プラーガの特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/07 17:55 UTC 版)
プラーガには、以下のような特徴がある。 宿主をコントロールできる。また、T-ウィルスとは異なり宿主の知能を保ち、他のガナードと意思伝達をすることも可能。 真社会性生物である。要するに、アリやハチ等と同じ社会を形成している事を示す。 多様な生物に寄生できる。この能力により、異生物の間でも相互リンクできる。 宿主を失ったプラーガは生命活動を維持できず、短時間で衰弱死する。 光を嫌い、特に強力な光を直接浴びると即座に死滅する。 プラーガに寄生されると主導権はプラーガに移って凶暴化し、寄生されていない外部の者を執拗に襲うようになる。また、生命力もケタ違いに高くなり、場合によっては頭部へのライフル弾の直撃にすら耐えうる。プラーガの卵を直接植えつけられた場合、成長しながら宿主の肉体を蝕み、ゆっくりと症状が進んでいく。逆を言えば、卵から成体になるまでに絶対的なタイムラグが存在しており、成体になるまでの間は自我を失わずにいられ、プラーガを除去できる間があることを意味しており、ルイス・セラのように卵の状態なら専用の薬を服用すれば除去できるほか、卵から幼体になると除去こそできなくなるものの、成長による侵食を一時的に抑えられる。レオンやアシュリーのように幼体の状態であれば、外科手術によって除去できるが、その際は専用の放射線機器を用いて体内のプラーガを焼き殺すことで除去が可能。ただし、幼体であってもある程度まで成長が進んでいると、除去が難しくなるかもしくは不可能となる。また、中枢神経につながるプラーガを殺すことになるので、治療中はかなりの苦痛を伴い、治療後は脳に重篤な意識障害を引き起こす危険性も孕んでいる(詳細は#治療法を参照)。 プラーガは音を感知する器官らしきものを体内に保有しており、ロス・イルミナドス教団の教祖やサラザール家の領主は、寄生体のみが感知できる特殊な音響や音波の類を用いてプラーガを操っているのではないかと、『4』でエイダに推測されている。例として、レオンと交戦中だった村人のガナード達が教会の鐘の音を聞いた途端、戦闘を放棄したことが挙げられる。また、『DM』劇中では支配種のプラーガを自らに投じたアレクサンドル・コザンチェンコが配下のリッカーに命令を出す際、金切り声のような音波を発する描写がある。 タイプ2とオリジナルの違いは、すでにこぶし大ほどに成長した球状のプラーガを経口摂取させる(口から押し込む)ことにより、数秒で宿主の肉体を支配させることができる点である。プラーガは宿主の食道を食い破って体内に侵入し、直に脊髄や脳といった中枢神経に取り付く。これにより、オリジナルの問題点でもあった完全に宿主の肉体を支配するまでのタイムラグを、大幅に短縮することに成功した。 タイプ3とオリジナルとの違いは、知能を残したまま強力な力を持たせるという発想にもとづき、支配種のプラーガの遺伝子を通常のプラーガに組み込んだことによって、従来のガナードよりも身体能力が向上することが主だった点である。しかし、それに成功したものの支配種プラーガの「宿主の体を変化させる」面が残り、宿主の肉体が一部変化してしまっている(オリジナルほど顕著ではない。具体的には体の大型化や皮膚の壊死など)。また、子供や女性には適合できず、タイプ3に寄生された女子供は全員が死亡している(後述)。身体能力の向上で最もわかりやすいのは脚力。 『5』では、ンディパヤ族の青年が書き残した日記(「村の青年の日記」)から、プラーガ(タイプ3)の人間への浸食の模様が垣間見られる。当時流行り始めていた疫病対策にトライセルからワクチンと言われるもの(プラーガ3の胞子か幼生と思われる)を投与される(青年は最初断ったものの、二度目は伝染病の予防接種と信じた村民に無理矢理連行され、投与される)。その後、村民達は突然狂気に飲まれ始め、戦闘装飾(メイク)を施したり武装したり、何も無いのに祭りを始めたり同士討ちを始めたりと、少しずつプラーガのもたらす殺戮衝動のままに動き始めていた(ゲーム中で見られる裸に近い民族衣装は、普段は着ない祭り衣装であった)。また、同じく投与された女子供は高熱を出した後に死に至るか、男性に殺されるなどして全滅する。青年も投与されていたため、ノートの文章が次第に壊れていく。なお、『4』のエンディングでも村民達が教団の手によりプラーガに浸食される様子が描かれている が、作中に文書で具体的に書き記されたのは「村の青年の日記」が初出となる。 プラーガに関する書類では、タイプ1、2の欠点である肉体の変異、凶暴化、安定性の欠如などの欠点を克服した「タイプ4」についての存在も示唆されているが、実際に開発ないし完成していたかは不明。『5』では登場しない。
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