マルチメディア端末
別名:マルチメディア情報端末、マルチメディアステーション、マルチメディアキオスク
英語:multimedia station
主にコンビニエンスストアに設置されている、ネットワークを通じた各種サービス・取引に利用できる電子端末の通称。ローソンに設置されている「Loppi」や、ファミリーマートに設置されている「Famiポート」などが該当する。
マルチメディア端末の典型的な用途としてはチケット類の予約・購入・発券の手続きが上げられる。オンラインで情報を取得し、希望に合うチケットの検索、空席の確認、予約処理といった手続きが行える。決済手続き後の実際の支払いは、マルチメディア端末そのものではなく、端末から発行された券を基にレジで行う方式が多い。
マルチメディア‐キオスク【multimedia kiosk】
読み方:まるちめでぃあきおすく
マルチメディアキオスク
マルチメディアキオスクとは、商店の店頭などに置かれるマルチメディア対応の情報端末のことである。コンビニエンスストアの店頭などに設置されている。
マルチマディアキオスクでは、チケット予約や公共料金支払い、クレジットカードの決済、デジタルコンテンツのダウンロード、商品の購入などを行うことが可能である。タッチパネルによる直感的な操作感で簡単に扱えるようになっている。
携帯電話やデジタルカメラなどとデータ交換が可能な端末もあり、デジタルカメラの写真画像をプリントアウトしたり、生写真をデジタルデータ化したりできるものもある。情報のやり取りに用いるため、各種メモリカードのインターフェースを備えている場合が多く、SmartMediaやCompactFlash、メモリースティックなどに対応している。
マルチメディアキオスクはコンビニエンスストアで積極的に導入されている。代表的なものとしてはセブン-イレブンの「セブンナビ」やローソンの「Loppi」がある。
マルチメディアステーション
(マルチメディアキオスク から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/24 21:57 UTC 版)
マルチメディアステーション(Multimedia Station、略称:MMS)は、コンビニエンスストアの店舗内などに設置された、双方向通信が可能な情報通信端末。形態により、マルチメディアキオスク(略称:MMK)、マルチコピー機などとも呼ばれる。
コンビニエンスストアなどがオンラインシステムを活用して、情報商材(チケット類=いわゆるプレイガイド機能、デジタルコンテンツ等)を取り扱うために、顧客自らの操作により商材を直接注文できるように設置したものである。機能の向上により様々な商材を扱えるようになっている。顧客は画面上のタッチパネルを操作して注文を行う。チケット類の購入にあたっては端末からクーポンを出力させ、レジにてクーポンおよび代金と引き替えにチケットを受け取る。
類型
MMS特化型
MMS機能に特化したもので、端末本体は現金を取り扱わない。主に日本と台湾のコンビニエンスストアで普及している。
- 日本
- Loppi(ローソン)
- MINISTOP Loppi(ミニストップ) - ローソン設置の「Loppi」とは取り扱いサービスが一部異なる。
- クラブステーション(セイコーマート) - 会員特典の受付、コンビニ決済(電算システム取り扱い)受付に特化。
- Famiポート(ファミリーマート) - 2022年8月までに廃止され、マルチコピー機へ機能統合。
- プラスe(ジェイ・シー・エム) - ガストなどのファミリーレストランの客席卓上に設置するタイプの端末[1][2]。2005年9月廃止[2]。
- 台湾
マルチコピー機
セブン-イレブンでは「マルチコピー機」と称し、店頭のコピー機にMMS機能を複合させている。ファミリーマートも専用端末「Famiポート」を廃止し、マルチコピー機へMMS機能を統合する方式へ移行した。
商品購入時に発行される申込券はレシートタイプではなく、A4判のコピー用紙に印刷される。
FAX組み込み型
公衆ファクシミリにMMS的な機能を持たせる事例もある。ヤマト運輸の「クロネコFAX」、初期の「Famiポート」など。
MMK (マルチメディアキオスク)
日本国内では「MMK」(「マルチメディアキオスク」の略)の名称で全国展開する[3]。ATM複合型とレジ端末組み込み型がある。
ATM複合型は、現金自動預け払い機 (ATM) にMMS機能を追加した複合機。ATM機能が中心で、現金取り扱い(金融機関の入出金、公共料金等収納代行)以外の機能は限定的で、形態としてはコンビニATMに類似する。
しんきんMMK
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レジ端末への組み込むを含む収納代行専門端末もあり、日本国内ではしんきん情報サービスとの提携による「しんきんMMK」として、コンビニエンスストア(NewDaysほか)、スーパーマーケット(イオングループほか)、ドラッグストア(ツルハホールディングスほか)などで、コンビニ決済対応あるいは専用払込用紙での収納代行に対応している[3]。
- 遠軽信用金庫、稚内信用金庫、鶴岡信用金庫、会津信用金庫、須賀川信用金庫、栃木信用金庫、足利小山信用金庫、アイオー信用金庫、館林信用金庫、桐生信用金庫、北群馬信用金庫、川口信用金庫、東京三協信用金庫、亀有信用金庫、巣鴨信用金庫、瀧野川信用金庫、昭和信用金庫、青梅信用金庫、かながわ信用金庫、川崎信用金庫、さがみ信用金庫、中南信用金庫、佐原信用金庫
