事故としての将棋倒しとは? わかりやすく解説

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事故としての将棋倒し

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/14 07:02 UTC 版)

将棋倒し」の記事における「事故としての将棋倒し」の解説

将棋倒ししょうぎだおし)とは、雑踏の中で一人または数人バランス崩して倒れたことによって、周辺の者が連鎖的転倒する事故である。次々と連鎖的に人が倒れる様が遊びの「将棋倒し」に似ていることから、上記事故対す慣用的な呼称となった多くの人が係わることによって発生被害拡大する群集事故一種である。 14世紀記され『太平記』中に楠木正成が千劔破(ちはや)城(千早城の上から大木落下させて、敵の軍勢退けた逸話紹介されている。その記述に「将棋倒しをするごとく」との表現があり、文献上ではこれが初出とされる。また『平家公達草紙』にも、権力者次々と失脚するさまを「将棋倒し」と表現した部分があり、こちらが初出可能性もある(後世になって将棋倒し」の表現追加されたとも考えられている)。 階段等の段差部で発生しやすく、段差のある場所で発生した場合死者が出る大事故になる危険性が高い。転落による衝撃大きいこと、高低差により下にいる場合上方転落者の体重累積的に受けること、段差角に体をぶつけること等が原因である。平地発生した場合でも、単独での転倒とは異なり、以下の要因から重大な被害発生してしまう。 雑踏発生するため転倒時に受身を取ることが困難である。 身動き取れないほどの雑踏であった場合には、無理な姿勢での転倒となってしまう。 強い力押し倒される。 転倒した複数人体重累積的に体に作用し強い圧迫を受ける。 転倒後に体勢立て直すことが困難であり、長時間理な姿勢圧迫を受け続ける。 雑踏発生するため、救援時間がかかる次々に人が倒れるため避難難しくなる。 なお、人の密度が中密度起きやすく転倒線状に起こるものを「将棋倒し」、超過密状態で起き転倒塊状拡大するものを「群衆雪崩」と区別する考え方もある。 実際に発生した将棋倒し事故については「事故の一覧#群集事故」を参照

※この「事故としての将棋倒し」の解説は、「将棋倒し」の解説の一部です。
「事故としての将棋倒し」を含む「将棋倒し」の記事については、「将棋倒し」の概要を参照ください。

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