チョロQ!とは? わかりやすく解説

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ちょろ‐キュー【チョロQ】

読み方:ちょろきゅー

《名称は「ちょろちょろ走るキュートな車」から》ぜんまい駆動するタカラトミー製のミニカー車体押しつけながらバックさせるぜんまい巻かれ、手を離すと戻る力で走る。昭和55年1980発売開始電車新幹線の形をしたもの赤外線使ったリモコン式のものもある。商標名


チョロQ

作者角田光代

収載図書空中庭園
出版社文藝春秋
刊行年月2002.11

収載図書空中庭園
出版社文藝春秋
刊行年月2005.7
シリーズ名文春文庫


チョロQ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/17 07:22 UTC 版)

チョロQのロゴ

チョロQ(チョロキュー)は、タカラトミー(旧・タカラ)製のミニカーの一種。3 - 4cm四方程度の大きさで、主にぜんまいばねで駆動する。名前の由来はチョロチョロ走るキュート(綴りは cute だが、語調 ([kjuːt]) からQに引っ掛け)な車から来ている。

概要

プラスチック製の寸詰まりにデフォルメされた自動車玩具として発売された。動力部には当時の新素材であるエンジニアリングプラスチックを利用し、小型軽量で特筆すべきダッシュ力を発揮する。また車体後部のプレート部分に10円玉を差し込むことで後輪に重心がかかりウイリー走行ができる[1](ただし、シャーシの後端を路面に当てて走るので、長くウイリー走行を繰り返すとシャーシの後端が削れるため要注意)。

前身となる「豆ダッシュ」開発時は、ミニカーは自動車玩具の定番として人気を博しており、タカラもミニカーのシリーズ開発に乗り出し、他社製品との差別化のために動力を搭載することとなった[2]。当時は動力を搭載したミニカーは少なく、あっても電動式モーター内蔵であったため、小さな車体で且つ低年齢の子供でも遊びやすいようにとの配慮[2]、および省エネルギーを考慮して[3]、ゼンマイ動力が考案された。

またデフォルメされた車体は、1970年代前半に Dave Dealによって考案されたバグ・トイの影響を受けたと考えられ[4]、当時の自動車雑誌の読者投稿イラストでの車の絵が、現実的なものよりも車の特徴をディフォルメしたものが多かったことがヒントになった[2][3]。結果的にディフォルメした寸詰まりの車体とゼンマイ動力という組合せは直進安定性を欠き、従来の考えだと自動車玩具として欠点を孕むこととなったが、タカラは敢えてこれを、後のネーミングのように「チョロチョロ走ってどこへ行くかわからなくて面白い」と特徴として押し出した[2]。前述のウィリー走行も、重りを乗せて直進性を悪くするという考えから生まれたものである[2]。開発時はタカラ社内での評判は芳しくなかったが、街の人々に試作品を見せたところ、高校生グループから大好評を得たことで、全国販売が踏み切られた[3]

価格的には1970年代末当時の児童が購入し易い安価な製品であり、その小ささと走行力で人気を博し、タカラの主力商品シリーズにもなった。1970年代はスーパーカーブームの最中であり、当時の子供たちはラジコン模型自動車に憧れを抱いていたが、当時のラジコンの値段はまだ数万円と高価であり、それに対してチョロQは350円という破格の安価であることも、人気の要因となった[5]。漫画雑誌『コロコロコミック』でチョロQを題材とした漫画『ゼロヨンQ太』が連載されたことも、人気の後押しとなった[5]プルバック式ゼンマイで走る。形態は上手くデフォルメしてあり、丸っこく愛嬌がある。また、改造の余地が大きいことも人気に繋がった。一例として和歌山県田辺市の玩具店である米倉人形店は、以前からロボットやレーシングカーの改造コンテストを行なっていたことから、チョロQの改造を呼びかけてもらったところ大好評を得、これが全国キャンペーンに繋がり、1年間で1000万個を売り上げるほどの大ブームとなった[3]

一時はゲームの人気に押されて低迷したものの、1995年以降、子供時代にチョロQで遊んだ30代、40代のファンやコレクターが人気の担い手となる形で、人気が回復した[5]2000年代に入っても小学生低学年層を中心に人気を博したが、少子化や若年層の自動車への関心低下を受けて、2000年代末期以降はスタンダードを含めた商品展開を大幅に縮小、現在[いつ?]は「チョロQzero」(トミーテック発売)等の一部のシリーズが展開されているのみである。

タカラトミーは、毎年9月9日9Q(キュー)の語呂合わせで「チョロQの日」と制定している。

様々な商品展開

自動車をモチーフにしたスタンダードシリーズの他、数多くのシリーズ展開がなされている。また、企業やディズニーキャラクターなど、様々な形のコラボレーションシリーズのチョロQも発売されている。限定物も多く出ており、自動車ディーラーが顧客サービスに新車を模したチョロQを配布したり、全国各地のバス会社が自社路線バスや観光バスを模したものなどいわゆる「ご当地チョロQ」が数多く発売されている。自動車のみならず、バイク、戦闘車両(戦車、装甲車)、鉄道(電車やSLなど)・航空機(YS-11など)・客船、珍しいものでは山車やロボット、怪獣、プロレスラーなどまでチョロQになった。

1980年代のブームの際、独自にカラーリングしたり軽量化を楽しむ児童もおり、『月刊コロコロコミック』などとのコラボレーションによって「レースセット」や「改造セット」などの関連グッズが多数発売された。標準的なチョロQは部品が一部共通化されており、車体(シャーシ含む)が各々に意匠を凝らした形状をしているが、後述するエンジンと呼ばれるぜんまい/変速機のユニット、前輪シャフト、タイヤとホイールは一貫して同サイズのものが使用されており、ネジを一本外すだけで分解して部品交換できる構造から、いわゆる「チューンアップ」を行いやすい。特に競技用に特化されたカスタマブル・スーパーカスタマブルチョロQは分割式のボディに加え、ミニ四駆を思わせるフロントバンパーとガイドローラーを装備している。

また人気の陰でコピー商品も大量に出回った。メーカー不詳の粗悪品や食玩のおまけ、模倣品騒動で知られたコスモス、果ては中堅や大手の玩具メーカーですら「ほぼ同一構造」の小型自動車玩具(通称:モドQ)を発売していた。現在[いつ?]でも、ゲームセンターの景品や100円ショップなどで数多くみられる[要出典]

沿革

  • 1978年 ブルバック式ゼンマイ本格開発始動。
  • 1980年6月 国際玩具見本市に出品。
  • 1980年9月 『豆ダッシュ』の商品名でテスト販売。
  • 1980年12月 『チョロQ』の商品名で正式販売。通称『A品番』が発売される。Aセット発売
  • 1981年3月 B/Cセット発売(Aセットと同内容)
  • 1981年6月 Dセット発売
  • 1981年9月 Eセット発売
  • 1981年12月 累計販売台数が1000万台を突破
  • 1982年2月 Fセット発売
  • 1982年5月 Gセット発売。ふぁっしょんチョロQ、コンバットチョロQ、メロディチョロQ、はこのりチョロQ、えとっ子チョロQ、テクノチョロQカーボーイ、シルエットチョロQもこの時期に販売。
  • 1982年9月 Hセット発売
  • 1982年10月 Iセット発売
  • 1983年1月 Jセット発売
  • 1983年1月 Kセット発売。ウェッジシェイプチョロQ、チョロ獣、Qボート、ビッグチョロQ、アイディアチョロQ、プレーンチョロQ、チョロCON、ハデハデチョロQ、すえっ子チョロQ、チョロQダグラムもこの時期に販売。
  • 1983年7月 Lセット発売
  • 1983年10月 Mセット発売
  • 1984年1月 Nセット発売
  • 1984年4月 Oセット発売
  • 1984年6月 Pセット発売
  • 1984年9月 Qセット発売。タイヤが大きくモデルチェンジ。側面に『Q&Q』の文字が刻印された。サーキットチョロQF-1、GTチョロQオープンカー、GTチョロQラリーカー、チョロバイシリーズ、ワンプッシュチョロQ、カプセルチョロQカプセル100、ビッグフットチョロQもこの時期に販売。
  • 1980年代半ば頃 第一次チョロQブーム
  • 1987年6月 HGチョロQ 発売(これまでの成形色からリアル感を追求した塗装、マーキングを施した仕様に変更)
  • 1989年9月 チョロQ生誕10周年
  • 1994年9月 チョロQ生誕15周年
  • 1999年4月 HGチョロQ リニューアル(当初48種類から始まり、2004年3月には99種類にまで増加)
  • 1999年9月 チョロQ生誕20周年(このあたりから企業等とタイアップした商品が発売される第二次チョロQブーム)
  • 2004年9月 チョロQ生誕25周年
  • 2007年4月 スタンダードチョロQ 再リニューアル(99種類から60種類へ減少。エンジンの仕様変更に伴いボディタイプに合ったエンジンを搭載。)
  • 2009年1月 29年間続いたスタンダードチョロQなどのシリーズを生産終了。
  • 2009年10月下旬 チョロQ生誕30周年。その記念として約9ヶ月のブランクを経て新シリーズ「チョロQハイブリッド!」を展開開始。
  • 2011年9月 新シリーズとしてチョロQzeroシリーズが発売。発売はタカラトミーではなく、グループ会社のトミーテックとなっている。
  • 2014年9月 チョロQ生誕35周年。「チョロQ」「チョロQ Q-eyes」「チョロQMIX」発売。
  • 2022年8月 「チョロQ (eシリーズ)」発売。