- 店舗[3]
- イオングループ
- セブン&アイホールディングス
- アピタ
- ライフコーポレーション
- サミット
- トップ
- NewDays
- ヤマザキYショップ - 病院・施設内売店としての出店店舗に導入多数。
- ゼンショーホールディングス(さくらみくら、ジョイマート)
- リーベンハウス(コンビニエンスストア)
- アークスグループ(ウエスタン、ウエスタンパワーズ、ビッグハウス、ベルジョイス、みずかみ、ユニバース、東光ストア)
- 東武イーストモール、東武サウスヒルズ
- 北雄ラッキー・ラッキーマート
- ホクノー
- マエダ
- マイヤ
- よこまちストア
- いとく
- ウジエスーパー
- フレスコキクチ
- ヤマザワ
- タカヤナギ
- マルト
- リオン・ドール、スワストア
- かわねや
- サンユーストアー
- タイヨー
- たいらや
- ヤオハン、ヤオハンフードセンター
- 三徳
- 東武ストア
- 京王ストア、京王ストアエクスプレス
- 京急ストア
- 相鉄ローゼン
- 小田原百貨店
- 文化堂、スマイルワン
- ヤオマサ
- たまや
- ランドローム
- エスポット
- フードストアあおき
- ベニーマート、カブセンター、メガ
- マツモトキヨシ
- ドラッグセイムス、JUSTDRUG
- クリエイトSD
- コクミンドラッグ
- サツドラ
- ユニバーサルドラッグ
- コープさっぽろ
- 医療機関内売店
- 釧路労災病院、砂川市立病院、市立千歳市民病院、独立行政法人登別病院、苫小牧市立病院、北海道せき損センター、北見赤十字病院、網走記念病院、弘前愛成会病院、十和田市立中央病院、岩手県立中部病院、盛岡医療センター、石巻市立病院、秋田県立循環器・脳脊髄センター、秋田厚生医療センター、秋田労災病院、市立角館総合病院、山形県立中央病院、山形県立こころの医療センター、山形県立新庄病院、篠田総合病院、公立岩瀬病院、公立藤田総合病院、大原綜合病院内、白河厚生病院、茨城県西部メディカルセンター、石橋総合病院、国際医療福祉大学病院、那須中央病院、原町赤十字病院、田中病院[注釈 1]、館林厚生病院、群馬県立がんセンター、群馬中央病院、慶友整形外科病院、公立藤岡総合病院、公立富岡病院、利根中央病院、狭山尚寿会病院、所沢ロイヤル病院、東埼玉総合病院、さいたま北部医療センター、さやま総合クリニック、関越病院[注釈 2]、入間川病院、戸田中央総合病院、小川赤十字病院[注釈 3]、深谷赤十字病院、秩父市立病院、東埼玉病院、北里大学メディカルセンター、蓮田病院、東京都立広尾病院、東京都立豊島病院、東京都立松沢病院、東京大学医学部附属病院、東京山手メディカルセンター、東京労災病院、せんぽ東京高輪病院、東京葛飾総合病院、杏林大学医学部付属杉並病院、永寿総合病院、三宿病院、順天堂東京江東高齢者医療センター、板橋区医師会病院、国立東京病院、新山手病院[注釈 4]、公社多摩北部医療センター、公立阿伎留病院、南町田病院、神奈川県立がんセンター、神奈川県立精神医療センター、総合新川橋病院[注釈 5]、麻生総合病院[注釈 6]、横浜新緑総合病院、横浜舞岡病院、横浜新都市脳神経外科病院、横浜南共済病院、聖隷横浜病院、藤沢病院[注釈 7]、平塚共済病院、大和市立病院、国立箱根病院、湯河原病院、千葉県立佐原病院、みつわ台総合病院、下総精神医療センター、済生会習志野病院、手賀沼病院、聖隷佐倉市民病院、東千葉メディカルセンター、鳳生会成田病院
- 公共機関内売店
- 教育機関内売店
取り扱い品目例
端末の種類により扱わない品目も存在する。
- 収納代行(公共料金、通信販売の代金支払いなど)
- 交通チケット[注釈 10]
- 各種イベントなどの入場券
- スポーツ振興くじ (toto)
- 書籍、CDなどの予約購入
- クレジット(分割払い)の支払い
- キャッシング(消費者金融、クレジットカードなど)の返済
- 電子マネーへの残高積み増し(チャージ)
- プリペイド式携帯電話への残高積み増し(チャージ)
- インターネットオークションの発送受付(Yahoo!ゆうパック→はこBOON、廃止)
- 2000年代初頭には、D.C.T(デジキューブ)、MusicPOD(ブイシンク)、MusicDeli(メディアラグ)など、端末本体にMDを挿入して音楽コンテンツを購入できるタイプの端末も存在した。
脚注
注釈
出典
- ^ 「再編・淘汰 一段と加速 どうなる今年の流通業 外食 店舗を情報拠点に 高速通信やゲーム端末」『日本経済新聞』2002年1月4日付朝刊、18ページ
- ^ a b “ガストなどのファミレス卓上端末 プラスeでのプレイ”. IQ診断力脳. アキュートエンターテインメント. 2008年4月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年7月5日閲覧。 “インターネットアーカイブによる2008年4月20日時点のアーカイブページ”
- ^ a b c d e 公共料金等の窓口収納サービス MMK設置店リスト 株式会社しんきん情報サービス、2025年6月25日閲覧。
- ^ 沖縄県労働金庫による案内 沖縄県労働金庫、2010年9月15日[リンク切れ]
- ^ 青森県民生活協同組合
関連項目
外部リンク
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