ハリウッド映画関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 12:56 UTC 版)
「カムカムエヴリバディ」の記事における「ハリウッド映画関係者」の解説
五十嵐文四郎(いがらし ぶんしろう) 演 - 本郷奏多 ひなた編(京都編)に登場。 登場時は俳優養成所を出たばかりの駆け出し大部屋俳優。東京出身で、時代劇俳優になる夢を抱いて京都に来た。家を飛び出したため親には一切頼れず、まだ薄給で食事もままならないほどの極貧生活を送っている。真冬の土左衛門役で死ぬような目にあった後、「大月」でるいが焼いた出来たての回転焼きを食べた事で、挫けそうになった時には「大月」の回転焼きを食べて気持ちを奮い立たせるようになった。来店の都度出来立てを頼むが、貧乏なので買うのは毎回1個だけ。また、ひなたに自分の名前を「アラカンの50倍だ」と豪語の上、自身はアラカンもモモケン(桃山剣之介)も超えると大言壮語を吐くが、それは虚勢で実は気が弱く、基本的には礼儀正しい人物。 ひなたとは、1983年4月に当時高校3年生だった彼女が独りで店番中の時に初めて出会う。回転焼き屋の娘なのに回転焼きを焼けないことを蔑んだ上、回転焼きは焼けなくても引き算は出来るのかと痛烈な皮肉を浴びせたため、ひなたから見た彼の第一印象は最悪であった。「ミス条映コンテスト」の演技審査で茶屋の娘を演じるひなた達を救う侍役として再会、上記の経緯からひなたは演技中であることを忘れ、衝動的に彼の腰から脇差を奪い斬り捨てる。想定外の演技に一瞬固まるもの、すぐにアドリブで対応して斬られ役の演技を披露、会場を大いに沸かせる。以降、顔を合わせればいがみ合っていたが、お互いに心の底から時代劇を愛していることがわかってからは、憎まれ口を叩きつつもケンカ友達のような関係に変化する。ひなたが振付師のサンタ黒須から「妖術七変化 隠れ里の決闘」のリバイバル上映チケットを2枚貰ったことを知った際には、土下座をして譲って欲しいと頼み込み、ひなたと二人で観に行っている。「妖術七変化 隠れ里の決闘」の再映画化に伴う敵役の最終オーディションの前、ひなたによる出来立ての回転焼きを渡された際には、感謝の言葉を述べている。このオーディションには落選するも、初めて名前とセリフのある端役・伊織役に配役される。しかし、その後の飛躍は無く大部屋俳優のまま、一度は結婚を決意した恋人ひなたへの態度も煮えきらないまま、1992年8月には、ヤケ酒をあおり酩酊しているところに偶然居合わせた大先輩の俳優・星川に向かって暴言を吐いたことが原因で、条映から出演禁止処分を受ける。夢を諦め実家で働くことを決意し、ひなたに東京への同伴を誘うが、ひなたに拒否されたことで別れを告げることとなり、自身と過去を重ねた錠一郎に励ましの言葉と共にトミー北沢のCDを貰い一人帰郷する。しかし夢を諦めきれず、親から勘当同然で渡米、トミー北沢のCDを心の支えに、ハリウッドの世界に単身飛び込む。下積みの末ニコラス・ミラー監督にアクションを認められ、アクション監督助手となる。名義を「ブン・イガラシ」とし、2001年映画村にハリウッド映画「サムライ・ベースボール」のオーディションスタッフとして訪れた際にひなたと再会する。その時点で既に同映画で衣裳担当のデイジーと交際しており、彼女に求婚する決意をひなたに語る。2004年にデイジーと結婚、息子は舞台俳優として活躍。2022年時点ではハリウッドのアクション監督として雑誌で取り上げられる程の活躍を見せている。 アニー・ヒラカワ→安子・ローズウッド 「#ヒロイン」を参照。 製作統括の堀之内礼二郎は、アニー・ヒラカワの人物設定にあたり『ラスト サムライ』のキャスティングディレクターを務めた奈良橋陽子を取材した事を明かしている。 ジョージ 演 - ハリー杉山 ひなた編に登場。 アニー(安子)の甥で、アニーのアシスタントとして2001年に初来日。日本語は話せないが、野球と侍映画をこよなく愛する。 アニーが1999年に来日した際、岡山を訪れなかったことに言及するなど、アニーが岡山と関係があるような発言をする。 2005年以降、日本語の読み書きを覚え、京都へ移住。桃太郎が監督を務める京都西陣高校の野球部にコーチとして就任し、後に桃太郎とその息子剣と共に甲子園に出場。愛称はCurious George(「おさるのジョージ」の原題)。 ニコラス・ミラー監督 演 - リー・スターク ひなた編(京都編)に登場。 ハリウッドの映画監督。五十嵐の才能を見出し、自身の監督作品「サムライ・ベースボール」でアクション監督助手として起用する。 マシュー・クラーク撮影監督 演 - ダニエル・コリンズ ひなた編(京都編)に登場。 ハリウッドの映画撮影監督。 マット・ロリンズ 演 - マイケル・キダ ひなた編(京都編)に登場。 アカデミー主演男優賞受賞経験のあるハリウッド映画俳優。映画「サムライ・ベースボール」主演俳優。2001年来日、桃山剣之介・伴虚無蔵と共に制作発表会に臨む。 デイジー 演 - アンジェラ・ニーハウス ひなた編(京都編)に登場。 映画「サムライ・ベースボール」の衣裳担当として、1999年と2001年来日。2004年に五十嵐と結婚し、後に一児の母となる。 通訳 パトリシア 演 - 米倉リエナ ひなた編(京都編)に登場。 ミラー監督一行に同行する通訳者。 カメラマン 演 - 和泉大輔 ひなた編(京都編)に登場。 映画「サムライ・ベースボール」におけるアクション俳優のオーディションでカメラを回していた。
※この「ハリウッド映画関係者」の解説は、「カムカムエヴリバディ」の解説の一部です。
「ハリウッド映画関係者」を含む「カムカムエヴリバディ」の記事については、「カムカムエヴリバディ」の概要を参照ください。
- ハリウッド映画関係者のページへのリンク