チョロQシリーズ

現在販売中のシリーズ

チョロQ (eシリーズ)
2022年8月に第一弾が発売された新シリーズ。発売元はタカラトミー。
従来のスタンダードチョロqとブランド名は同じだが、プルバックの回数で走りが変わる新しい構造になっており「直進」「ランダムターン」「バックスピン」の走りが可能。
更に個人的なプログラミング走行も可能で、3つの走行パターンを順番に最大5回まで登録させておける。また、「チョロQハイブリッド!」のように別売りのコントローラーを使用すると、チョロQをラジコンのように操縦可能。zeroと同じく値段は1500円前後と、従来の価格からは大幅に高くなっている。
チョロQzero
2011年9月に第1弾が発売された新シリーズ。発売はトミーテック
構造は従来と同じだが、よりリアルで実車に忠実な仕上がりとなっており、コレクターズアイテムとしての方向性が強調されており、値段も2000円前後である。当初はチョロQ発売当時の1980年代の実車が中心だったが、その後製品化の幅は70年代後半から現行車種、外車と広がりを見せている。初期のスタンダード製品と同じく窓ガラスと車体が別パーツとなっているほか、タイヤが従来の合成ゴムではなくPVCに変更されている。
通常版の他に塗装工程を増やしたディティールアップ版、仕様変更版、メッキ仕様等が存在する。

展開終了したシリーズ

以下のシリーズはすべて商品展開が終了している。

スタンダードチョロQ
長年続いた看板シリーズ。2004年3月の時点では99種類発売されたが、2007年4月には60種類になり、モデルとなった車両の種類に応じた4種類のエンジンが導入され、ホイールとタイヤ(5スポークホイールのみ)が新しい金型に変わった。ちなみに、5スポークホイールは旧シリーズ時代のチョロQでも、リムが太いものと細いもの(現行シリーズとは別物)が確認できる。同じチョロQでも2種類存在するので、時期によって変わっている模様。2009年1月を最後に商品展開を一旦終了し、2009年10月下旬より新シリーズのチョロQハイブリッド!、2011年9月にはチョロQzeroとして受け継いで展開された。その後2014年9月に展開を再開したが、2015年4月を最後に再び新製品が途絶えている。
チョロQ Q-eyes
2014年9月より販売された新シリーズ。内部にモーターを搭載しており、ゼンマイ式ではない。チョロQのフロント部にセンサーを搭載し、障害物を感知すると自動的に避ける、引き返すなどの自動運転を行うことが特徴。車体単体およびコースガレージセットが展開されている。「日本おもちゃ大賞2014」イノベイティブ・トイ部門優秀賞受賞。
チョロQハイブリッド!
2009年10月下旬から2012年頃まで展開されたスタンダードチョロQを受け継いだ新シリーズ。従来のゼンマイ仕様(6車種)に加え、Qステアにあったリモコン操作の電動仕様の2種類が用意されている。スタンダードにはなかった取り替え機能がつき、シャーシは共通性になってボディの種類に関係なく全てのシャーシを取り付けることが出来るようになって、ゼンマイと電動は共通シャーシになっているので、ゼンマイから電動へ取り替えることも出来る。また、専用パーツを装備することでスタンダードでは出来なかったありえないアクションが可能。コースもスロットカー仕様になってコース用パーツを装備すればゼンマイと電動がコース上に走行できる。その代わり、従来のレールは廃止になった。
  • チョロQデッキシステム
  • ピンキーQ
  • ポケモンチョロQ
  • チョロバイ(バイク型)
  • ハイクォリティシリーズ
  • リアルギミックチョロQ
  • こだわり仕上げ
  • 超リアルシリーズ
  • 外車シリーズ
  • きかんしゃトーマス
  • ディズニーチョロQ
  • 電車チョロQ
  • モーターチョロQ
  • コンバットチョロQ - 戦車・装甲車、ジェット戦闘機型のQジェット。クルップボクサーは実車は6輪だが4輪、プーマ8輪重装甲偵察車は6輪とデフォルメ上省略されていたり、戦車もキャタピラ型の外装を付けているが4輪、Qジェットは3輪で再現されている。
  • チョロバイ - 2輪のチョロQ。前に押し出すようにして駆動させる。
  • チョロ獣 - ゴジラ等の東宝、ウルトラマン等の円谷系の怪獣、変わり種としては衣装を着たゴジラ、ゲゲゲの鬼太郎の妖怪やプロレスラーがライターの着火と同様の仕組みで口から火を噴くギミックがあった。チョロバイと同じく、前に押し出すようにして駆動させる。
  • チョロQロボ - ダグラムボトムズゴーグガリアンが走行形態(イメージとしてはスコープドッグの降着ポーズ)に変形。後に鉄人28号、CBマジンガーZ、CBグレートマジンガー、CBゲッターロボ1,2,3(3のみ変形なし)、トランスフォーマーシリーズが追加。
  • Qボート、トライアスロンチョロQ - 水上走行可能型
  • アイデアチョロQ - 変わり種文具
  • ホットロッド
  • オフロードバギー
  • ルイジ・コラーニ
  • カスタマブルチョロQ
  • パーフェクトチョロQ
  • おやこチョロQ
  • チョロQライト
  • チョロQ消防隊シリーズ
  • チョロQ建設隊シリーズ
  • チョロQ警察隊シリーズ
  • チョロQメルセデスベンツシリーズ

エンジン

チョロQに搭載されるゼンマイはエンジンと呼ばれ、様々な種類がある。基本的に素材はエンジニアリングプラスチックを主体として、ゼンマイと負担のかかるの一部に金属部品が使われている。

ゼンマイ部分は過剰に巻かれると自動的に収納された円筒内部で滑るようになっており、プルバックで十分巻かれたゼンマイが出す「カチカチ」という音は同シリーズを象徴するものとなっている。このプルバックはエンジンユニット内部のギアが所定箇所に滑り込む形でギア比が変更され、短いプルバック距離で動力をゼンマイ部にため込む。手を離すと、このプルバック用ギアが前進のためのギアに切り替わり、同製品に特徴的なダッシュ力を発揮する。車体を軽量化し過ぎるとタイヤが空転してしまうこともあるため、その場合は低トルクのエンジンが選択される。走行時は最終的にゼンマイに蓄えられた力が完全に解放され切った段階で後輪タイヤは空転するようになっており、あとは車体の惰性で滑走するようになっている。

はめ込み構造で作られており、爪部分を工具でこじ開けることで分解することも可能だが、小さな部品が多くカスタマイズではエンジンユニットの交換が主体となり、内部にまで手を出すことはあまりない。

パンサーエンジン
旧スタンダードチョロQに搭載。時期別に80~90年代は白、ピンク(濃淡)、水色(濃淡)、灰白、緑(濃淡)、青(濃淡)、赤、赤/水、2000年~2006年は黄色と赤、グレー。2007年以降はグレー。
エンジンの大きさは同じだが、2000年以降のものは固定が爪ではなくダボ固定、ゼンマイ部分のギア受けがプラ軸になっているため内部のギアを含め旧パンサーとの互換性が無い。
新スピードエンジン等との互換性はあるが、車軸が0.5mmほど前&細い(1.2mm)のでホイール交換には注意が必要。
ブラックエンジン
パンサーエンジンのバネを変更し、スピードを重視。色は黒。
RSマグナムエンジン(旧称マッドエンジン)
パンサーエンジンのギアを変更し、ダッシュ力を重視。色は赤。
幻のブラックエンジン
ブラックエンジンのバネにRSマグナムエンジンのギアを装着。色は黒。
ブルーMAXエンジン
持久力を持たせ、一定のスピードで長く走行する。色は青、V2エンジンは青とシルバー。
パンサーエンジンとの互換性はあるが、オープンカー、レーシングタイプのボディにはギアが干渉する場合がある。
ブラックMAXエンジン
パンサーエンジンのゼンマイを厚くした、バランス型。色は黒、V2エンジンは黒とシルバー。
パンサーエンジンとの互換性はあるが、オープンカー、レーシングタイプのボディにはギアが干渉する場合がある。
MADエンジン
スーパーカスタマブルチョロQおよびパーフェクトチョロQ向け、ハイパワーバランス型。色は黄色と黒、V2エンジンは黄色とシルバー。
エンジンの幅がやや広く、2000年1月発売のHG-59ヴィッツより前のSTDチョロQ、2007年以降に発売された新STDチョロQには搭載不可。また、エンジンが大きくオープンカー、レーシングタイプのボディにはギアが干渉する。同様の名称を用いていたRSマグナムエンジンとは無関係。
スピードMADエンジン
スーパーカスタマブルチョロQおよびパーフェクトチョロQ向け、スピード型。色は赤と黒、V2エンジンは赤とシルバー。
幅はMADエンジンと同様。
ロングMADエンジン
スーパーカスタマブルチョロQおよびパーフェクトチョロQ向け、持久型。色は白と青、V2エンジンは白とシルバー。
幅は他のMADエンジンと同様。
パーフェクトエンジン
パーフェクトチョロQ向け。以前の物よりサイズが大きく強力なゼンマイを持つ。特筆できる点として、ギアがカートリッジとなっており、これらを変えることで性能を変更できた。色は全体ガンメタ、カートリッジ・ギアはスピードが赤、持久が青、バランスが黄色。
スタンダードエンジン
新スタンダードチョロQに付属。性能、外見共にパンサーエンジンと同じ。色はグレー、黒。主に普通の車に搭載。
2014年9月に再展開されたスタンダードチョロQもこのエンジンを採用。
スピードエンジン
新スタンダードチョロQ、チョロQZEROに付属。速く走行できるエンジン。主にスポーツカーに搭載。
パンサーエンジンとの互換性はあるが、車軸が0.5mm後ろ&太い(1.5mm)のでホイール交換には注意が必要。
2007年リニューアル版以前に発売された車種の場合、後輪のタイヤが後方に移動するためシャーシが改修されているものがある。(スカイラインGT-R(R34)、インプレッサ)
改修されていない車種の場合従来のスタンダードと交換すると位置修正できる。
反対にフィアット パンダ ALESSIのようにスピードエンジン装着用でスタンダードが装着されている場合、タイヤが前方に移動するためスピードエンジンに換装すると位置修正できるものもある。
スローエンジン
新スタンダードチョロQに付属する、遅く走行するエンジン。主に働く車とワゴンに搭載。
パンサーエンジンとの互換性はあるが、車軸が0.5mm後ろ&太い(1.5mm)のでホイール交換には注意が必要。
2007年リニューアル版以前に発売された車種の場合、後輪のタイヤが後方に移動しているので従来のスタンダードと交換すると位置修正できる。
2スピードエンジン
新スタンダードチョロQに付属する、走行途中から速くなるエンジン。主に普通の車が働く車になった物に搭載。
パンサーエンジンとの互換性はあるが、車軸が0.5mm後ろ&太い(1.5mm)のでホイール交換には注意が必要。
2007年リニューアル版以前に発売された車種の場合、後輪のタイヤが後方に移動しているので従来のスタンダードと交換すると位置修正できる。
バランスエンジン
チョロQデッキシステムシリーズ向け。持久力が高くてコースアウトしにくい。
シャフトが2mmと太く、ギアボックスの下部が平坦ではないためスタンダードには装着不可。
スピードエンジン
チョロQデッキシステムシリーズ向け。スピードと加速が高い。
シャフトが2mmと太く、ギアボックスの下部が平坦ではないためスタンダードには装着不可。
ダッシュエンジン
チョロQデッキシステムシリーズ向け。スピードと加速がとても高いが、持久力は低くコースアウトしやすい。
シャフトが2mmと太く、ギアボックスの下部が平坦ではないためスタンダードには装着不可。
ハイパースピードエンジン
チョロQデッキシステムシリーズ向け。スピードと加速が非常に高いが、持久力はとても低く非常にコースアウトしやすい。
シャフトが2mmと太く、ギアボックスの下部が平坦ではないためスタンダードには装着不可。
サバイブエンジン
チョロQデッキシステムシリーズ向け。持久力がとても高くコースアウトしにくいが、加速力が少し低い。
シャフトが2mmと太く、ギアボックスの下部が平坦ではないためスタンダードには装着不可。
スピードサバイブエンジン
チョロQデッキシステムシリーズ向け。スピードと持久力が高い。
シャフトが2mmと太く、ギアボックスの下部が平坦ではないためスタンダードには装着不可。
ダッシュサバイブエンジン
チョロQデッキシステムシリーズ向け。加速力が高くスピードがとても速いが、コースアウトしやすい。
シャフトが2mmと太く、ギアボックスの下部が平坦ではないためスタンダードには装着不可。
亀の子モーター
チョロQの原点、マメダッシュに使われたエンジン。今のチョロQとは取り付け方が異なる。主にマメダッシュ(豆ダッシュ)に使われていた。
パンサーエンジンより車軸が細い(1.0mm)ので変形に注意。

