マルヨ無線事件とは? わかりやすく解説

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マルヨ無線事件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/16 00:45 UTC 版)

マルヨ無線事件[4](マルヨむせんじけん)とは、1966年昭和41年)12月5日福岡県福岡市下川端町(現:福岡県福岡市博多区下川端町)にある家電量販店で発生した強盗殺人・放火事件である[1][2]。当該事件は川端町事件[5](かわばたまちじけん)、マルヨ無線強盗殺人放火事件[6](マルヨむせんごうとうさつじんほうかじけん)とも呼ばれている。


注釈

  1. ^ 西日本新聞』(西日本新聞社)2001年4月2日朝刊では、当時新天町(福岡市中央区天神二丁目)で営業していた「マルヨ無線 新天町本店」店舗の売り上げ状況について報道されているが[7]、同紙2001年6月7日朝刊では、同店舗跡地にソニーグループの携帯電話・モバイルの専門販売店「S-CUBE」が開店することが報じられている[8]
  2. ^ 死刑囚O本人への尋問・鑑定や、火元となった同型石油ストーブの燃焼実験・検証など[11]
  3. ^ 共犯の元少年や、生存した被害者である元店員らへの証人尋問[11]
  4. ^ 1994年6月1日・7月18日と2度にわたりストーブの形状測定・前傾時の状態などを調べた[12]
  5. ^ ただし、O(2018年6月時点で71歳)より年長かつ存命中の死刑囚として、ピアノ騒音殺人事件(1974年に発生)の死刑囚(同月時点で90歳・東京拘置所に在監)や、袴田巌(82歳 / 袴田事件で死刑が確定したが、再審開始および死刑執行・拘置の執行停止命令を受け釈放中)らがいる[18]

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n 朝日新聞』2016年12月31日西部朝刊第一社会面29頁「逮捕50年 死刑囚の悔恨 マルヨ無線事件 O死刑囚手記 謝罪と再審請求、相反しない」(朝日新聞西部本社
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab 読売新聞』2019年3月17日西部朝刊第一社会面35頁「マルヨ無線強殺放火 O死刑囚 獄中半世紀内省の日々 本紙に手紙」(読売新聞西部本社
  3. ^ a b c d e f マルヨ無線事件”. コトバンク. 『朝日新聞』2015年4月15日朝刊第二社会面掲載キーワード「マルヨ無線事件」. 朝日新聞社. 2019年5月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年5月2日閲覧。
  4. ^ 德永響「日弁連支援事件 マルヨ無線事件―即時抗告棄却決定と特別抗告」『再審通信』第103号、日本弁護士連合会人権擁護委員会、2012年5月、29-32頁、NAID 40019339480 
  5. ^ 大塚公子『57人の死刑囚』 お-21、3号、角川書店角川文庫〉、1998年8月21日(原著1995年10月25日)。ISBN 978-4041878033 
  6. ^ 松宮孝明「再審請求審における総合評価―マルヨ無線強盗殺人放火事件再審特別抗告審決定について」『立命館法學』1999年6号、立命館大学法学会、2000年3月、1271-1288頁、NAID 40003743087 
  7. ^ 西日本新聞』2001年4月2日朝刊35頁「家電リサイクル法 戸惑いの初日 特需から一変 客足ばったり 運搬料金に差 業者探り合い」(西日本新聞社
  8. ^ 『西日本新聞』2001年6月7日朝刊9頁「ソニーグループの携帯・モバイル店 福岡市・天神あすオープン」(西日本新聞社)
  9. ^ a b c d e f 年報・死刑廃止 2020, p. 245.
  10. ^ 『西日本新聞』1995年3月29日朝刊31頁「マルヨ無線強殺再審請求、『放火無罪』訴え棄却、福岡高裁」(西日本新聞社)
  11. ^ a b c d 『朝日新聞』1993年4月23日西部朝刊第一社会面25頁「『マルヨ無線』事件死刑囚、一部無罪求め上申書 【西部】」(朝日新聞西部本社)
  12. ^ 『日本経済新聞』1994年6月2日西部朝刊社会面17頁「マルヨ無線事件、再審請求抗告審、ストーブ検証実施」(日本経済新聞西部支社
  13. ^ 『読売新聞』1994年4月22日西部朝刊第一社会面23頁「マルヨ無線事件 死刑囚再審請求で争点のストーブ実験検証 福岡高裁が決定」(読売新聞西部本社)
  14. ^ 『読売新聞』1994年7月19日西部朝刊第二社会面22頁「マルヨ無線強殺事件 ストーブ、検証で倒れず 原判決認定覆す結果/福岡高裁」(読売新聞西部本社
  15. ^ 『朝日新聞』1995年3月29日西部朝刊第二社会面30頁「再審請求棄却で特別抗告の方針 『マルヨ事件』弁護団 【西部】」(朝日新聞西部本社)
  16. ^ a b 最高裁第三小法廷 1998.
  17. ^ a b 森亮輔「死刑囚「生かされ」半世紀 手記で謝罪、心情つづる マルヨ無線事件」社会面、『西日本新聞ニュース西日本新聞社、2021年1月10日。2021年1月10日閲覧。オリジナルの2021年1月10日時点におけるアーカイブ。
  18. ^ 袴田さん再審判断 問われる死刑制度 > 高齢の確定死刑囚」『中日新聞しずおかWeb』中日新聞東海本社、2018年6月6日。2021年1月9日閲覧。オリジナルの2021年1月9日時点におけるアーカイブ。 - 袴田事件の死刑囚・袴田巌(2014年の再審開始・死刑執行および拘置停止決定により釈放中)の現況を追った記事。


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