2003年最高裁判所裁判官国民審査とは? わかりやすく解説

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2003年最高裁判所裁判官国民審査

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/25 16:52 UTC 版)

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2003年最高裁判所裁判官国民審査(2003ねんさいこうさいばんしょさいばんかんこくみんしんさ)は、2003年平成15年)11月9日第43回衆議院議員総選挙と共に執行された最高裁判所裁判官国民審査

総論

9人の最高裁判所裁判官に対して国民審査が行われ、全員罷免しないとされた。投票率は58.12%であった[1]

過去の国民審査公報では一裁判官につき千文字以内という規定があったが、2003年7月24日の最高裁判所裁判官審査公報発行規程(中央選挙管理会告示)改正で文字数制限が撤廃された[2]

国民審査の結果

裁判官 罷免を可とする票 罷免を可としない票 罷免を可とする率
泉 徳治 4,139,583 52,621,779 7.29%
上田豊三 3,979,280 52,782,152 7.01%
甲斐中辰夫 4,052,112 52,709,395 7.14%
島田仁郎 3,931,312 52,830,204 6.93%
濱田邦夫 3,926,951 52,834,590 6.92%
滝井繁男 3,784,689 52,975,848 6.67%
深澤武久 3,806,242 52,955,286 6.71%
藤田宙靖 3,742,379 53,019,097 6.59%
横尾和子 3,911,258 52,850,196 6.89%

最高裁判決における裁判官の意見

2003年11月9日までの最高裁判決における意見(意見が分かれたものに限定)。

判決日 裁判
徳治
上田
豊三
甲斐中
辰夫
島田
仁郎
濱田
邦夫
滝井
繁男
深澤
武久
藤田
宙靖
横尾
和子
2001年3月30日 福岡高裁判事妻ストーカー事件に絡む
福岡高裁判事の処分
戒告
2001年12月18日 2000年衆院選の一票の格差(2.47倍) 違憲
選挙有効
2003年3月28日 婚外子相続差別訴訟 違憲
2003年3月31日 婚外子相続差別訴訟 違憲 合憲 合憲 違憲 合憲

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 西川 2012, p. 77.
  2. ^ 西川 2012, p. 168.

参考文献

  • 西川, 伸一『最高裁裁判官国民審査の実証的研究 「もうひとつの参政権」の復権をめざして』五月書房、2012年1月27日、第1刷。ISBN 978-4772704960

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