七月小学校教師
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/21 10:08 UTC 版)
吉沢校長 七月小学校の前校長。女性。光が5年生になる前の春休みにクモ膜下出血で急逝する。 光のあさがお教室編入希望に対し、受け入れに積極的であった。また、校長の立場でありながら毎朝校門前に立ち、生徒一人一人に声をかけ目を配らせていた。その教育姿勢は、亡き後も七月小学校の若い教師たちに引き継がれて行った。 酒豪で、趣味は油絵。宗教やしきたりなど細かい事に囚われない性格であった。女手ひとつで一人息子を育て上げた。 青木 繁(あおき しげる) 光が1年生〜4年生のときの、あさがお教室(特別支援学級)の担任。特殊教員免許保有者。 光達をきめ細かく指導してくれており、保護者の信頼も厚い。現在は島田小学校勤務。 若林 紀子(わかばやし のりこ) 光が1年生の時の交流学級の担任。又、光が4〜5年の時に在籍していたお料理クラブの顧問。 光が4年生の時の冬に青木先生と結婚し、6年生になる前の春に異動。 甲田 徹 (こうだ とおる) 吉沢校長の後任。障害児への支援については関心が薄い。世間体を気にする性格で、校長室隣だったあさがお教室を独断で遠い場所に移動させた。又、郡司先生があさがおの担任に慣れていない頃は光をしょっちゅう出歩かせてしまう彼女を叱る事が多々有った。その後も光の度重なる問題行動に悩まされた事から彼の小学校卒業後は穂田中学校ではなく特別支援学校へ行かせるべきだと考え、教頭と対立した。 光の林間学校の際には当時教員待ちだった栗林青年を光専用の補助員とし、光の支援に協力してくれた。 郡司先生 光が5年生の時のあさがお教室の担任で、信明が1年生の時の担任。光が1年生の時に事故に遭った原因に関わっていた事等から、あさがお教室就任前から幸子にとって印象が悪かった。定年退職前の1年間、体育の授業をやらなくていいという理由であさがお教室の担任を自ら進んで引き受けるものの、自閉症の知識は全く無かった為にトラブルが多発した。しかし、保護者(特に幸子)が何度もアドバイスやお願いを繰り返し、最終的に副島先生等専門家の手ほどきを受けてからは、順調に授業が出来るようになった。又、授業最終日には光が事故に遭ったときの事を気にしていた事や自閉症に対して無理解で迷惑をかけた事を幸子に詫び和解した。家庭では、定職に就かず、自由奔放なパラサイトシングルの一人娘と亭主関白気味の夫に悩んでいる。 定年退職後すぐに腰痛を悪化させ入院したが、その後の事は不明。 西脇先生 光が5、6年生のときの交流学級の担任。男性。 胃下垂で下戸。トレードマークはロン毛。保護者達の苦情を受けた後等、度々胃痛を訴えている。幸子の要望を素直に受け止め、信明、光をよく知る先生達からアドバイスを受け入れながら、光がクラスの一員として心穏やかに過ごせる様、積極的に支援してくれた。 小学校時代は父の仕事の都合で田舎の小さな小学校に通っていた。 土屋 かをり(つちや かをり) 七月小学校の養護教諭。 1年生の夏に光が事故に遭い倒れた時から何かと世話になっている。光が学校で作ったクリスマスリースを「お世話になった人」に渡すといわれた時、光は真っ先に彼女の元へ行った。 光が小学校卒業後に異動。その後、五利先生と結婚し、一女をもうける。 異動後も、様々な悩みを抱え込んでいる絵理の相談相手になり、絵理が養護教諭を目指すきっかけとなった。 第6巻では「道子」という名前だった。 五利 雅治(ごり まさはる) 光とは別のクラスの担任の立場でありながらも、光が1〜5年生の時、積極的に支援に関わり、行事等スムーズに参加出来る様考え工夫してくれた。パソコンの操作が得意で、5年生の宿泊学習時には光用のしおりを作ってくれた。若林先生と同時に異動。鉄道ファンでもある。 第6巻では「弘」という名前だった。 竹内 松子 (たけうち まつこ) 光が5年生の時の5年2組担任。トレードマークはパーマヘア。五利先生同様他クラス担任でありながら光の支援に積極的に関わり、行事等スムーズに参加出来る様協力してくれた。又、学生時代からキャンプに関わっていた事から、林間学校の際にはキャンプファイヤーの際の薪を綿密に計算して工夫しながら組んでくれた。 他の教員とは異なり、下の名前で呼ばれている。 教頭先生 男性。第7巻から登場したが、いつから在籍しているかは不明。 養護学校の教員である妻から色々教わったり、特別支援コーディネーターの勉強をしたりし、あさがお教室の生徒たちと遊んだりしてくれた。また、学校からの苦情に落ち込む幸子を励ましたり、赤松先生が困った時に助け舟を出したりしてくれた。 赤松 直樹(あかまつ なおき) 光が6年生の時のあさがお教室の担任。教員採用試験の倍率の高い年に採用された。 自閉症の知識は有るものの、自閉症児に接した事が無かった為に想定外の出来事に対処出来ず、生徒に怒りをぶつける事も多い。また、「指導力がない」と評価されることを恐れ、独りで問題を抱えがちであった。前任の学校ではモンスターペアレントたちの要求や苦情などに悩まされ、あさがお教室の保護者の相談や要望も同様と誤解し受け止めていた。五利先生と同じくパソコンが得意で、修学旅行の時には自分から光用のしおりを作ってくれた。しかし結局最後まで反省する気がなく、他の保護者や幸子たちとも和解には至らなかった。 桑畑先生 花音が1年生の時の担任。自閉症の兄がいる花音について理解し、その事が絡んでトラブルが起きた時には仲裁してくれた。 新しい保健室の先生 土屋先生の後任。名前は不明。 花音がクラスメイトの男子とトラブルを起こし、怪我した時は桑畑先生同様仲裁してくれた。
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