関連製品

チョロQは上記の標準サイズのエンジンを使わないものも製品化されている。

  • 末っ子チョロQ - 前後長が3センチメートル程のチョロQ。比較的短期に市場から姿を消したが、後にほぼ同じ規格の製品がちびっこチョロQとして蘇った。
    • チョロQシルエット - 末っ子チョロQのエンジンをチョロQ的なディフォルメの無い造形のミニカーに搭載したチョロQ。
    • ビッグチョロQ‐アメリカンタイプのフルトラクター(牽引車)のレース仕様をモチーフとしたチョロQ(モデルはケンワース社 W900)。ウイング部分にウイリー用の500円玉を装着できるホルダーがある。カラーバリエーションは3色(ブラック・モンスター、レッド・アロー、イエロー・ハリケーン)。1985年にコンテナ型発進ボックスを3台載せることができるトレーラーと連結できるようにリデコされたチョロQコンボイとして復活(ウイリー用ウイングパーツは削除)。
  • チューンナップチョロQ PRO - 前後長が6センチ程あり、前輪用・後輪用エンジンの載せ替えなど改造を楽しむチョロQ(4輪駆動の場合はツインエンジンになる)。
  • ジャンボチョロQ - 標準製品をそのまま拡大し前後長が25センチメートル程あるチョロQ。

電動品

  • ターボマグナム - 1983年9月発売。タカラが発売した内蔵された充電池に急速充電してモーターで走る寸詰まりの自動車模型。
  • モーターチョロQ - 2003年12月発売。モーターで走るチョロQ。前進しか出来ないため専用のコースも発売された。
  • ラジQ - 1984年発売。ラジオコントロールで前進と回転が可能なチョロQ。チョロQより一回り大きい。二足歩行用の改造部品等が発売予定だったが、発売されたかは不明。
  • チョロコン(チョロcon) - 1984年発売。赤外線操作で前進と左後方進行が可能なチョロQ。
  • 豆デジ - 2005年3月発売。ちびっこチョロQのチョロコン版。こちらはラムネ付きの食玩として低価格で発売された。2005年9月には「マメデジ」に商品名を変え、装丁を変えて菓子を無くし、玩具として販売された。2005年にはロッテリアのキャラグッズセットの景品としても採用された。
  • チョロバイRC - 2002年10月24日発売。チョロバイのRC版。
  • チョロモード - 2003年6月28日発売。プッシュトーンの出せる携帯電話に送信機を装着し、携帯電話で操縦するチョロQ。プログラムモードでは予め指定した走り方を実行させることが出来る。
    • チョロモード PET - 2003年12月6日発売。チョロモードの動物版。放し飼いモードでは自律走行する。操縦通りに動かないことで動物の気紛れさを表現する機能を備えている。
  • デジQ - 2001年10月25日発売。開発は2000年6月からタカラと資本提携したコナミで販売はタカラ。コナミのMICROiR技術を導入した赤外線操作チョロQ。赤外線の帯域が各機種毎に固定されている訳ではなく、IDを4種類のいずれかに設定することで4台同時走行が可能。対応携帯電話にリモコンデータをインストールすれば携帯電話からも操作可能。Qステアの登場と共に消滅。Qステアとは違いステアリング機構は無く、左右の後輪の回転差で曲がる仕組みになっている。
    • デジQ-R - 2002年発売。ステアリングや発光機能を備えたデジQの発展版。
    • デジプロポスペシャル - 2002年4月発売。細かな操作設定を可能としたデジQ。
    • デジQトレイン - 2002年5月30日発売。新幹線500系基本運転セットあり。販売はコナミ。線路の上を走行する列車型デジQ。走行速度と前後移動のみ操作可能。
    • コンバットデジQ - 2002年9月19日発売。販売はコナミ。赤外線を相手のコンバットデジQに発射することで対戦が可能な戦車型デジQ。名称は『コンバットチョロQ』に因む[6]
      • ワールドタンクミュージアムIRC - 2003年6月発売。ワールドタンクミュージアムを赤外線操作に対応させた製品。コンバットデジQとは違い、写実的な造形になっているが、対戦機能は備えられなかった。
    • デジQフォーミュラ - 2002年10月24日発売。チョロQの様な寸詰まりの造形ではなく、実在のF1車に近い形の競争に特化したF1型デジQ。走行から一定時間経つと速度が落ちる、ブレーキ性能が甘くなる等の仕組みでタイヤの劣化を再現している。
    • 特撮デジQ - 2003年12月21日発売。モスラ、ゴジラ、メカゴジラ型のデジQ。コンバットデジQとの対戦も可能。
    • iRサウンドシステム - 2003年11月20日発売。コンバットデジQ、デジQフォーミュラ、特撮デジQに対応したスピーカー。同時発売のiRサウンドシステム専用サウンドカードを装着することでデジQの操作に合わせた効果音が流れる。
    • デジQダイバーギア - 2002年1月28日に開催されたコナミとタカラの共同製品発表会にて、2002年9月にタカラが販売する予定として紹介された潜水艦型デジQ。
  • Qステア - 2006年9月30日発売。トミーの技術を導入した[7]赤外線操作チョロQ。携帯電話からの操作も可能。
    • Qスカイ - 2007年9月29日発売。Qステアの飛行機版。
    • ヘリQ - 2007年11月22日発売。Qステアのヘリコプター版。
    • QFO - 2008年9月27日発売。Qステアのアダムスキー型UFO版。
    • Qトレイン - 2008年11月15日発売。Qステアの電車版。デジQトレインの後継に当たるが、こちらは線路要らずで前後左右自在に走れる。
    • ロボQ - 2009年2月28日発売。寸詰まりなデザインの障害物回避機能搭載自律型二足走行ロボット。赤外線操作も可能。
  • チョロQハイブリッド! - 2009年10月24日発売。ゼンマイタイプとリモコンタイプあり。部品の互換性を保証したゼンマイと赤外線操作両対応のチョロQ。
  • チョロQ Q-eyes - 2014年9月発売。自動運転を行う。センサーを搭載しており、障害物を感知すると避けたり引き返すなどの挙動を取ることが可能。

その他

  • Q-CAR - 2002年11月発売。Qiは129万円[8]。タカラの設立した子会社チョロQモーターズより発売。チョロQを模した造形の電気自動車。末期には1か月間に2台程度しか売れず[9]、2004年11月に製造中止となる。
  • ミュージックチョロQ - 2003年6月28日発売。チョロQ型音楽再生機。マジックゲートメモリースティックDuoに対応。
  • チョコQ - 2002年9月9日発売。先行販売品と一般発売品がある。チョコエッグ アニマテイルズの後継製品。製造は海洋堂、発売はタカラ、販売はタカラ子会社のドリームズ・カム・トゥルーが担当。
  • ビットレーサー - トミーが2001年3月17日に発売したモーター駆動ミニカー。携帯電話用に開発された小型モーター「マイクロビー」を採用し、ミニ四駆の様に部品を換装したり専用のコース上で走らせたりして遊ぶ。
  • ビットチャーG - トミーが2001年7月14日に発売した電波式リモコンカー。2003年6月には発展版のスーパービットチャーGも発売された。2002年11月にはオフロードに対応しシャベルの上下や銛の発射という仕組みを備えたワイルドチャーGも発売された。

ゲーム等

  • テレビゲームシリーズがTAKARA(→アトラス)により数多く販売されている。詳しくはチョロQ (ゲーム)参照
  • 上記のチョロQシリーズとは別に、タカラからPS用ソフト『ぼくのチョロQ』が2002年に発売されている。親子で交通ルールを学んだり、形・数・文字・しつけ・音・リズム・ずかん・言葉・色・時間などを身につけたりするための知育玩具的なゲーム。
  • パチンコ台も2005年に発表された。

