再選挙(さいせんきょ)
選挙の結果、法定得票数に達する候補者がなく当選人が出なかった場合、はじめから選挙をやり直すこと。公職選挙法の規定に基づき、再選挙が実施される。
公職選挙法によると、地方自治体の首長選挙で有効投票数の4分の1以上を獲得した候補者がいなかったとき、再選挙を実施することになっている。得票数が少ないと、当選に民意が反映されていないと考えられるためだ。
選挙管理委員会が「当選人なし」と告示して、14日以内に異議申し出がなければ、50日以内に再選挙が実施される。
地方自治体の首長選挙における再選挙は、1979年4月の千葉県富津市長選と1992年2月の奈良県広陵町長選の2例があるに過ぎない。
13日に投票および開票のあった札幌市長選挙では、7人の候補者が乱立した混戦の結果、法定得票に達する候補者がなく、再選挙の実施が決まった。
(2003.04.18更新)
再選挙
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再選挙(さいせんきょ)は、日本の公職選挙法109条及び110条に定める特別選挙の一種。再選挙の原因には候補者の獲得数の要件に関するものも含まれるが、多くの国では上位候補による決選投票制を導入しており、立候補から仕切り直しを行う制度は珍しいとされている[1]。
注釈
出典
- ^ 加藤秀治郎. “選挙制度に託す、未来へのメッセージ”. 東洋大学. 2022年10月8日閲覧。
- ^ 公職選挙法 - 法庫 houko.com
- ^ 中村雅和 (2022年10月3日). “品川区長選で異例の「再選挙」 トップ不在の臨時体制 今後の流れは”. 産経新聞. 2022年10月4日閲覧。
- ^ 平成4年2月2日執行 広陵町長選挙結果 広陵町選挙管理委員会 (PDF)
- ^ “次点でも諦めない!選挙や当選に関する不服申立を特定行政書士が解説します |公選法専門行政書士選挙プランナーの選挙コンサルティング” (2015年12月13日). 2024年7月5日閲覧。
- ^ 第5回補充立候補制度等のあり方に関する研究会 14頁 (PDF) - 総務省
- ^ 平成5年8月8日執行 広陵町長選挙結果 広陵町選挙管理委員会 (PDF)
- ^ “「再選挙」過去6回はいずれも波乱含み 6票差の決着、3位から逆転…品川区長選はどうなる?”. 東京新聞. 2022年10月26日閲覧。
- ^ “市川市長選 再選挙 1月14日投開票は再協議”. 東京新聞. (2017年11月30日) 2017年11月30日閲覧。
- ^ 群馬、昭和村議選、定数割れで再選挙へ 県内の市町村議選で戦後初(産経新聞、2018年11月27日)
- ^ “令和5年4月9日執行長野県議会議員一般選挙”. 2024年7月5日閲覧。
- ^ “令和5年9月24日執行岡谷市議会議員再選挙”. 2024年7月5日閲覧。
再選挙
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「第17回統一地方選挙」の記事における「再選挙」の解説
千葉県議会議員選挙において、後述の経緯により浦安市選挙区で「当選者なし」の結果となったため、再選挙が5月13日告示、5月22日投開票で実施された。
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再選挙
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「2017年ケニア国政選挙」の記事における「再選挙」の解説
詳細は「2017年10月ケニア大統領選挙(英語版) 」を参照 最高裁は9月1日の判決で60日以内の再選挙を命じた。だが、オディンガ候補は再選挙までにIEBCの改革が間に合わないとして立候補を取りやめると宣言した。野党側はこれにより大統領候補の指名から選挙をやり直すことになり、IEBCの改革に割く時間が確保できると主張していた。しかし、IEBCは予定どおりに10月26日に選挙を実施することにし、オディンガは前日に投票不参加を呼び掛け抵抗運動の継続を宣言した。一部の地域では大雨により投票が28日に延期され、またケニア西部では治安上の問題から投票が延期され、26日から暴動が続き死者も発生する事態となった。結局、有権者の投票率は4割に満たなかったもののケニヤッタ候補が9割を超える得票率で再選した。野党側は再び選挙結果に異議を唱えたが、最高裁は11月20日に野党の申し立てを棄却しケニヤッタ大統領の再選が確定することになった。
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「2021年日本の補欠選挙」の記事における「再選挙」の解説
参議院広島県選挙区 選挙事由:河井案里(無所属)が、第25回参議院議員通常選挙にかかる公職選挙法違反(河井夫妻選挙違反事件)により一審(東京地方裁判所)で有罪判決を受け、2021年2月5日に判決が確定したことに伴い当選無効となったことによる。河井は2021年2月3日に議員を辞職しており補欠選挙の事由も生じているが、総務省は「当選無効の効果は当初選挙に遡って適用され、補選事由と再選挙事由が同時に発生した場合には再選挙事由が優先される」として、当該選挙区について(統一対象)再選挙として扱う見解を示している。国政選挙の再選挙は1994年以来27年ぶりであった。
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