スキンヘッド型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 04:59 UTC 版)
第1部の終盤で卵鞘より新たに生まれた変異種。それまでのテラフォーマーと違い頭髪がない。並外れて知能が高く、不気味な笑顔を浮かべるなど表情が豊か。動作も素早く洗練されている。1日と経たず孵化し、孵化直後でも体長は旧型の成虫と変わらず、すぐさま人間に対し敵意をもって戦う。全てのテラフォーマー達の統率者的な立場にある。額に、それぞれの個体によって異なる模様を持つ。統率者的個体が死亡すると、新たに進化したスキンヘッド型が誕生する。 第2部では『\・|・/』を頭目として高度な組織を築いていた。死亡してもすぐに新たに生まれてくるわけではないが、代替わりして何匹か登場している。 〈祈る者(インヴォーカー)〉、『・|・』 声 - 中田譲治 → ボルケーノ太田 (OVA) 地球でテラフォーマーたちを統率する個体。第3部にて命名された。「カリスマテラフォーマー」とも仮称される。額の模様は『・|・』 独自の思惑を持っているらしく、テラフォーマーの軍勢を統率して暗躍している。非常に高い知能とカリスマ性を持ち、テラフォーマー達の中では特異的に、窮地に陥ると「自分の命が惜しくて逃げている」ような面を見せる。 初登場は第1部。一郎とウッドが地球に持ち帰ろうとした卵鞘から誕生。ウッドのエメラルドゴキブリバチの毒に対する耐性を持って産まれる。地球人の格闘技に即座にカウンターを返し、小吉の両手の毒針を引き千切るなど知能が高い。最終的には小吉の渾身の一撃により窓を突き破り船外へ放り出される。小吉と一郎が地球へ逃走する際にはまだ生存しており、後に再登場する。 西暦2610年(1部の10年後・2部の10年前)バグズ1号で火星から地球に襲来した。ロシアに宇宙船を撃ち落とされるも、仲間の「カイコガの糸の繭」で生き延び、潜伏。この時点で既に、(バグズ2号乗組員の遺体から作った)バグズ型テラフォーマー達を引き連れていた。10年かけて密かに仲間を増やす。技術も進歩しM.O型すら配下にいる。火星に残ったテラフォーマー達からは偉大な聖人として崇められているようである。 第2部では序盤、腰布を巻いて銃を解体している様子が描かれた。火星編で全く姿を見せていないのは、既に地球に来ていたからである。バグズ型およびM.O.型のテラフォーマーを率いて北海道に出現。また核施設にて草間紫暮と戦い打ち倒す。 第3部では東京下水道内で捕獲したテラフォーマーの脳内映像の中で初登場。初めに映った姿が祈るような動作だったことから、一警護によって〈祈る者(インヴォーカー)〉と名付けられた。利害が一致する人間たちと協力し、秘密の施設で人間を飼育して人体実験を行っている。この実験場は燈らにより潰された。 その後、テレビ中継に突如として登場し、全世界の一般人がテラフォーマーの存在を知る。これを合図に南極大陸からテラフォーマーの軍勢を呼び、日本占領を図る。彼を殺しにやって来た朝太郎を逆に倒す。さらにテラフォーマーと人類が「和解のため」に設けた会見にて、中国の劉主席をあっさり殺す。イワンに倒され遺体をロシアに回収されるが、弱点を対策していたために生きており、胴体が頭部を回収してそのまま逃亡する。 左頬には20年前に小吉に殴られた時の傷跡が残り、トーガのような服を着ている。また朝太郎との戦いで右腕を欠損し、代わりに「小吉のスズメバチの左腕」を移植して補っている。さらに独自の外科手術により、急所たる「食道下神経節」を分散移動させており、対テラフォーマーのセオリー通りに胸部を破壊されても死なない。 『\・/』 第1部に登場。インヴォーカーの双子。一郎に敗れ絶命。 『\・|・/』 第2部序盤に登場。第2部開始時点での火星テラフォーマーのリーダー。右目が斜視となっており、腰布を巻いている。表情豊かで、より複雑な鳴き声で会話のように喋る。高いカリスマ性と明確なビジョンでテラフォーマー達を導いていたとされ、文字を開発し、テラフォーマーの社会システムを構築した。インヴォーカーの後を引き継ぎ、バグズ型テラフォーマー達を生産した。 火星一日目の夜、満身創痍の第五班の前に現れ、アドルフを死に追いやる。重傷を負って逃げ出した後、切断された首がジョセフによって確認された。 『・|・』※代理の王 突然変異のスキンヘッド型ではない、頭部に『・|・』の模様を描いたテラフォーマー。 『\・|・/』の死に伴って代理の指導者に就いた。一人のカリスマに頼った形態から「学習し蓄積し進化する」形態へと変わった。これによりバグズ(M.O.)型テラフォーマーも、生産体制の変化からか複数個体が出てくるようになる。九頭龍を神と崇め、燈らに襲い掛かるも、凱将軍の特性でテラフォーマーの軍は瓦解し、王たる彼もまたエヴァの電撃で倒され死亡する。 『||・||』 第2部終盤に登場。トーガのような服を着ており、口元と耳にはピアスをしている。紅の毒素で充満したアネックス1号艦内で生まれ、免疫がある。艦内にあったイザベラ専用武器・攻撃用蹴球レガース『カルナバル・ド・パリス』を使いこなす。 救助艦との合流地点に向かうアネックス1号の面々の前に現れ、ニーナや竜二を殺す。生き残りメンバーを追い詰めるも、アレックスの遠隔投球で急所を撃ち抜かれて絶命する。 『・』 第2部最終盤に登場。「ハリモグラ型」のような針のついた毛皮を纏い、石削りのパイプを吸っている。小吉・アシモフ・劉を大群で取り囲み、力尽きさせる。その後は戦いをやめ、中国とニュートンの宇宙船が火星を去る様子を見届ける。
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