漫画

脚注

  1. ^ 【タカラトミー チョロQ】ハイブリッドへ進化(男の浪漫伝説 Vol.63)”. ドリームメール. ユナイテッド. 2014年12月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年12月11日閲覧。
  2. ^ a b c d e 湯川大輔他編 編『チョロQ 79 to 99』タカラ監修、小学館、1999年、12頁。ISBN 978-4-09-102804-4 
  3. ^ a b c d 串間努『少年ブーム 昭和レトロの流行もの』晶文社、2003年、265-267頁。 ISBN 978-4-7949-6561-5 
  4. ^ 「ディフォルメ調バグ・トイの物語」『Speed☆King!』、ネコパブリッシング、2005年2月28日。 
  5. ^ a b c 「疑問解決モンジロー「チョロQ」って、おもちゃなの?」『朝日新聞朝日新聞社、2008年5月12日、東京朝刊、25面。
  6. ^ ◆COMBATDigiQ◆ デジQの戦車版を開発するにあたり、この商品には大先輩である「コンバットチョロQ」に敬意と、願わくばその伝説に少しでも近づけるように…という願いを込めて「コンバットデジQ」と銘々したのです。
  7. ^ マイコミジャーナル記事 トミーの技術とタカラが育てたブランドの相乗効果で生まれた商品なんです。
  8. ^ 『Qi(QUNO)』諸元表” (PDF). CQモーターズ (2002年8月22日). 2003年7月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年12月11日閲覧。
  9. ^ タカラ、「実車版チョロQ」の製造を中止。 | Narinari.com” (2004年11月9日). 2010年9月21日閲覧。 “タカラの佐藤慶太社長は「実車版チョロQ」が最近は月に1〜2台程度しか売れなかったことも明らかにしている...”

関連項目

外部リンク


チョロQ (ゲーム)

(チョロQ! から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/14 13:20 UTC 版)

チョロQ」(チョロキュー)は、タカラ(現:タカラトミー)から発売されているぜんまいミニカーチョロQを題材にしたゲームソフトのシリーズである。一般的にシリーズと認識されているのは1996年3月22日に発売されたPS版第一作以降のテレビゲーム作品であるが、ここではPC用ゲームソフトとして発売されたものも記述する。

本項では便宜上、タムソフトのシリーズ作品以外のチョロQを題材にしたコンピュータゲームについても解説する。

特徴

作品中に出てくる主要な自動車戦車戦闘機などは、チョロQが題材と言うことで全て丸みを帯びた寸詰まりのデザインにデフォルメされている。また、作品によって開発に携わっているメーカーが違う。

玩具版の「チョロQ」はプルバックぜんまいで動くミニカーだが、「ぜんまい」「いったん後ろに引いてから走る」といった概念は一部を除き存在しない。最近の作品やチョロQWiiと、PS・PS2以外の機種で発売された作品は、漢字が登場しなかったり挙動がリアルで無かったりするなど、子供向けに発売したと思われる物もある(チョロQワークスでは漢字にふりがながつく)。

チョロQ2・チョロQ3のBGMを作曲したのは、作編曲・キーボード奏者の梅垣ルナ(当時、梅垣留奈)ら、コンバットチョロQ・チョロQHGのBGMを作曲したのは、作編曲・ボーカリストの佐藤天平

ほとんどの作品のイメージ・イラストレーターとして、中村安広がイラストを担当している。 チョロQ1(VER1.02)は、フルサワヒロシ、チョロQWiiでは、多田誠が担当している。

なお、2025年時点ではチョロQ Wiiを最後に家庭用作品は開発・発売されていない。

シリーズ

機種略称 PS=PlayStation、PS2=PlayStation 2、PS Vita=PlayStation Vita、N64=NINTENDO 64、GC=ニンテンドー ゲームキューブ、Wii=Wii、GB=ゲームボーイ、GBA=ゲームボーイアドバンス、SS=セガサターンMSX、88=PC-8801、Win=Windows、Mac=Classic Mac OS、mob=携帯電話ひかりTVゲーム=ひかりTV

