ベルゼバブ配下のデビルサイダー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 00:57 UTC 版)
「ゴッドサイダー」の記事における「ベルゼバブ配下のデビルサイダー」の解説
ウトック 元は墓場に生えた木で、何千年もの間、瘴気を吸い続けたことによってデビルサイダーとなった。体内に棲みつく地獄虫・腐下郎(くさりげろう)を操り、人間やデビルサイダーの死体に潜り込ませて操ることから「死魔使い(デスマスター)」と呼ばれる。 ベルゼバブの命でデビルサイダーの死体を操って霊気たちを襲い、さらには無数の腐下郎を霊気たちの頭に潜り込ませようとしたが、神魔木破弾によって逆に腐下郎に自分の脳を喰われ、倒された。彼の話では知能の高い脳ほど美味だそうだが、本人の脳は手下が吐き出すほどまずかった。 ウッド・ワード(幻影) 悪魔画廊の一角「影喰らい」という絵の世界に住むデビルサイダーで、蛾のような姿をしている。「呪縛鱗粉(じゅばくりんぷん)」で動きを封じた相手から影を剥ぎ取り、スパゲティなどに調理して食べる。影を剥がれた者は、身体に穴が開き生きても死んでもいない状態になる。霊気を絵の世界に引きずり込み、影を剥いで穴開き状態にしたが、その影が姿を変えた「悪魔の側の霊気」によって引き裂かれた。直後に何百何千もの兄弟が現れ、霊気達を取り囲むも、本体は別にありそれらは全て分身であることを霊気に見抜かれたことで消え去った。 ウッド・ワード(本体) 絵の空間そのものを身体とする巨大なデビルサイダー。自身の体内に霊気を引きずり込み、上記のデビルサイダーの姿を含めた幻影を霊気に見せていたが、霊気を助けるためにエクトプラズムとなって侵入してきた流璃子に反応したことから正体を見破られ、真の姿を現す。 正体を見せてからも、異物を排除する白血球や強力な酸の胃液で霊気をなおも苦しめたが、血流に乗って脳髄に達した霊気に脳を斬られ、自身の胃酸で溶かされて死亡した。 装人蜘蛛(ホモ・スパイディー) 悪魔画廊の一角に住む。三つ目の巨大なクモの姿をしていて、腹部には悪魔の顔の模様が浮かぶ。過去に阿太羅が犯した罪(幼馴染のリーガを助けるために無害の女郎グモの群れを踏み殺す)の意識を利用し、原因となった幼馴染リーガの顔を使って怯んだところで正体を現し、長く伸びる口で阿太羅の首を挟んで攻撃、瀕死の状態まで追い込んだ。 その後、阿太羅の首を挟み切って止めを刺そうとしたが、ウッド・ワードの胃液流に乗ってやってきた霊気の剣を顔に突き刺され、そのまま胃液に溶かされて死亡。 怨醜鬼(ヘビークライガイスト) 悪魔画廊の一角に住む、骸骨で組まれた巨人のような姿のデビルサイダー。マリガンにベトナム戦場の記憶を見せ、怯んだところを捕獲し、巨大な棘付き槌で叩き潰す。ウッド・ワードの胃液に溶かされて死亡。 パラケルスス 悪魔病院の悪魔医師。通常は人間の医師のような姿で、デビルサイダーの治療、合成を生業としている模様。人間の精子を蒸留して得られた精製物と人間の血液から培養した無精女闘士(ホムンクルス・アマゾネス)を作り出す。悪魔警察隊の隊員に変装した霊気の機転によって騙され、瀕死の阿太羅とマリガンを細胞再生力があるフルオロカーボン液で蘇らせてしまう。ゴッドサイダーとして目覚めた無精女闘士・ジェミニーの返り討ちにより一度は死んだかと思われたが、悪魔の姿となって再び霊気を襲い、自分を裏切った無精女闘士達を一気に食い殺す。最後は加勢に駆けつけた法粛の賢者の石に吸い込まれ、メギドの火に浄化されて消滅。 ヒゲがドリルになって攻撃することができる。 ガリグレゴリィ 悪魔警察署長。全身をたえず変形させながら攻撃することで急所を見破られないようにする特技を持つ。部下のバタンガ、ハイドロス、ベヘモードを率いて霊気たちと戦うが、霊気の生浄光源壁に動きを止められ、首を斬られて敗北。霊気らを三分で肉塊にすると宣言し部下に葬送曲をセットさせたが、逆に三分で部下たちと一緒に全滅させられ日本人の余裕のなさを揶揄する台詞を残して死亡した。人間時代は多数のインディオを虐殺したスペイン軍指揮官として名前を知られていた。 バタンガ 悪魔警察本部長。手にした刃物で女性の体を切り刻むことを好む。必殺技のサイクロン・トマホークでジェミニーを切り刻もうとするも、彼女の胸を露出させるだけにとどまり、一撃で頭部を潰されて死亡。職位としては本部長は署長より上位であるはずであるが、署長の下位にいる理由は不明。 ハイドロス 悪魔警察捜査部長。腹部にある巨大な口で法粛を飲み込もうとするが、内部から「賢者の石」の炎を浴びて死亡。 ベヘモード 悪魔警察機動隊長。開いた頭から無数の刃が飛び出す「脳髄断首刀」で阿太羅を切り裂こうとしたが、阿太羅の千手斬舞によって寸断されて死亡。 ユダ ベルゼバブが持つ「愚者の石版」に埋め込まれた十二使徒ユダの頭蓋骨が魔物化したもの。武器は4本の腕に握った剣で、「賢者の石」の中に隠れて法粛の片腕を切り落とした。首から下は実体がなく、いかなる攻撃も通用しないが、阿太羅に唯一の実体である頭蓋骨を砕かれて消滅した。
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