再選挙結果
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「2003年札幌市長選挙」の記事における「再選挙結果」の解説
再選挙の結果、4月選挙で1位となった上田が、石崎と中尾を破って初当選した。上田の当選で44年ぶりにこれまでの市役所OB出身者から民間人出身者が市長となった。投票率は投票日がYOSAKOIソーラン祭りの最終日に重なったことも影響し、4月選挙を10%以上も下回って過去最低となった。 投票率:46.38%(投票者数683,559名)4月選挙の投票率57.32% 開票結果当落候補者党派新旧得票数得票率推薦・支持党派当選 上田文雄無所属新人282,17041.67%(推薦)市民ネット (支持)民主党・社民党 石崎岳 無所属 新人 256,173 37.83% (推薦)自民党・保守新党 (支持)公明党 中尾則幸 無所属 新人 126,488 18.68% 青山慶二 共産党 新人 12,315 1.82% 有効得票677,146無効票6,381 投票総数683,527出典:“平成15年6月8日執行 札幌市長再選挙 投票確定(全市)”、平成15年6月8日執行 札幌市長再選挙 開票結果(全市).札幌市選挙管理委員会。2011年11月19日閲覧。 当選した上田は、労組からの支援に加え非営利団体(NPO)など市民運動グループが草の根運動を展開し、無党派層にも支持を広げたこと、選挙最終盤では4月選挙で自民党推薦で立候補した道見ら3候補の支持も得たことが功を奏した。一方、石崎は自民党や公明党の支持母体である創価学会の支援など組織固めを図ったものの、候補者を強引に差し替えたことに対する反発が強く、無党派層に支持が広がらなかった。無党派を掲げて再度立候補した中尾は前回立候補した無党派候補の大半が上田支持に回り、支持に広がりを欠いた。 北海道新聞社が行った出口調査による政党支持別でみた場合、上田は無党派層の5割近く、民主支持層の8割弱、選挙運動を中止し自主投票となった共産支持層の4割以上を獲得した。一方、石崎は自民支持層の75%近く、公明支持層の85%余を獲得したが、無党派層では24%程度に留まった。無党派層における中尾の支持は26%程度に留まった。
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