チョロQ(PS)
「チョロQ」シリーズ第1作目。
チョロQ VER.1.02(PS)
  • 欧州版:Penny Racers
  • 1996年12月6日発売
  • 音楽&効果音:中野恭宏、田辺文雄
一作目チョロQの廉価版(PlayStation the Best)。
ボディにC-CARやきかんしゃが追加される、オープニングデモに登場する「ブラックマリア」のエンジン音が違う、など多少の変更がある。また、バグについても多少改善されている。
チョロQ2(PS)
「チョロQ」シリーズ第2作目。
チョロQ3(PS)
  • 1998年2月19日発売
  • 音楽&効果音:梅垣留奈、本山明燮 / 音楽:田辺文雄、石村睦 / サウンド・エンジニア:中野恭宏
「チョロQ」シリーズ第3作目。
チョロQジェット レインボーウィングス(PS)
チョロQの戦闘機版。前作までと違い、パイロットとしてアニメ調のキャラクター(ボイス付き)が登場するという異色作。パイロット毎にどの戦闘機かが決まっており、戦闘機はそれぞれ武器や性能などが違う。様々なステージで空賊団を撃退し悪の野望を阻止するのが目的。
登場キャラクターのプレイヤーキャラクターの「シロー」の声は田中真弓、「リリー」の声は桜井智、「薫」の声は桑島法子が、敵キャラクターの「黒騎士」の声は緑川光が担当している。
チョロQパーク(SS)
唯一のセガサターンソフトの作品。。この作品では、エンジンを「ぜんまい」の「ネジ」と称しているが、やはり引いてチャージする概念はない。カスタマイズするのではなく、あらかじめ用意された性能の決まったチョロQをコース上のポイントに配置してリレー形式でレースをする。レースで優勝したり、コース上のコインを全て拾ったりなどとすると新しいチョロQが手に入る。また、ライバル車にぶつけるタイヤ、コース上に撒いてスピンさせるオイルという妨害アイテムもある。
チョロQマリン Qボート(PS)
船舶潜水艦でのレースの他に制限時間内に条件を満たすとクリアとなるミッションがある。
大きな特徴としては他船を砲撃して妨害できる(逆に妨害されることもある)ことである。それぞれの船によっては弾の種類が異なり、砲弾、魚雷、ミサイル、さらには注射器や花札などを発射できる。発射位置も正面や真横など、船の種類によって変わる。
パーツ交換などのカスタマイズはできず、レースやミッションの賞品として新しい船を手に入れていく。
船の種類は多岐に渡り戦艦巡洋艦空母等の主に戦闘用の船の他、漁船やスワンボート、海洋動物など多数存在する。この作品にもマッドスペシャルが登場するほか、BHE社の最新作に出てくる潜水艦もシークレットとして登場する。
チョロQ64(N64)
  • 欧州&北米版:Penny Racers
  • 1998年7月17日発売
  • 開発:ロコモティブ
  • SOUND
    • CONDUCTOR:AKIKO HIDA
    • MUSIC:KAZUHISA KAMIFUJI
    • SOUND EFFECT:HIROKO OGIHARA
初の任天堂ゲーム機による発売。
タカラNINTENDO 64参入第1弾ソフト。主な特徴としては、性能アップ目的以外に、装飾系パーツ(マシンを飾るためのパーツ)、攻撃パーツなどがあることである。相手を攻撃できる武器パーツは大砲ミサイル地雷など色々な種類があり、それを使うことでレースを有利な展開に進めることが出来るなど奥深さを出した。
64のみRボタンでローリングターンができる。急激なコーナリングが可能で、敵の攻撃を無効化することも出来る。
パーツの入手はPS版と違って、レースで3位以内に入賞すれば、4位以下からパーツを奪うことになっている。また、レースに出るチョロQは6台なっている。
この作品でもマッドスペシャルが登場するほか、条件を満たすと鏡のようなマッドスペシャル(隠しチョロQ)が使えるようになる。隠しチョロQ以外にも、条件を満たすと強力なパーツが手に入る。
また、開発陣はNINTENDO64本体に、PSとは違いコントローラーが4つ接続できることに注目。それまでのチョロQではできなかった4人対戦を可能にした。
この作品には「コースエディット」と言う機能があり、その名の通り自分でコースを作ることができると言う要素である。これらの新要素が小さいながらもヒットを出し、同じ製作会社から続編も出されることとなる。
特典としてブルーメッキのオリジナルチョロQが付属した。
コンバットチョロQ(PS)
  • 1999年2月25日発売
  • 開発:バーンハウスエフェクト
  • サウンド&音楽:佐藤天平
チョロQを戦車(Qタンク)に、コースをマップに置き換えたような作りになっており、敵の撃破や護衛、陣地の突破などのミッションをクリアすることで進軍し新たなマップが現れる。カスタムタンクとノーマルタンクが存在し、カスタムタンクは入手したパーツで強化することが可能で、ノーマルタンクは性能が戦車ごとに固定されている。またドラゴンタンクやホバー戦車などのオリジナルタンクもノーマルタンクとして使える。また、ノーマルタンクはクリアしていないミッションには使用できない。プレイ前にカスタムタンクの戦車タイプとして旋回砲塔型と自走砲のどちらかを選ぶ形式で、タイプによって装備可能な主砲が異なる。燃料や装甲、重量等の概念があるため、ミッションに応じたセッティングが必要となる。また各ステージ上にある宝箱にレアアイテムやシークレットタンクが入っている。また、超重戦車や試作段階の戦車も多数登場する。
恒例のマッドスペシャルもマッドタンクという名前で登場しており、さらに性能があがったマッドタンクSも存在する(後者は使用不可)。
また本作は唯一マルチエンディングを採用している。
チョロQ ハイパーカスタマブルGB(GB)
玩具として発売されているチョロQと同じようにパーツでカスタマイズし、ゼンマイ(作中はエンジン)で走るようになっている。自分と相手と交互にチョロQを動かし、動かす方向やゼンマイの威力などを決め、コースを走らせる。そのため他のチョロQののゲームとは全く違った内容になっている。行方不明になった父を探しに世界を巡るというストーリーが展開されている。
チョロQ ワンダフォー!(PS)
  • 1999年8月5日発売
  • 開発:E-GAME
  • 音楽&効果音:田辺文雄
初のE-GAMEによる制作作品。チョロQ3の「チョロQシティ」よりさらに町の数を増やし、レースを制しつつ各町でのイベントをクリアしていくというストーリー形式の道を確立。RPG色の強い作品。
イベントという概念が追加されたため、街の中にいるチョロQと会話ができるようになっている。燃料システムを採用しており、グラフィックも格段に進化している。
プレイヤーが使用できるボディは6種類しかない上、途中でボディを変更することはできない(カラー変更はゲーム中である条件を満たすとできるようになる)。
本作ではパーツショップが廃止されたため各町に存在する宝箱から入手するかイベントをこなして入手するしかない(中には特定のアイテムを入手しないと入手できないパーツが存在する。一例としてジェットタービンの入手には「はなびのつつ」、「ガスバーナー」、「いらないせんぷうき」が必要である)。
レースについてはそれぞれの町のQ'sファクトリー(グランプリに限り市長または町長の家、グリーンパークのゴーカート場等)まで移動して申請しなくてはならず、コース数も各町で1つしかないため、前作のように様々なコースを自由に走り回るということはできなくなった。
なお、この作品には前作まで登場していたマッドスペシャルは登場しない。また、この作品もおなじみの「クラッシュしました」が出るときがある(頻度は低い)。
チョロQ64 2 ハチャメチャグランプリレース(N64)
  • 1999年12月24日発売
  • 開発:LOCOMOTIVE
  • 音楽:KAZUHISA KAMIFUJI
  • 効果音:HIROKO OGIHARA
前作「チョロQ64」の好評により発売された。数多くのゲームタイトル名に『64』と付いているゲームタイトル名の中では唯一ナンバリングを付いている。タカラ最後のNINTENDO64ソフト。前作との主な違いはコース上に置かれたコインにより、攻撃アイテムの使用許容数を増やすことができるようになったことと、インターフェース面の一新である(タイトル画面の画像は前作と同一)。続編は発売されていない。
通常のレース以外にグランプリモードが追加され、入賞すれば、このモードしか手に入らないパーツとボディが手に入る(クラスによって、手に入るものは変わる)。
Rボタンのローリングに加えて、ジャンプが追加された。
また、マッドスペシャルも引き続き登場している。もちろん、前作のボディは全部登場し、新たに追加したボディも登場。なお、新幹線700系電車スペースシャトルがチョロQになって、レースに参戦している。
隠しパーツだったものも、通常のレースで入手できるようになった。
チョロQ ハイパーカスタマブルGB64GBパックをセットした状態で始めると、スピードが変化したり、すべてのクラスで「かそくSS」や「MAX SS」などの強力なパーツをやりとりできる。
パーフェクトチョロQ(GBC)
前作「チョロQ ハイパーカスタマブルGB」とは違い「チョロQ ワンダフォー!」のように人間ではなくチョロQ同士が会話をするようになった。また、チョロQコインやスタンプを集める要素もある。レースのシステムは前作と同じだが、今作ではボディが「パーフェクトボディ」と「ノーマルボディ」の二種類がありパーフェクトボディのみ、しんかショップでジャンプモードやドリフトモードなどに進化ができる。
玩具のパーフェクトチョロQの「ドリフトウルフ」、「ジャンピングホッパー」のウイングの裏にあるIDナンバーはゲームで入力するとエンジンの性能が変化する。
チョロQ HG(ハイグレード)(PS2)
  • 欧州版:Penny Racers、北米版:Gadget Racers
  • 2000年12月21日発売
  • 開発:バーンハウスエフェクト
  • サウンド&作曲:TENPEI SATO&TEMPEI ARTISTS
初回限定版として玩具版チョロQ「ランサー・エボリューション3 ラリーアートカラーバージョン」と着せ替え人形ジェニーのオリジナルバージョン「レースクイーンジェニー」を同梱の『チョロQジェニーハイグレードBOX』が発売。コンバットチョロQやQボート開発を手がけてきたバーンハウスエフェクトによる初のPS2作品。ゲーム内容としてはチョロQ2から続いていたタウン要素を廃止し、ライセンス洗車などの要素が組み込まれ、ボディに重量の要素(重量が重い程弾かれにくい)を導入し今までなかったボディの性能差が発生した。また、シリーズで唯一オープニングに歌詞が付いている。なお、モアイ像やフライドチキンなどシリーズ恒例のお笑い系ボディも多数存在する(ロボットやフライドチキンはこの作品のみの登場)。
THE BEST タカラモノ(廉価版)で再発売されている。
チョロQアドバンス(GBA)
  • 欧州版:Penny Racers、北米版:Gadget Racers
  • 2001年6月29日発売
  • 開発:エレクトロニクス・アプリケーションズ
  • サウンド:<REEB> 山田靖子
レースで入賞する毎に新たなコースが現れ、全てのコースで入賞すると次のエリアに行けるようになっている。エリアには「サーキットエリア」「ネイチャーエリア」「バトルエリア」「アクアエリア」「アトラクションエリア」の5つがあり、マリンエリアではスクリューもしくはジェットを装備して水上走行することになる。バトルエリアではキャタピラと武器を装備し、コース上の弾薬を拾うことで相手を攻撃できるようになるが、キャタピラでネイチャーエリアのコースを走行したり通常のタイヤでバトルエリアを走行したりはできない。またバトルエリアではMTは使用不可となる。コースは基本的に平面だが、凸凹な地面やジャンプパネル等があり、GBAソフトのわりにはコースの種類が豊富で形状も変化に富んでいる。また消耗品のオイルを使用(装備)することにより、そのレースのみ加速力を上げることもできる。
チョロQ HG2(PS2)
  • 北米版:Road Trip、欧州版:Road Trip Adventure、韓国版:쵸로QHG2[注釈 3]
  • 2002年1月10日発売
  • 開発:E-GAME
  • 音楽&効果音:田辺文雄
  • ラジオ局:Pink Sardine
チョロQワンダフォー!でチョロQシリーズに携わってきたE-GAMEによる開発作品。ゲームモードは、広大なチョロQワールドを旅してレースやイベントをこなしていく「ぼうけんにでる」と、いつもの「きがるにレース」、そして対戦やアイテムトレードが出来る「ふたりであそぶ」の3種類。
今作では、ラジオ放送・100のイベントとスタンプ・100のプチクラ・高速道路などの新要素が多数盛り込まれている。また、時間の要素が導入され朝から夕方、夜へと変化するようになった。
レースでは各街のCランク、Bランク、Aランク、SuperAランクの計23個のレースをクリアしていき、グランプリを目指していく。シリーズ初の24台同時出走チーム制も導入している。
また、チョロQワンダフォー!と同じく、燃料システムを採用。チョロQのメインパーツであるエンジンには燃費が設定されていて、馬力は高いが燃費も悪いエンジンもあるので、燃料との兼ね合いを考えつつ選択する必要がある。
ワンダフォー!で廃止されたパーツショップが復活。しかし本作でもイベントでしか入手できないパーツが存在するが特定のパーツを除き一度でも入手すればマイシティのパーツショップで販売されるようになった。
「ジェットタービン」を装着することにより、多量の燃料を消費してロケットのように加速することもできる。これをワールド内の坂などをうまく利用することで空を飛ぶことも可能になる。また、空を飛ぶ際、「フライトウィング」と「ジェットタービン」を併用する事によって、燃料の限り空を飛ぶ事が可能である。他にもスクリューなどを装着して海を泳ぐなど、陸海空どこでも行くことができる。
