北城学園の人々
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「生徒諸君! 最終章・旅立ち」の記事における「北城学園の人々」の解説
旧若幸田村にある私立の学校機関。留学の便を考え9月入学制(初年度は4月から6月まで補習を行っていた)をとる。幼稚部(保育幼稚園)・小学部・中学部がある。飛び級がある。学費はスポンサー(幾島電器・大日ヶ丘ケミカル・昭和堂貿易・岩田貿易・ホテル=ユニオン)が出してくれるので無料である。理事長は北城誠士、校長は金田巌だが、実質上の経営者は北城尚子である。 金田巌(かねだ いわお) 聖美4中時代のナッキーの恩師。請われて北城学園の校長になる。息子の発(あきら・高3)と娘の美姫(中2)も北城学園に入学し、ナッキーの指導を受ける。 金田淑子(かねだ としこ) 巌の妻。元は巌の同僚で、後に悪たれ団のお節介で婚約し結婚した。家庭科教員。栄養士の資格を持っており、学園の給食センターを立ち上げる。 瀬川真子(せがわ まこ) 御園中時代のナッキーの教え子。新卒で北城学園の教師になる。低学年クラス副担任で、準にピアノの手ほどきをする。ヨアキムと仲良くなり、ヨアキムに「マコサン」と呼ばれている。告白されるまでヨアキムの好意に気づかなかった。留学する準の親代わりとしてウィーンに渡る。ヨアキムに告白されて相思相愛の恋人になる。 三宅静香(みやけ しずか) 御園中時代のナッキーの教え子。北城学園保育幼稚園の保育士になる。担任する児童の父親と不倫関係に陥るが、ナッキーに諭され別れる。内海に告白され、友人からのつき合いを始める。 戸田(とだ) 御園中時代のナッキーの同僚。ナッキーの教育方針に賛同し北城学園の教師になる。数学担当。 内海(うつみ) 保健体育担当。ナッキーの道徳の授業のビデオを内緒で撮っていた。ナッキーと金田校長が学園の教育方針について教育委員会に呼び出された際、このビデオが説得材料となる。柔道3段。三宅の過去の不倫も知った上で彼女に交際を申し込んだ。 立川準(たちかわ じゅん) 開校直前に北城学園に編入してきた小学校2年生。発達障害があり前の学校では厄介者扱いだった。絶対音感があるため生活音が雑音に聞こえてパニックになることに気づいたナッキーの助言で、興味があるピアノと英語を、それぞれ瀬川とヨアキムから習い始める。授業中は外界の音をカットするためにとヘッドホンをつけている。ピアノは芸美大の梅原哲治教授に才能を認められ内弟子として引き取られ、後にウィーンの音楽院へ特待生として留学することに。 真田譲(さなだ ゆずる) 初登場時35歳。1年目の冬にやってきた新任教師。マサチューセッツ工科大学院講師をしていたが日本の教育に憂いを感じ帰国、あちこちの学校を転々と巡るものの長続きせず、ついには眼病で2年前に視力も職も失った。赴任早々に優れた指導力で全学の児童生徒の信頼を勝ち取る。施設育ち。学園から歩いて20分の家に下宿している。専門は理科全般だが、宇宙理論から考古学までOK、語学にも堪能。洞察力が鋭くナッキーの過去を見破った。しかし、恩師である研究所の所長に一個人の幸福に埋没して凡人になり下がり、世界のために優秀な頭脳を使わない気かと言われて恋人を捨てたことを尚子との会話で悔やみ、他の男性と結婚して幸福な家庭を営む元カノのベニー(ベアトリックス)に心から謝罪する。フランス語を学ぶ生徒を適性が無いと切り捨てようとしたこともあったが、ナッキーに「生徒は教師の結果」だと諭され改めて向き合う決意をした。死刑囚の息子というレッテルを貼られ、北城学園のクラスメイトにすら罵声を浴びせられる少年をナッキーと共に守り指導する。死刑囚の父親を持つ柏ノ原涼介を指導し、将来は養子に迎えたいと考えて実父にも許可を得る。
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