事故と5700系代走
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 05:27 UTC 版)
「東武1720系電車」の記事における「事故と5700系代走」の解説
1984年(昭和59年)12月15日18時15分頃、日光線家中駅付近の踏切で、浅草17時00分発鬼怒川温泉行きの特急「きぬ」号が乗用車と衝突する事故が発生し、乗用車が炎上、これから類焼する形で先頭車モハ1756の前面部と車内、さらに2両目モハ1755の車内までもが焼損した。この後、事故編成撤去の際にはモハ1751-モハ1754+7800系2両という組成での回送も見られた。 この直後の年末年始の繁忙期には、特急編成は予備編成なしのフル稼働となるが、この事故により車両が不足する事態となった。このため、特急運用の一部について、かつての特急車である5700系6両による運転で代行した。性能面および旅客サービス面で1720系と差があり、特に1720系のダイヤでの運行は不可能なため、5700系の性能に合わせた臨時ダイヤで運行された。また、この5700系にはヘッドマークや方向板は取り付けられなかった。乗客には特急券の払い戻しや、了解をとって乗車してもらうなどの対応が取られた。 モハ1756+モハ1755は翌1985年(昭和60年)1月12日に復旧が完了、運用に復帰した。
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