ソーサラーハンター本部(ステラ教会)
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「爆れつハンター」の記事における「ソーサラーハンター本部(ステラ教会)」の解説
スプゥールナ大陸ファミル帝国の帝都―ファザードに本部を構える国教。大陸全土に散らばるステラ教会から寄せられるソーサラーの横暴を元に、罪なきパーソナーを救うため、秘密裏にソーサラーハンターを派遣する組織。また、その危険さから使用を禁止している魔法―禁呪を買い取り、封印も行っている。 セイント/ビッグ・マム(カヌレ・ステラ) 声 - 島本須美 表向きは慈悲深きステラ教会の教祖―セイント・マムだが、裏の顔はソーサラーハンターの総元締め―ビッグ・マムであり、本編での彼女は基本的に後者として登場する。左目の下に泣き黒子があり、常に聖母と見紛う優しい微笑みを湛える絶世の美女だが、キャロが調子に乗ってふざけ過ぎると、般若と見紛う恐ろしい形相で叱り付ける。 ファミル帝国皇帝の姉でありながら、数百年前には自らハズナイツ達を率い、破壊神復活を目論んだ魔族と戦った。本編最後では復活したアプリコットに地位を譲り、ハズナイツに見守られながら、帝国創世期の都―ステラ跡にて弟と深い眠りにつく。 モデルは『天空戦記シュラト』の調和神ヴィシュヌ(担当声優も同じ)。TVアニメ版では主に白いドレスで統一されているが、その他では青いドレスを纏っていることが多い。 ドーター 声 - 玉川紗己子 いつもおだんご頭に極ミニのチャイナドレスで現れ、ビッグ・マムの指令をキャロ達に伝えるエルフ耳の巨乳少女。絶滅したとされている有翼人の生き残りで飛行能力があるが、背に羽根が生えているのは自分だけと、疎外感を抱いている。 漫画版ではシリウス(ザッハ・トルテとその一味の項目参照)との間に子供をもうけており、スナック・ショコラのチーママとして活躍している。 TVアニメ版では、次回予告の全ナレーションを担当。また髪の色が書籍・OVA版では黒なのに対し、紫に変更されている。 ミルフィー・ユ 声 - 平田康之(TVアニメ版)/緒方恵美(OVA版) ウェーブの掛かった髪をポニーテールにした美青年で、浅黒い肌のソーサラーハンター。オネエ言葉で能天気にキャロに迫ってはからかっているが、実はハズ・ナイツの一人。漫画版の過去の世界―ファミル帝国創世期には少年の姿が描かれているものの、ソーサラーハンター現役時のキャロ達の両親―アプリコットとオニオンともチームを組んでいた頃から、歳を取った描写がない。作中ではマムの指示で、キャロ達を影から見守っている。 普段の戦闘スタイルは、主に羽を使った東方魔術を思わせるものであるが、髪を解いて発揮するその実力は、強力な炎を操って上位アンデッド―不死王をも一蹴する。 モデルは『天空戦記シュラト』の迦楼羅王レイガ。TVアニメ版ではオネエ言葉キャラの設定がカットされたが、OVA版では復活。担当声優も、中性的な声質の緒方恵美に変更されている。 シナモン・コーチャ 長い髪にそばかすと丸メガネの、天然ボケ少女。異常なまでに間延びした喋りで、「マムから増援のハンターとして送られた」と説明するだけで一晩を費やした。しかしその言動とは逆に、実は瞬間移動を思わせる程の高速攻撃を繰り出して「その技、光よりも速く」と称される、ハズ・ナイツの一人。漫画版とTVアニメ版では、大きくビジュアルが異なる。 カルーア・ミルク 漫画版でのアプリコットが見た帝国創世期の世界でも、マムの護衛に当たっていた戦前からのハズ・ナイツ。視力を失っているのか、自らの意思かは不明だが、常に目を閉じている。シナモンと共にファザードへ向かった他、キャロの破壊神化を他のハズ・ナイツと共に抑えるなどで登場。 モデルは「天空戦記シュラト」の闥婆王クウヤ。 シフォン・ケーキ ハズ・ナイツの一人。漫画版では試験管状の容器に入れた薬液で闘う。四魔王の一人―クール・ミントと打ち合える実力者。 オニオン・グラッセ 声 - 千葉繁 書籍・OVA版に登場。キャロとマロンの父親で、妻―アプリコットとはソーサラーハンター現役時からの仲。左頬に十字傷を持ち無精髭の、普段は子煩悩で能天気なナンパオヤジだがハズ・ナイツの一人で、プラチナエナジー取得前のザッハと渡り合った大斧(トマホーク)の使い手。基本的にはグラン・パと共に、霊峰ホーディックの守護に当たっている。似た者同士のキャロには、愛情に裏打ちされたものではあるが粗略な扱いで、対してアプリコットに生き写しのマロンには過度なまでの愛情表現を、人目も憚らず行っている。また、ザッハより救出し引き取ったショコラとティラにも、セクハラ交じりではあるがマロンと同様の愛情表現を示している。 アプリコット・グラッセ(旧姓:アンズ) 書籍・OVA版(回想のみ)に登場。キャロとマロンの母親で、夫―オニオンとはソーサラーハンター現役時からの仲。ショコラとティラの養い親にも当たる。聖女の如き慈愛に満ち溢れた、マロンと瓜二つの女性。小説版では現役ソーサラーハンター時のアプリコットが、タイムスリップしてしまったティラと共に魔物退治に当たった(6巻・黒衣の聖母)。 キャロの中の破壊神の魂を狙う四魔王に体を乗っ取られ掛けたため、完全に体を奪われる前にグラン・パに依頼し、四魔王ごと封印されていた。以降表向きは死亡扱いになっているが、終盤で再び暗躍を始めた残る四魔王3人により、自らのクローン体に魂を移され復活。記憶を消され、キャロと恋愛関係になるように仕組まれた。破壊神復活後は記憶が戻り、最終回では二代目セイント・マム(およびビッグ・マム)を継いだ。 ティラにも授けた精霊魔法(ガイアス)の優秀な使い手でありながら、仕置き時はバンダナを頭に巻いて髪を逆立てたアーミースタイルで、サバイバルナイフも駆使して戦う粗野な女戦士となる。 グラン・パ/カシュー・ナッツ 書籍・OVA版に登場。ソーサラーハンターの隠れ里の長であり、小柄な好々爺然とした魔族。元は四魔王の一角であったが、復興に励む人間達の強さに心を打たれ、戦後自らビッグ・マムの下に訪れて、人に寄り添って生きていくことを選んだ。ザッハにより破壊神が復活し掛けた時は、ハズ・ナイツと共にそれを抑え込んだ。
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