東武1720系電車とは? わかりやすく解説

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東武1720系電車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/17 09:03 UTC 版)

東武1720系電車(とうぶ1720けいでんしゃ)は、かつて東武鉄道に在籍していた特急形車両。本稿では、先行系列であり後に本形式と同一の車体に更新された1700系電車についても記述する。


注釈

  1. ^ 1959年(昭和34年)に東武鉄道内の「国鉄日光線電化対抗委員会」で検討した時点での想定車種は「こだま級」としていたが、実際には冷房装置を省略したりなどをした157系が投入された。
  2. ^ このボンネットの内部は当初空洞になっており、便乗した社員の仮眠スペースになっていたとの逸話もある。後述するATSなどの追設機器はこのスペースを利用して設置された[2]
  3. ^ 当時、座席を管理するコンピューターシステムは導入されておらず、座席台帳を基に関係個所と調整して指定券を発券していた。このため、編成中の座席数が車両によって大きく異なると発券ミスの可能性が高くなるとされた。
  4. ^ この頃の乗務員へのインタビューでは車輌置き換えに対して運転士が消極的なのに対し、車掌が「いつまでも同じじゃ恥ずかしいよ」と反応が分かれている[6]
  5. ^ 直接競合していた国鉄の「日光形」157系(1959年登場)は1976年に早くも引退しているほか、「こだま形」151系(1958年登場)を元にした181系も1982年に、1720系と同じ1960年に誕生した「はつかり形」キハ81形は1978年にそれぞれ引退している(その他80系気動車の中には平成初期まで運行したものもある)。また、私鉄でも近畿日本鉄道の「ビスタカー2世10100系(1959年登場)が1979年に、南海電気鉄道「デラックスズームカー」20000系(1961年登場)が1985年に引退している。

出典

  1. ^ a b 花上嘉成『東武デラックスロマンスカー 1720系と東武特急の歩み』 JTBキャンブックス
  2. ^ 渡部史絵、花上嘉成『超!探求読本 誰も書かなかった東武鉄道』河出書房新社、2021年、207頁。 
  3. ^ 花上嘉成『波瀾万丈!東武鉄道マン記』交通新聞社、2016年、89頁。 
  4. ^ 花上嘉成『波瀾万丈!東武鉄道マン記』交通新聞社、2016年、90頁。 
  5. ^ 渡部史絵、花上嘉成『超!探求読本 誰も書かなかった東武鉄道』河出書房新社、2021年、125 - 127頁。 
  6. ^ 鉄道ファン』第256号、1982年8月、19頁。 


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