七月危機とは? わかりやすく解説

七月危機

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 09:07 UTC 版)

第一次世界大戦」の記事における「七月危機」の解説

詳細は「七月危機」を参照 暗殺事件により、七月危機と呼ばれる1か月間にわたるオーストリア=ハンガリードイツロシアフランスイギリス間の外交交渉が行われた。セルビア当局、特に黒手組関連大公暗殺陰謀加わっていると考え(後に事実であると判明)、セルビア人ボスニアにおける影響力消滅させようとしたオーストリア=ハンガリー7月23日セルビア対し最後通牒発しセルビア犯人黒手組調査させるべく10点要求突き付けたセルビア25日総動員したが、破壊分子運動の抑圧のための帝国政府の一機関との協力受け入れ要求した第五条と、暗殺事件調査オーストリア代表セルビア招き入れるという第6条除いて最後通牒要求受諾した。(これには異論もあり夢遊病者たちにおいてはセルビア回答文書行政文書傑作中の傑作で、一見受諾したように見せかけ大半要求拒否されていたという意見もある)その後オーストリアセルビアとの外交関係断絶翌日一部動員命じた。そして、1914年7月28日オーストリア=ハンガリーセルビア宣戦布告した7月29日ロシアセルビア支持してオーストリア=ハンガリー対す一部動員行ったが、翌30日には総動員切り替えたヴィルヘルム2世はいとこにあたるロシア皇帝ニコライ2世ロシア総動員取りやめるよう求めドイツ首相テオバルト・フォン・ベートマン・ホルヴェーク31日まで回答待ったロシアヴィルヘルム2世要請を断ると、ドイツロシア最後通牒発し動員停止することと、セルビア支援しない確約要求した。またフランスにも最後通牒発してセルビア守備関連する場合ロシア支持しないよう要求した8月1日ロシア回答した後、ドイツ動員してロシア宣戦布告した。これにより、オーストリア=ハンガリーでも8月4日総動員が行われた。 ドイツフランス中立留まるよう要求したのは、兵力展開の計画を選ばなければならなかったためであった当時ドイツでは戦争計画いくつか立てられており、どれを選んだとしても兵力の展開中に計画変更することは困難だった1905年立案され、後に修正されドイツシュリーフェン・プランでは軍の8割を西に配置するアウフマーシュ・IIヴェスト (Aufmarsch II West) と軍の6割を西に、4割を東に配置するアウフマーシュ・I・オスト (Aufmarsch I Ost) とアウフマーシュ・IIオスト (Aufmarsch II Ost) があった。東に配置する軍が最大でも4割留まりだったのは、東プロイセン鉄道輸送の上であったからだった。フランス回答しなかったが、自軍国境から10km後退させて偶発的衝突防ぎつつ予備軍動員するという、立場不明瞭な行動をした。ドイツはその対処として予備軍動員、アウフマーシュ・IIヴェスト実施する決定した8月1日ヴィルヘルム2世フランス攻撃されない限りイギリス中立留まるという誤報受けて小モルトケに「全軍を東に進めよ」と命じた小モルトケ兵士100万人の再配置不可能であり、しかもフランスドイツを「背後から」攻撃する機会与えるのは災難的な結果引き起こす可能性があるとヴィルヘルム2世説得した。しかしヴィルヘルム2世ドイツ軍ルクセンブルク進軍しないことを堅持、いとこのイギリス国王ジョージ5世からの電報先の情報誤報であることを判明してようやく小モルトケに「今やあなたは何をてもいい」と述べたドイツ8月2日ルクセンブルク攻撃3日フランス宣戦布告した4日ベルギードイツ軍対しフランスへ進軍するためにベルギー通過することを拒否すると、ドイツベルギーにも宣戦布告したイギリスドイツ最後通牒発しベルギーは必ず中立に留まらなければならない要求したが、「不十分な回答」を得た後、8月4日午後7時ドイツ宣戦布告した午後11時に発効)。

※この「七月危機」の解説は、「第一次世界大戦」の解説の一部です。
「七月危機」を含む「第一次世界大戦」の記事については、「第一次世界大戦」の概要を参照ください。

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