広大なひとつのマップの上に多種多様な街が存在し、一度でもその場所を訪れればメニューからワープすることができる。ワンダフォー!のようにマップが一切区切られておらず、ストーリーを無視して自由にあちこち進むことができる。また、街には様々な個性を持つチョロQが生活しており、探し物を頼まれたり勝負を申し込まれたりといったイベントが用意されている。
また、本作ではマイシティという町が存在し、最初は不動産屋しか存在しないがプレイヤーが各地にいるチョロQに土地を売ることでマイシティが発展していく。また、特定の条件を満たすとパーツの売却ができるリサイクルショップとプレイヤーの所持金を預けることができる銀行が作れる。
今回導入されたチーム制により、街にいるチョロQを最大2名までチームメンバーに加えることもできる。チームに加えられるチョロQは決まっており、中には一定の条件を満たさないと仲間に加えられないチョロQもいる。仲間にできるチョロQをみつけて承諾すればそこで初めて自分のチーム結成となる。仲間のパーツも変更でき、仲間にしている間なら自分が変更した設定をずっと受け継ぐためゲーム内のエリアを自分が改造した姿で走る姿を見ることもできる。
仲間ごとにある程度能力差は存在するが、各チョロQには全てAIが搭載されており普段は最下位ばかりのチョロQでも同じコースを何度も走らせるとコーナリングなどが上達していき、スカウト当初より大幅に強くなる。レースに参加するとその順位によって仲間の分の賞金も獲得できるため、「チームバトル」という感覚が強い。
ラジオシステムはピーチFM、E-放送、Q-WAVE(BGMのみ)の3つのチャンネル[注釈 4]およびラジオOFF(BGM無し)を、プレイヤーは自由に選択することができる。番組はゲーム内の時間に則って放送され、ニュース番組や歌番組、お便り紹介など、本物のラジオ番組に近い。
このゲームではチョロQクラッシュ時、自動的にQsファクトリーに戻ってくる仕組みになっている。しかし、クラッシュ要素があるのはレース中のみでマップ探索中は起こらない(悪魔装備で暴れまわると極稀に車体が壁にめり込むことがあるが、クラッシュ判定は出ない)。
THE BEST タカラモノ(廉価版)およびアトラスベストコレクション(廉価版)で再発売されている。
新コンバットチョロQ(PS2)
  • 欧州&北米版:Seek and Destroy、韓国版:新컴뱃쵸로Q[注釈 5]
  • 2002年6月27日発売
  • 開発:バーンハウスエフェクト
  • ミュージック・コンポーザー:山田靖子
  • サウンド・エフェクト:安藤童太
バーンハウスエフェクトの戦車・格闘版チョロQの第二作。上官の指導で味方軍とともにミッションに参戦し、敵軍を倒していくストーリーを展開。また、BHE作品として初めてタムソフトやE-GAME社のような「町を探索する要素」が盛り込まれた。
作戦、ミニゲーム、バトルアリーナをクリアすることで戦車が入手可能。
前作と変わりオリジナルタンクはほとんど廃止され、プレイヤーは実際の戦車(+オリジナル1台)しか操作ができない。しかし、前作では不可能だったマウスシュトルムティーガーが操作可能になり、ほかにも2式内火艇カミ陸上型、Obiekt279などの面白戦車まで108台の実在戦車が登場。砲塔も上下に可動するようになったほか、前作よりもグラフィックがリアルになり履帯や転輪も動くようになった。
カスタムパーツも豊富。前作で採用されていた、燃料、オーバーヒートメーター、弾数、重量規定などを廃止。弾数はリロード式になった。また重量がオーバーしても作戦には参加できるがスピード性能が落ちるようになった。
一部のパーツは戦車によっては取り付けられない物もあり、それらはT・B・Hに分かれている。Tはターレットガンで、主に90式戦車ブラッドレーなどの砲塔回転式の戦車が装備可能。Bはボディガンで、主に駆逐戦車ヘッツァーティーガーI初期型といった旧型戦車が装備可能。Hはヘビータンクで、ヤークトパンターやマウスなど自走砲が装備できる。パーツはいろいろな役割があり、空を飛んだり海を渡れたり、リロードが早くなったりなどがある。
トップメニューにはタンク図鑑がありゲットしたタンクの説明が前作よりも詳しく載っている。
コンバットチョロQアドバンス大作戦(GBA)
  • 2002年8月8日発売
  • SOUND STAFF:HIROSHI IIZUKA
これまでのコンバットチョロQから一転し、ヘクス(六角形のマス)を使用したシミュレーションゲームとなっている。
また、戦車毎に名前や性格、能力値が設定されており、敵を倒したり選択肢を選んだりすることで成長していく。チョロQ同士で会話したりとどちらかといえば低年齢向けにキャラクター化されているが、武器とシールドに相性があり、またユニットの配置による支援効果や特殊効果のあるフォーメーション等戦略に富んでいる。
敵のAIはかなり優秀だが、携帯機の大戦略シリーズ並みの長考をするので1ステージ当たりの時間が長い。ボス戦なども存在。
チョロQアドバンス2(GBA)
  • 欧州版:Gadget Racers、北米版:Road Trip:Shifting Gears
  • 2002年11月28日発売
  • 開発:エレクトロニクス・アプリケーションズ
  • サウンド:リーブ
チョロQアドバンスの続編。前作の基本的に平面なコースと違って軽くうねる程度の高低差があるコースになり、雨や雪が降る演出も加わった。コースの数は多いものの、四角の枠内にコースを押し込めたような形になっているため、どれも同じような長さのコースになっている。また、コースそのものも前作と比べると短くなっているため、コース数が豊富なわりには変化に乏しい。コースには通常の路面の他に川や海、空などがあり、水上はフロート、空中はジェットやプロペラなどのパーツを付けて走ることになる。バトルコースでは、前作のバトルエリアで必要だったキャタピラや武器パーツは無くなり、代わりにコース上に落ちているアイテムを拾って攻撃という形になった。操作面での変化は、マニュアルミッションが無くなった代わりにRボタンと十字キーの操作で跳ねつつドリフトをすることができるようになった。
早期購入特典として、ミニチョロQが4台プレゼントされていた。
チョロQ HG3(PS2)
  • 欧州版:Gadget Racers、北米版:Road Trip:Adventure Avenue (発売中止)
  • 2002年12月12日発売
  • 開発:E-game社
  • 音楽&効果音:田辺文雄
オモチャのチョロQが抽選で貰えた。車種は、チョロQモータースの電気自動車、「キューノ(Q-Car-QUNO)」の「ファイヤーステッカー」バージョンである。
ハイグレードシリーズ3作目。HG2では街を重視しすぎたため、今作ではレースを重視した。レースは各街のレースで入賞してQフラッグを入手し全30のレースを勝ち抜き、グランプリを目指す。ウィリーとジャンプが新たに追加され、パーツの種類も増え、よりボリュームのあるものとなった。
ボディが151種類登場しているが、今までのボディを買う要素が無くなり、レースで1位になった時の副賞でボディを獲得する事ができる。また、チョロQ3以来となるボディの売却も復活した(イベントで入手するボディは売却できない)。
街は、街そのものが4つと、PSのワンダフォーよりも縮小されており、時間の変化、スタンプ、ラジオ放送などHG2で好評だったものが廃止された。チョロQHG2のキャラクターが何名か登場している。
本作では特定条件を満たすと通信販売ができるようになり、パーツショップに行かなくてもパーツの購入ができるようになった。
グランプリ戦はいままではゲーム中の目的として存在したが本作ではゲームクリア後に登場するようになった。
本作ではガレージで流せる音楽用に、「ミュージック・ディスク」という要素が登場し、全6曲となっている。また、この6曲は、HG2のラジオで登場した実在するバンド、「ピンク・サーディン」の1stアルバムと同じ内容になっている(海外版では、別の楽曲に差し替えられている。詳しくは「海外版との相違点と特徴」を参照)。
なお、この作品のみE-gameが公式サイトを作っていたが、掲示板は主に荒らしの影響で閉鎖された(現在、サイトは閉鎖)。
前作HG2とは違いクラッシュすると「クラッシュしました」が出る[注釈 6]。またバグも多い。
THE BEST タカラモノ(廉価版)およびアトラスベストコレクション(廉価版)で再発売されている。
チョロQ!(GC)
  • 欧州版:Gadget Racers、北米版:Road Trip:Arcade Edition
  • 2002年12月19日発売
  • サウンドディレクター:TOMOYUKI HAMADA
  • BGM:SATOSHI MIYASHITA、YASUTAKA HATADE、TOMOYUKI HAMADA
  • SE:MANABU FUJIKI
PSハード系列の「かっこよさ」と任天堂ハード系列の「おもしろさ」を折衷した仕上がりとなっている。特徴としては、操作する車はおもちゃのチョロQという設定であること。車がひっくり返ったり、一部のコースを子供部屋や公園・学校などが舞台になっているなど、玩具としてのリアルさが出ている。4人対戦を可能としている点はN64版と変わらない。
また、チョロQアドバンス2とGBAケーブル接続で互いのゲーム内でレアパーツのゲットができたり新たなレースが追加されたりというリンク機能をもっている。
コース上のスポンサーに見立てた看板には、タカラ玩具であるバウリンガルやスカイシップなどの広告がある。
チョロQ HG4(PS2)
  • 欧州&北米版:ChoroQ
  • 2003年11月27日発売
  • 開発:BHE社
  • 作曲&効果音:葛岡善哉
ハイグレードシリーズ4作目にて、再び初代ハイグレードと同様のBHE社による制作。「登場キャラがチョロQのRPG」と言う様なテイストの作品。ストーリーも存在し、たくさんのレースに勝ち、最後にはグランプリに出場し優勝するのが最終目的となっている。HG2の仲間参戦も復活(※ただし任意でキャラクターを選択したりパーツを選んだりはできない。パーツのみ作戦を指定すればある程度選んでくれる。)、グランプリはワークスのキャラクターと一緒に出られる。
ボディは200種を超えており、チョロQゲーム初の三輪自動車(ダイハツ・ミゼットダイハツ・Bee富士自動車・フジキャビンなど)、六輪自動車(ティレル・P34、三菱ふそう・ダブルルーキーなど)などが登場したほか、人生カーが久々に登場した。また、ティーガーI新幹線E4系電車といったタイヤが隠れるボディもあり、オープンカーやアウディ・R8 (レーシングカー)、フォーミュラカーも登場するがコックピット部分に玩具のチョロQのゼンマイが出ている。また、ゲーム中にて一定条件を満たすとプレイヤーの手でデザインを変更できるボディが入手可能。
本作ではゲーム中に一定条件を満たすとプレイヤーの手でパーツが作れるようになり、特定のアイテムを組み合わせることでパーツが作れる(たとえば「サイバータイヤ」を作る場合、「ガラスせんい」と「タイヤのもと」で作れる)。特定の条件で発生するミニゲームやアイテムをもらえる条件があり、ストーリー進行の都合上、通常プレイで一度ゲームクリアしてしまうと、全てのミニゲームをクリアできない、アイテムをもらえないことがあるので、注意が必要である(デバッグモードでは全アイテムを揃えることが可能である)。チョロQジェットを除き唯一ゲームオーバーが存在する[注釈 7]
『バイオハザード』などへのオマージュなのかパッケージのジャケットに“このゲームには友情シーンやフレンドリーな表現が含まれています。”との表示が描かれている。また、公式サイトには“あの映画「Cars」の原点となった”と書かれている。
アトラスベストコレクション(廉価版)も発売された。
チョロQワークス(PS2)
  • 2005年5月26日発売
  • サウンドディレクション:山田靖子
  • 効果音:安藤童太
  • 作・編曲:山田靖子、小川敬介、鈴木康行、石井吉幸
この作品のみ[1] アトラス社の販売である。
今回は主にイベント重視で、建築、輸送、破壊、畜産と多様なジャンルのミニゲームを作り、またこれに伴いパーツの一種としてクレーン、パワーシャベル、レッカー、トレーラー、耕運機、消火ポンプなどのワークパーツが存在する。そして、様々な仕事をクリアした上で各町で仕事の頂点に君臨する者(マスター)を倒していくというストーリーである。グラフィック面ではチョロQの描写にトゥーンシェイドを用いていて、今までのリアル感が一転、おもちゃっぽさを全面に押し出したものになっている。
また、各自動車会社とコンタクトをとり、登場ボディが実車名になった。しかし、その代わりボディ全体の登場数は前作と比べて大幅に減っている上にCPUのみしか使えないボディまであり、さらにチョロQシリーズの骨子であったレース、マップの探索といった要素を大幅に省略している。
チョロQ Wii(Wii)
  • 欧州&北米版:Penny Racers Party:Turbo-Q Speedway
  • 2008年2月28日発売
  • 開発:バーンハウスエフェクト
  • 作曲&効果音:葛岡 善哉
初のWii用ソフトで現時点でのゲームソフトとしては最新作。発売元はタカラトミー。今作では、Wiiリモコンを横向きに持ち、車のハンドルに見立てて左右に傾けることでチョロQを操作する。また、Wiiリモコンを振ってエネルギーをチャージすれば猛ダッシュも可能。ボディは70種類(140バージョン)の車種が実名で登場[注釈 8]。アヒル型や戦車といった変わり種のボディもある。ゲームモードは、レースを勝ち進んでポイントを稼ぎ、最後にボスチョロQ(計5台)と対戦する「ひとりであそぶ」モード、最大4分割で対戦が出来る「みんなであそぶ」モード、チョロQがあらかじめ用意された「とにかくあそぶ」モードなどがある。グラフィックは、チョロQHG4や前作のチョロQワークスのようなトゥーンシェイドを採用している。グラフィックも良くパーツも豊富だが、パーツの種類が簡素化されコースが少ない(約7ヶ所)。また、今まで続いてきた「ストーリー」「タウン要素」などが廃止された。
チョロQレーシング(ひかりTV)
タカラトミーエンタメディアによるクラウドゲーム。後述のチョロQグランプリにオンライン4人対戦を追加したもの。

