中華民国・現代とは? わかりやすく解説

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中華民国・現代

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/13 07:25 UTC 版)

中国の書論」の記事における「中華民国・現代」の解説

民国期長期にわたる政情の不安定戦乱の中、国力回復努力する一方文教政策にも力を注ぎ文字資料更なる出土得て、その学術研究進展した現代書法清代書法との差異は、清末以降出土された木簡などの文字資料研究影響大きい。この研究書として羅振玉王国維などが重要な著録残している。 清代金石学勃興して篆隷盛んに書かれたが、当時書人木簡隷書知らない。碑は儀礼的なもので、結体・用筆ともに整理されて、当時実用の字とはかなり性質が違う。これに対し木簡日常生活の中でメモとったり手紙書いたりと、紙がなかった時代に紙の代用としての役割果たしたため自然に字を書いている。しかも肉筆のため、いままさにこれを書いたというような視覚的な効果があり、碑の隷書木簡隷書とは感覚的にその本質が違う。そして、この木簡率意の書は今日の書道観における書の理想一致していると青山杉雨はいう。その書の理想とは、「生々しい視覚と書者の人間性との兼ね合いによって生み出される鮮やかな表現である。」とし、「木簡こそまさに今日の我々の書道観を充足させてくれる資料であるということできよう。」と述べている。 1973年馬王堆帛書発見があったが、これも非常に自然に書いてあり、その運筆軽妙速度がある。西川寧は、「スイスイ書いてある。」と表現しているが、篆書行書を書くくらいのスピードで非常に巧みに書いている。これについて今井凌雪は、「この一群篆書から我々の今の篆書書き方反省できるし、また行・草というより動的な書体生まれ必然性強く感じる。」と述べている。 清末以降出土された文字資料は、前漢初期から200年間の肉筆文字20万字にも及ぶ。いままでこの200年間の文字資料が非常に少なく、特に前漢初期のものがなかった。しかも、この200年間にいろいろな書体生まれているということ分かっていたため、ちょうどその時期の大量文字資料の発見考古的な価値もちろんのこと書法上でも非常に大きな貢献をした。その中で当時実用に書かれている書は隷書だけでなく、その略字としての章草書かれているという事実があり、その起源理解しにくかった草書研究関心集め以後書体研究盛行発端となった殷虚書契殷虚書契』(いんきょしょけい前編8巻1913年)・後編2巻1916年)・続編6巻1933年)は、羅振玉編。羅振玉所蔵甲骨文影印本前編2000余片、後編1000余片を集編。続編には他家所蔵のものを含む。 殷虚書契考釈 『殷虚書契考釈』(いんきょしょけいこうしゃく3巻は、羅振玉撰。1914年出版し1927年増訂され、3巻となった。『殷虚書契』の甲骨文を8編に分けて釈したもの。 殷虚書契殷虚書契』(いんきょしょけいせいか、『殷虚書契精華』とも)1巻は、1914年羅振玉編。羅振玉所蔵甲骨文の中で破損しやすく墨拓したことのない最大サイズ甲骨8片と小骨60片の影印本流沙墜簡 『流沙墜簡』(りゅうさついかん3巻補遺1巻は、1914年羅振玉王国維共撰。羅振玉王国維日本亡命中に出版した敦煌文献研究書敦煌文献写真から588片の図版を撰んで各々に考釈を加えた内容第1巻小学術数方技書、第2巻が屯戍叢編、第3巻が簡片で、その他に尼雅木簡西域長史李柏文書などを補遺として付録している。

※この「中華民国・現代」の解説は、「中国の書論」の解説の一部です。
「中華民国・現代」を含む「中国の書論」の記事については、「中国の書論」の概要を参照ください。

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