ビリヤード編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 05:22 UTC 版)
「ギャンブルフィッシュ」の記事における「ビリヤード編」の解説
朝比奈 里緒(あさひな りお) 獅子堂美華の親友。撞球部主将で、日本女子オープン連覇・世界Jrチャンピオンの実力者。スポーツ特待生のエリート。ビリヤードで杜夢と対決する。 ウェーブのかかったポニーテールで、ナインボール型の髪留めを着用。父親より託されたエイトボールをお守りに持つ。 実家は老舗旅館だったが食中毒事件のために経営の危機に陥った際に、暴力団に騙され財産を失い倒産、それによる心労で父親も病死した。この一件に白鷺夢一郎が関わっていると考え杜夢を敵視していたが、試合後に和解しビリヤードの腕を磨くため台湾に旅立った。 後に杜夢がOB懇親会のギャンブルに参加する際に開催地のマカオで再会し、阿鼻谷と戦うために予選に挑んだ杜夢に協力する。OB懇親会編での口癖は「私はマカオにビリヤードをしに来ただけなのに」。チェンジ麻雀では、他の女性陣たちと共に杜夢に対するペナルティとして守護天使役での参加を強要される。チェンジ麻雀の試合中に、乗っていたバルーンをモーリーに割られ針山上に宙吊りとなり、試合終了後に力尽きて針山の上に転落するが、周の捨て身の救助によって一命を取り留めた。 五木島 薫(ごきじま かおる) 「ゴキブリの五木島」と呼ばれるハスラー(賭けを行うビリヤードプレイヤー)。「ゴキブリスペシャル」というテクニックの他、圧縮空気を仕込んで超パワーショットが打てるようにしたキューや特製のラックスポットシール(台上に張り付けてラックを組む際の目印に使うシールで、正式な物に比べ微妙に配置具合をずらしてあり、ブレイクショットの際にブレイクナインしやすくなるよう調整されている)などの仕込みも使用する。また、麻雀打ちとしての顔も持ち、非常にえぐいがかなり高等な技術を要するイカサマを使う。 杜夢との勝負に負け、法外な報酬目当てに朝比奈とのビリヤード勝負における協力者となる。金にしか執着心がないため、終盤で杜夢が敗色濃厚となった時には即座に見限ったが、杜夢に流れが傾くなり戻ってくる現金さを見せる。しかし結局は杜夢達にはめられ、報酬も受け取れずに逃走することになる。 後に阿鼻谷と麻雀勝負をするが敗北し、杜夢と夢一郎の再会をかけたゲームの際に人質として利用されるが、杜夢が五木島=他人の命を賭けることを拒絶しゲームを辞退したため助かった(ただしこれは阿鼻谷の策略であり、実際には五木島が死ぬ危険性はなかった)。 ビクトリー・フラッグ編では100万ドルの賞金目当てで杜夢のチームに参加。グリーンベレーの猛追や天狗の暴走で戦況が荒れる中、当事者である杜夢とエミリーを除いて最後まで生き残り、エミリーの「夜明けの虹」を受けた際も賞金に対する執念で催眠能力をはねのける程の金への執着を見せた(その胆力を本人は「欲望の虹」と称した)。最後はエミリーの蹴りを食らった上に高台から転落し、阿鼻谷の起こした雪崩に巻き込まれる。その後、天狗に助けられ意気投合したことが、単行本10巻巻末の書き下ろしページにて明かされている。 最終章のマカオ編では杜夢からの協力費を目当てにマカオに渡り、ホテルのルームサービス係に変装して潜り込んだ際に杜夢達と再会。100万香港ドルと引き換えにOB懇親会の情報を杜夢に提供するがその報酬額に不満を覚え、獅子堂家の金庫を狙いコソ泥に入る。しかし学園長に捕まり、警察に突き出さない代わりにロメロと竜島の勝負の協力者(ほぼ大道具扱い)として参加させられることとなる。ポジションの関係で2人より早く答えに気付きながら、命懸けの状況下で白を切り通した金への執着心にロメロと竜島も思わず負けを認める言葉を漏らしていた。 阿鼻谷の情報によるとバツイチで息子が1人いる。また、阿鼻谷の人質にされた際に「孫がいる」と発言していたが、これはペットのカミツキガメのことで、名前は孫太郎という。 樹村 達彦(きむら たつひこ) 菜摘の伯父で、世界大会での優勝経験を持つプロのビリヤードプレイヤー。プライドが高く真面目な人柄。金銭が関わっていると聞き杜夢への協力を断るが、菜摘の頼みと五木島への恨みで賭け試合に目をつぶり、杜夢の計画に協力した。
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