参議院広島県選挙区
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 01:16 UTC 版)
「河井夫妻選挙違反事件」の記事における「参議院広島県選挙区」の解説
2020年10月時点で、河井案里は逮捕前日に自民党を離党してから4か月が経つが、自民党広島県参院選挙区第七支部(所在地は既に閉鎖された広島市中区の案里の地元事務所)は存続し支部長に留まっているという歪な状態であり、自民党広島県支部連合会は「離党者の党支部は速やかな解散が普通」と主張、決定権を持つ党本部は「検察の捜査で収支を確定できない」としていた。 河井案里が2021年2月3日に議員辞職願を提出。同日の参議院本会議で辞職が許可された。 その後、2月5日午前0時に有罪が確定。当選無効に伴う再選挙は2021年4月25日に行われることとなった。 立憲民主党は2月から候補者の人選を進め、瀬戸内海放送出身のフリーアナウンサー・宮口治子や弁護士の郷原信郎ら3人の名前が浮上していた。郷原は3月9日、立候補しない意向を示し、同党は3月14日、宮口を推薦候補として擁立することを決めた。国民民主党は3月18日、宮口の推薦を発表した。社会民主党は3月23日、宮口の推薦を決めた。日本共産党は3月28日、宮口を支援すると明らかにした。 日本維新の会の県支部である広島維新の会は2月から候補者公募を開始した が、4月1日、擁立を見送ることを発表した。 2月11日、れいわ新選組代表山本太郎は広島市南区で記者会見し、参議院広島県選挙区の再選挙(4月8日告示、25日投開票)に候補者を擁立すると発表し、全国公募を開始、公募は2月28日まで受け付け。山本自身の出馬は公募の結果次第で「選択肢として排除しない」とし、野党統一候補を擁立する可能性も含みをもたせた。しかし、3月26日に党として候補者を擁立することは断念すると表明した。 2月19日、NHK受信料を支払わない方法を教える党は2月19日、党職員で元運送会社社員の山本貴平の擁立を発表。 2月26日、元官僚の西田英範(広島市安佐北区出身、退職時は経済産業省産業技術環境局基準認証政策課課長補佐)が広島市内で記者会見し、自民党公認で立候補することを表明した。 4月8日、参議院広島選挙区の再選挙が告示。自由民主党公認の西田英範(元経済産業省官僚 / 推薦:公明党)、諸派の政治団体「結集ひろしま」公認の宮口治子(フリーアナウンサー / 推薦:立憲民主党、国民民主党、社民党)、NHK受信料を支払わない方法を教える党公認の山本貴平(NHK受信料を支払わない方法を教える党職員)の他、いずれも無所属の佐藤周一(介護ヘルパー)、大山宏(元会社員)、玉田憲勲(医師)の新人6人が立候補を届け出た。投開票は4月25日。 4月11日、宮口治子が広島市内で行った街頭演説に、立憲民主党の枝野幸男代表と国民民主党の玉木雄一郎代表が応援に駆けつけ登壇。同日、西田英範がJR広島駅前で行った街頭演説に、公明党の山口那津男代表と自民党広島県連会長の岸田文雄前政調会長が応援に駆けつけ登壇した。4月18日には、自民党の下村博文政調会長が広島市内のホテルで開かれた総決起大会に出席、立憲民主党の枝野幸男代表が呉市のJR呉駅前で街頭演説した。4月23日には、宮口治子が広島市内中心部の商店街で行った街頭演説に、立憲民主党常任顧問の岡田克也と代表代行の蓮舫が駆けつけ登壇した。河井夫妻買収事件に関わった広島県議や広島市議らは表立った選挙応援はしなかった。 投開票日の4月25日、午後10時台に報道各社が宮口治子の当選確実を報じた。この報を受け自民党西田陣営の選挙対策本部長宮沢洋一参議院議員は「最後の最後まで河井夫婦にたたられた」と本音を漏らした。宮口治子のこの当選により、自民党が結党された1955年以降、保守地盤の厚い広島県選挙区で初めて自民党以外の候補による改選2議席の独占となった。宮口治子は今後、前回の参院選で河井陣営に提供された1億5000万円についての説明責任などを追及していきたいとした。
