ジョン・W・ヤングとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 学問 > 宇宙百科事典 > ジョン・W・ヤングの意味・解説 

ジョン・W・ヤング

分類:宇宙飛行士


名前:ジョン・W・ヤング(John W. Young)
性別:男
国名:アメリカ
生年月日:1930年9月24日(カルフォルニア州サンフランシスコ)
所属宇宙機関:アメリカ航空宇宙局(NASA)
飛行実績:ジェミニ計画(ジェミニ3号/ジェミニ10号/タイタンII)、アポロ計画(アポロ10号/アポロ16号/サターンV)、スペースシャトル計画(STS-1/コロンビア号)(STS-9/コロンビア号)

ジョン・W・ヤングはジョージア工科大学航空工学学んだのち、アメリカ海軍入隊海軍では、テストパイロット訓練を受け、海軍エアテストセンターに3年間所属しました。そして、1962年9月宇宙飛行士選ばれました。
ヤングは6回も宇宙飛行をしていますが、その最初宇宙飛行は、1965年3月23日打ち上げられジェミニ3号でした。これは、アメリカ初の2人乗り宇宙船で、ジェミニ計画初の有人宇宙飛行でした。ヤングその後ジェミニ10号アポロ10号などにのり、宇宙船司令官司令船パイロットとして宇宙飛び立ってます。スペースシャトル初飛行であるSTS-1コロンビアにも搭乗してます。
また、ヤング1973年から1987年までの間、スペースシャトル設計宇宙開発サポート宇宙飛行士育成業務とするアストロノート・オフィスのスペースシャトル部門チーフ務めオービタ着陸プログラム25スペースシャトル計画取り組みました
1987年から1996年にかけては、開発操作安全性を担うJSC(NASAジョンソン宇宙センター)で、スペースシャトル安全に航行をするための指揮や、新しスペースシャトル宇宙ステーション開発するための仕事たずさわっていました
現在は、ジョンソン宇宙センター技術的なアシスタント・ディレクターとして、宇宙センターでのあらゆるプログラム活動対す技術面や、安全性管理する仕事をしています。

1.同じロケット衛星乗った宇宙飛行士はいるの?
ジェミニ3号(1965年3月23日打上げ)で、バージル・ガス・グリソム同乗ジェミニ10号(1966年7月18日から21日)では、司令官としてマイク・コリンズ操縦士とともに搭乗
司令官パイロット務めたアポロ10号(1969年5月18日から26日)では、トム・スタンフォードとジーン・サーナン同乗しました
アポロ16号(1972年4月16日から27日)では、宇宙船司令官としてケン・マッティングリー、チャーリー・デュークと同乗
スペースシャトルSTS-1(1981年4月12日から14日)では、宇宙船司令官としてボブ・クリッペン操縦士とともに搭乗
スペースシャトルSTS-9 (1983年11月28日から12月8日)では、宇宙船司令官として搭乗同乗したのはブルースター・ショウ操縦士、ボブ・パーカー(船外活動もおこなうミッション・スペシャリスト)、オーウェン・ギャリオット、バイロン・リヒテンベルグ(ペイロード・スペシャリスト搭乗実験科学者)、ウルフ・メルボルトです。

2.宇宙どのようなことをおこない、どんなことに成功しているの?
1966年7月ジェミニ10号で、ドッキング用の標的衛星アジェナドッキングランデブー成功また、アジェナ8号から宇宙じん検知器回収しました
1969年5月アポロ10号では、初め月着陸船をつけて月周回飛行おこないました。そして、月周回軌道着陸船切り離し着陸船は月から14.3kmまで近づいたのち、再び司令・機械船ドッキング月着陸船の月周辺での性能テスト成功しましたヤングはこのとき、アポロ司令・機械船残り、月を周回していました。このアポロ10号月周回軌道での着陸船テストは、次に打ち上げられ、月に初め着陸したアポロ11号予行演習でした。
1972年4月アポロ16号では、ヤングチャールズ・M・デューク飛行士とともに月着陸船オライオンにのって月に着陸デカルト高地調査おこない月着陸船の外で計20時間14過ごし、約95kgの岩石採集しました。また、このとき、磁力計使った実験から、月に磁場があることが初め発見されています。
1981年4月STS-1では、133種にものぼるさまざまなテスト実施されました。
1983年11月から12月STS-9で、SEPAC(日本オーロラ実験)で70種以上のもの実験おこない以前宇宙行ったアポロスカイラブがまとめたもの以上の科学的技術的データを得ることができました

月の標本を集めているヤング。左上の車が月面走行移動車(LRV)
月の標本集めているヤング左上の車が月面走行移動車(LRV)

3.どれくらい時間宇宙飛んでいるの?
テストパイロット出身であるヤングの総飛行時間は、ジェット機宇宙船での飛行含めると、1万3,000時間以上になりますそのうち宇宙飛行時間は835時間です。
ジェミニ3号では4時53分、ジェミニ10号では70時間47分。アポロ10号192時間4分、アポロ16号では265時間52分、そのうち月面には71時間3分滞在し合計20時間15分の月面活動おこないました。
スペースシャトルSTS-1では、2日6時21分、スペースシャトルSTS-9では、10日7時47分、宇宙飛行をおこなっています。




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ジョン・W・ヤング」の関連用語

ジョン・W・ヤングのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ジョン・W・ヤングのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
JAXAJAXA
Copyright 2024 Japan Aerospace Exploration Agency

©2024 GRAS Group, Inc.RSS