他社、別ブランドから発売されたもの

チョロQ ホリデーパズル(88)
タカラが「フェニックス」ブランドで販売したスライディングブロックパズルゲーム。15パズルの要領で時間内に絵柄を並べていく。
チョロQ(MSX)
タイトーが開発・販売したアクションゲーム。画面端にあるパーツを敵車を交わしながら落としチョロQを組み上げていく。
デスクトップチョロQ(Win)
爆走! PCチョロQ(Win、Mac)
インナーブレインより発売されたデスクトップアクセサリーとパズルゲームが入ったコンピュータソフト。ネジを巻いて走らせるゲームだけが、チョロQ引いてチャージする機能がある。Windows XPでは動作しない。ゲーム終了時に爆走! PCチョロQ2の予告が流れる。
爆走! PCチョロQ2(PC)
爆走! PCチョロQの2作目。インナーブレインより発売されたパソコン版のチョロQ。3Dの箱庭が新たに登場し、走らせることができる。
チョロQビュンビュンレーサー(PlugIt!シリーズ)
タカラが発売していた体感ゲームシリーズ「PlugIt!」のうちの1つとして発売。ハンドルコントローラーで操作を行い、2人プレイも可能。
チョロQワールドグランプリ(Mob)
携帯アプリでプレイできるチョロQの3Dレースゲーム。月ごとに違ったグランプリが開催されており、日産自動車と相互協力をしているため、日産のみ実車が登場している。
ARコンバットデジQ -ともだち戦車隊-(PS Vita)
コナミが製作・発売を行っている、チョロQの派生型であるデジQを題材とした、戦車・格闘版チョロQ。KONAMIによると、このゲームはKONAMIのオリジナルタイトルであり、チョロQのゲームのシリーズではないとのこと。
コンバットチョロQ (mob)
タカラトミーエンタメディアと、サンアートによるソーシャルゲーム。ハンゲームモバイルとGREEでの公開。架空の王国「チョロQ王国」で、プレイヤーは、王国の平和を守るため、王国解放軍となり、侵略を企むワルQ帝国と戦っていく。なお、名称はコンバットチョロQと同じではあるが、内容は全く異なっている。
チョロQグランプリ (mob)
タカラトミーエンタメディアと、コンバットチョロQやチョロQHG4の制作を手掛けたバーンハウスエフェクトによる携帯アプリ。auスマートパスで公開されている。チョロQの3Dレースゲームで、1位を目指してレースやグランプリに挑戦するという内容になっている[2]
現在、大幅にゲーム内容を変更したバージョン1.0.5が公開されており、2013年1月23日付で追加コース第1弾が発表され、2013年5月2日付で新しい車種が追加された[注釈 9]
チョロQグランプリHYPER (mob)
タカラトミーエンタメディアと、コンバットチョロQやチョロQHG4の制作を手掛けたバーンハウスエフェクトによる携帯アプリ。auスマートパスで公開されている。チョロQの3Dレースゲームで、前作から新たに7車両と3コースを追加、ガレージ機能やショップでのアイテム販売、ランキング機能をはじめとする新たな機能が多数追加されている。
現在のバージョンは1.0.5となっている。大規模アップデート前と同様対応機種はAndroidのみで、iPhoneなどには対応していない。

このほか、セガからメダルゲームが発売されている他、サミーより「CRチョロQ」と「CRチョロQターボ」がリリースされている。

評価

評価
集計結果
媒体 結果
GameRankings (64)56%[7]
Metacritic (HG2)80/100[3]
(新)63/100[4]
(チョロQ!)61/100[5]
(HG4)48/100[6]
レビュー結果
媒体 結果
1UP.com (HG4)B−[8]
Computer and Video Games (64)[9]
エレクトロニック・ゲーミング・マンスリー (64)6.625/10[10]
(HG4)2/10[11]
Eurogamer (HG2)7/10[12]
(新)4/10[13]
ファミ通 (マリン)22/40[14]
(64)25/40[15]
(コンバット)28/40[16]
(ハイパーカスタマブル)24/40[17]
(ワンダフォー!)24/40[18]
(パーフェクト)26/40[19]
(HG)27/40[20]
(アドバンス)25/40[21]
(HG2)26/40[22]
(新)27/40[23]
(アドバンス大作戦)25/40[24]
(アドバンス2)24/40[25]
(HG3)26/40[26]
(チョロQ!)26/40[27]
(HG4)27/40[28]
(ワークス)22/40[29]
(Wii)27/40[30]
ゲーム・インフォーマー (64)5.75/10[31]
(HG4)6.25/10[32]
GamePro (64)[35]
GamesMaster (HG2)65%[33]
(新)38%[34]
GameSpot (64)4.6/10[36]
(新)5.6/10[37]
(HG4)4/10[38]
GameSpy (HG2)[39]
(HG4)[40]
GameZone (HG2)7.5/10[41]
(チョロQ!)5/10[42]
(HG4)6.7/10[43]
Hyper Magazine (64)70%[44]
IGN (64)6/10[45]
(新)6.5/10[46]
(HG4)2/10[47]
NGC Magazine (64)56%[48]
Nintendo Power (64)6.9/10[49]
(チョロQ!)2.6/5[50]
Nintendo World Report (チョロQ!)5.5/10[51]
Official PlayStation Magazine (US) (HG2)[52]
(新)[53]
(HG4)[54]
Official PlayStation Magazine (UK) (HG2)6/10[55]
(新)3/10[56]
PlayStation 3 Magazine (新)69%[57]
X-Play (新)[58]
(HG4)[59]
Maxim (新)6/10[60]

『ハイパーカスタマブルGB』はファミ通クロスレビューでは6、6、6、6の24点[17]。レビュアーはストーリーが興味を引き、カスタマイズが楽しくゴルフゲームで打つときのような感覚はチョロQっぽさを再現していて楽だとしたが、システムはよくあるものでグラフィックは旧式、継続して試合があるときにセーブするにはキャンセルする必要がある、負けると賞品がないのは妙に違和感があるとした[17]

『64』はGameRankingsでは「混在」と判定された[7]IGNはサウンドとグラフィックを批判[45]。IGNとGameSpotは任天堂のマリオカートディディーコングレーシングといったレースゲームには及ばないとした[36]Nintendo Powerはメニューに難があるとした[49]

『HG2』はMetacriticでは「良好」と判定された[3]。世界を掘り下げ、深みがあると賞賛、サウンドが批判された[41]

『新』はMetacriticでは「混在」と判定された[4]

『チョロQ!』はMetacriticでは「混在」と判定された[5]

『HG4』はMetacriticでは「一般的に好ましくない批評」と判定された[6]

備考

  • チョロQ3、チョロQジェット レインボーウイングス、チョロQマリン Qボート、コンバットチョロQ、チョロQワンダフォー!はゲーム中のBGMを収録したオリジナルサウンドトラックが発売されている。
  • チョロQとチョロQ VER.1.02にはゲームデータとは別にオープニング・エンディング曲と各コースの曲が収録されている。また、チョロQ2にはチョロQタウンの曲が、チョロQ3にはチョロQシティ(昼)の曲が、チョロQワンダフォー!には歌(HG2のラジオ・HG3のミュージックディスクで聴ける歌のバンド、「Pink Sardine」の前身である、「P.P.Panic」というバンドの歌)が、収録されている。チョロQパークではゲーム内で使用されるCD-DAの9曲が、チョロQマリン Qボートには、BHE社の最初の作品「DEEP SEA ADVENTURE 海底宮パンタラッサの謎」で使用されるBGMのうち5曲が、1トラックにまとめて収録されている。これらの曲は、CDプレイヤーで直接音楽を聞くことができる。特にチョロQシティ(昼)の曲はオリジナルサウンドトラックに収録されたものと違い、フェードアウトせずに最後まで聞くことが出来る。基本的に、ゲーム中で再生されるBGMよりも高音質だが、トラック1を再生すると大きなノイズが出たり、機器を壊してしまう恐れがあるため注意が必要である(トラック1にはゲームデータが収録されているため)。
  • チョロQ2は97年に20万9663本、チョロQ3は98年に24万0858本とヒットを飛ばした。
  • アトラスやタカラは、あくまでもゲームを販売しているだけであって、作品の製作に携わっているわけでは無い。実際に今までゲームの製作を担当したのは、タムソフト、アストロビジョン、ロコモーティブ・スタッフ、ネクステック(現:ネクスエンタテインメント)、エレクトロニクス・アプリケーションズ、E-GAME、バーンハウスエフェクトの7社である。
  • 欧州ではチョロQ1、チョロQ64、チョロQHG1・2・3・4、チョロQ!、チョロQアドバンス1・2、新コンバットチョロQ、チョロQWiiが発売されている。
  • 北米では、チョロQ64、チョロQHG1・2・4、チョロQ!、チョロQアドバンス1・2、新コンバットチョロQ、チョロQWiiが発売されている(欧州と違い、チョロQ1とチョロQHG3は発売されていない)。なお、HG3は、北米でも「Road Trip Adventure Avenue」というタイトルで発売される予定だったが発売中止になった模様。その名残からか、チョロQHG3の欧州版「Gadget Racers」のゲーム内で、「チョロQ」や「Q」に当たる部分は、ほとんど「Road Trip」や「RT」と表記されている。例として、「Qトロニック」が「RT-Tronic」、「Q'sショップ」は「RT Shop」、コインホルダーはデザインが変更された上で「Road Trip」の文字、など。
  • 韓国では、新コンバットチョロQとチョロQHG2が発売されている。いずれも言語は英語(欧州版で使用されているイギリス英語)。

