフと毒薬でさらに挑むが殺された。名無し(仮) アズラガ(打刀)。疲労したアズラガを自ら打ち折ったタギに与えられた新しいアズラガ。10代前半の少女の姿だが、その姿と「鉄の気配」にはある刀の面影があり、羽々斬丸の呼びかけにも反応しているが、当が敗れたあとは双ツ神に戻る。 吉士 雪野(きし ゆきの) 双ツ神に所属するアズラガ遣い。レイピア型のアズラガを遣う。「指示されていないことは禁じられている訳ではない」と言う屁理屈で独断行動をする男。 都々岐 軍(つづき ぐん) 双ツ神に所属するアズラガ遣い。任務時のスタイルは上半身裸で蛇の刺青がある。仕込み短刀型のアズラガは左手に括りつけており、無手の格闘で戦う。戦えればそれで良いと考えることを半ば放棄しているバカ。 秦 辰三(はた たつぞう) 双ツ神に所属する老人。宗像派に対しての反抗を決めた周輔たちが乙輪家に転がり込んだ際にはがねの父・叡鉄の死因と殺害した相手の情報を引き換えに取引を申し込んだ。 宗像 聡史(むなかた そうし) 双ツ神・講主代行を名乗る男。組織を私物化している他、何らかの「問題行為」をしていると言われている。タギに「真の力」の遣い方を教えるが、その為のリスクは伝えなかった。ハイデラ、セカンダラ アズラガ。肌色は違うが双子の様にそっくりな姿で、互いに言葉を掛け合わせるように会話する。刀の姿は定寸の打刀のようだが、「二刀流」で戦うのかは不明。 二神 真日刀(ふたがみ まひと) 双ツ神・講主を名乗る豪放磊落な男だが、剣術と双ツ神の目的である「邪刀の根絶」以外は興味がないらしく、組織の運営は宗像に丸投げしている。 剣術の腕は羽々斬丸と渡り合うほどだが、専用のアズラガは持っていない。
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