※この「参議院広島県選挙区」の解説は、「河井夫妻選挙違反事件」の解説の一部です。
「参議院広島県選挙区」を含む「河井夫妻選挙違反事件」の記事については、「河井夫妻選挙違反事件」の概要を参照ください。
参議院広島県選挙区
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 14:33 UTC 版)
「2021年日本の補欠選挙」の記事における「参議院広島県選挙区」の解説
選挙事由:河井案里(無所属)が、第25回参議院議員通常選挙にかかる公職選挙法違反(河井夫妻選挙違反事件)により一審(東京地方裁判所)で有罪判決を受け、2021年2月5日に判決が確定したことに伴い当選無効となったことによる。
※この「参議院広島県選挙区」の解説は、「2021年日本の補欠選挙」の解説の一部です。
「参議院広島県選挙区」を含む「2021年日本の補欠選挙」の記事については、「2021年日本の補欠選挙」の概要を参照ください。
参議院広島県選挙区(再選挙)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 14:33 UTC 版)
「2021年日本の補欠選挙」の記事における「参議院広島県選挙区(再選挙)」の解説
立候補者をめぐる動き 自由民主党は2021年2月24日、経産官僚の西田英範を公認した。公明党は3月18日、西田の推薦を決めた。 立憲民主党は2月から候補者の人選を進め、瀬戸内海放送出身のフリーアナウンサー・宮口治子や弁護士の郷原信郎ら3人の名前が浮上していた。郷原は3月9日、立候補しない意向を示し、同党は3月14日、宮口を推薦候補として擁立することを決めた。国民民主党は3月18日、宮口の推薦を発表した。社会民主党は3月23日、宮口の推薦を決めた。日本共産党は3月28日、宮口を支援すると明らかにした。当初は無所属での立候補が予定されていたが、立憲民主党・社会民主党・新社会党の県組織で作る政治団体「結集ひろしま」公認での立候補となった。 NHK受信料を支払わない方法を教える党は2月19日、党職員で元運送会社社員の山本貴平の擁立を発表した。 日本維新の会の県支部である広島維新の会は2月から候補者公募を行っていたが、4月1日、擁立を見送ることを発表した。 れいわ新選組は2月中に公募を行い候補者を擁立するとしていたが、3月26日、擁立を断念すると発表した。 介護職員の佐藤周一が3月10日に立候補を表明した。佐藤は元広島県職員で、現在は介護ヘルパー。緑の党グリーンズジャパンの地域組織「緑の党・ひろしま」で、2012年の設立時に共同代表を務めていたことがある。本選挙ではれいわ新選組の候補者公募に応じていたが、いずれの政党・政治団体からも公認や推薦を受けなかった。 元会社員の大山宏が3月24日に無所属での立候補を表明した。 医師の玉田憲勲が3月29日に無所属での立候補を表明した。 候補者一覧(届け出順)氏名年齢党派新旧肩書推薦・支持宮口治子 45 結集ひろしま 新 フリーアナウンサー 立憲民主党・国民民主党・社会民主党・新社会党 佐藤周一 45 無所属 新 介護職員 大山宏 72 無所属 新 元会社員 玉田憲勲 63 無所属 新 医療法人理事長 西田英範 39 自由民主党 新 元経済産業省課長補佐 公明党 山本貴平 46 NHK受信料を支払わない方法を教える党 新 党職員、元運送会社社員
※この「参議院広島県選挙区(再選挙)」の解説は、「2021年日本の補欠選挙」の解説の一部です。
「参議院広島県選挙区(再選挙)」を含む「2021年日本の補欠選挙」の記事については、「2021年日本の補欠選挙」の概要を参照ください。
- 参議院広島県選挙区のページへのリンク