海外版との相違点や特徴

海外版の相違点は、いくつか存在する。また、ローカライズされた作品が、日本語版と比較すると良い点を持つ作品や、悪い点がある作品もある。

チョロQHG
  • 欧州版では、言語を英語・フランス語・ドイツ語の3言語の内から、表示言語を選択できる。
  • 一部のコースのレース開始直前に流れるアナウンサーのような声のサウンドエフェクトが、北米版・欧州版共に削除されている。これは、留守番電話応答メッセージのサウンドエフェクトを使用しているためであり、英語圏のプレイヤーにとっては滑稽であるため削除されたと考えられる。
チョロQHG2
チョロQHG2を参照。
チョロQHG3
  • 欧州版では、言語を英語・フランス語・ドイツ語・イタリア語・スペイン語の5言語の内から、表示言語を選択できる。
  • 「Qトロニックのすいみんがくしゅう」が省略され(データ上には存在し、多少誤植があるが、英訳されている)、名前などを入力した後、すぐにガレージに移るようになっている。並びに、ゲーム開始直後に、Qトロニックからのメールを所持しておらず、またQメールシステムのメールも所持していない(2通ともデータ上には存在し、英訳はされている)。
  • 欧州版では、これまでのローカライズに珍しく、日本語版よりも向上した演出効果が見られる。例えば、タウンを走行中のチョロQに話しかけるには、L1ボタンを押してクラクションを鳴らす必要がある。すると、カメラが相手のチョロQに近付き、そのチョロQは振り返ってライトを点滅させつつボディを揺らしながら会話する(家の中のチョロQが話すときと同じ演出)。また、ビジュアルエフェクトにも磨きがかかっており、着水時、水上走行時、夜のライト点灯時などのエフェクトがリアルになっている。その他に、グランジガーデンに小鳥、スクラッチマウンテンにコウモリがいたりする(コウモリのグラフィックとサウンドエフェクトは、ジャングルビートやレイニーマンションのコウモリと同じものが流用されている)。
  • 欧州版では、ミュージック・ディスクが6曲とも全て、HG2のラジオから流れるBGMの6つになっている(一部の曲は、欧州版のミュージック・ディスクでしか聴けないアレンジになっている)。
  • エンディングでは、走行ルートが後半から大幅に変更されている。しかし、カメラワークのプログラムはそのままなのか、変更された走行ルートには相応しくないカメラワークで、視点が壁の中を貫通している。また、プレイヤーを祝福する周りのチョロQも後半からは登場しない。
チョロQアドバンス
新コンバットチョロQ
  • 一部の登場キャラクター名(プロトン軍やQシュタイン軍)の一部の名前が、完璧に別の名前に変更されているQタンクやボスがいる。その変更された名前とは、北米版のローカライズを担当したConspiracy Entertainment(コンスピラシー・エンタテインメント)の、代表取締役や上層スタッフ達の名前である。
  • 日本語版ではキャンペーン用に表示されていた、デストラクションモードの試合終了後に表示される「パスワード」は、海外版ではもちろん表示されない。
チョロQHG4
  • ゲームとして致命的な点は、自動的に文章が改ページされていくようなイベントシーンなどで、ローカライズされた英文がどうしても長すぎるケースであっても、表示される速度あるいは時間が、日本語版と変わらないため、一度に表示されるテキストボックスの文章が最後まで終わっていないのにもかかわらず、次のテキストに移ることがある。例え、たった最後の一文字さえも最後まで表示されていないテキストも含めると、最後までメッセージが終わらない箇所は少なくない。
  • 神や宗教に関する単語、またはそれに関する良くない言葉は直訳されずに、別の単語に差し替えられている。例えば、ドラオガのセリフ中の「ぼくし」が"Someone"、ゆうれいやしき、たんさくゲーム「うそつきぼくしのはか」が"Tomb"、「いのるのは、バカバカしい。」が、"There is no hope...(希望なんてない・・・。)"など。
  • 良い意味で意訳されている文章がある。また、原文がどちらにも取れる曖昧な書かれ方をされていたりする場合に、悪い意味で意訳されているケースや、誤訳もある。例えば、パーツの「4そくほこうユニット」が"4-Speed Walking Unit(4歩行ユニット)"になっているが、これは、「4」を、「4」と取り違えたために起きた誤訳である。
チョロQWii
  • 「マッハごう」と「ヤッターワン」、「Vジャンプ」は権利元に配慮してか、海外版では登場しない。また、「(ミツオカ)オロチ」も登場しない(4台ともデータ上には存在する)。「とにかくレース」モードで選択できるチョロQの1つの「マッハごう」は「Penny Racer DS-FGX(チョロQDS-FGX)」に変更されている。
  • 「(ニッサン)フェアレディZ (S33) (スペシャルカラー)」にデザインされている実在のスポンサーロゴは架空のスポンサーロゴに差し替わっている。「フルカウルレーサー (スペシャルカラー)」にデザインされているアニメ風のキャラクターは削除されている。
  • 「デビル」などの、悪魔を意味する単語は避けられ、別の単語に差し替わっている。例として、「あくまのパーツ」シリーズの「あくま」は「Monster」に、それに合わせて「てんしのパーツ」シリーズの「てんし」は「Saint」に変更されている。また、ボスの「デビルモーター」は「The Phantom」という名前になっている。

脚注

注釈

  1. ^ 名義は本ゲームのスタッフクレジットより。ちなみに、同作のオリジナルサウンドトラックは、ゲーム内のBGMをモチーフにしたサントラ・オリジナルのアレンジになっているが、同サントラのライナーノーツにはHiroyasu Beauty Hoshi氏の名前や本名と見られる氏名は特にクレジットされておらず、編曲(アレンジ)を担当した2名の名前に限り表記されている。
  2. ^ 本ゲーム内のスタッフクレジットにおいては、「みゅーじっく・こんぽーざー 山田 靖子」という山田氏のクレジットのみであり、本作のオリジナル・サウンドトラックのライナーノーツのクレジットにて、土谷忠寛氏も2曲担当していることが公式に判明している。
  3. ^ それに加え、サブタイトルに「CHORO Q ROADTRIP」とある。
  4. ^ 海外版は全てPeach FM(日本版のピーチFMとは放送内容が大きく異なっている)とQ-WAVEの2チャンネル構成になっており、"Pink Sardine"の代わりに"The Push Kings"というバンドの歌が数曲放送される。
  5. ^ それに加え、サブタイトルに「SEEK AND DESTROY」とある。
  6. ^ 今までとは違い「すこしうんてんがらんぼうだったかな?」というメッセージも追加されている。
  7. ^ コンバットチョロQでは作成に失敗した場合「作戦失敗」である。
  8. ^ ごく一部のボディは、実車名は表記されておらず、例えば「フェラーリ 156F1」は、「むかしのレーサー」というボディ名。
  9. ^ 詳細は不明だが2013年7月2日にもアップデートが行われている。

出典

  1. ^ PSonebook版(廉価版)のチョロQマリンQボートもアトラス社販売である。
  2. ^ チョロQグランプリアプリの詳細|アプリ取り放題 - auスマートパス
  3. ^ a b Road Trip for PlayStation 2 Reviews”. Metacritic. CBS Interactive. 2011年11月29日閲覧。
  4. ^ a b Seek and Destroy for PlayStation 2 Reviews”. Metacritic. CBS Interactive. 2018年3月8日閲覧。
  5. ^ a b Road Trip: The Arcade Edition for GameCube Reviews”. Metacritic. CBS Interactive. 2018年3月9日閲覧。
  6. ^ a b ChoroQ for PlayStation 2 Reviews”. Metacritic. CBS Interactive. 2018年3月6日閲覧。
  7. ^ a b Penny Racers for Nintendo 64”. GameRankings. CBS Interactive. 2018年3月7日閲覧。
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  10. ^ “Penny Racers”. エレクトロニック・ゲーミング・マンスリー (Ziff Davis). (1999). 
  11. ^ EGM staff (December 2004). “ChoroQ”. エレクトロニック・ゲーミング・マンスリー (Ziff Davis) (185): 170. 
  12. ^ Taylor, Martin (2003年8月14日). “Play It budget titles (Page 4)”. Eurogamer. Gamer Network. 2018年3月8日閲覧。
  13. ^ Taylor, Martin (2003年8月14日). “Play It budget titles (Page 3)”. Eurogamer. Gamer Network. 2018年3月8日閲覧。
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  17. ^ a b c ファミ通No.555 1999年8月6日号 31ページ
  18. ^ チョロQ ワンダフォー! まとめ (PS) / ファミ通.com
  19. ^ パーフェクトチョロQ まとめ (ゲームボーイ) / ファミ通.com
  20. ^ チョロQ HG まとめ (PS2) / ファミ通.com
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