シリーズ終了時(第60作時点)
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「難波金融伝・ミナミの帝王」の記事における「シリーズ終了時(第60作時点)」の解説
萬田銀次郎 - 竹内力幼少時代に萬田建設の社長である父親が、阿久津商事の社長阿久津に、大阪オリンピックをネタに騙され、借金苦で家に火をつけて自殺し(銀次郎の妹も巻き込まれる。原作では首吊り自殺になっている)、母親は蒸発。師匠の金造に金融のイロハを教えてもらう代わりに父親が作った借金を自らが背負うと約束し、大阪のミナミに高利貸し「萬田金融」を開業する。 貸した金は手段を選ばずきっちり回収することから、通称「ミナミの鬼」と呼ばれる。その一方では、酷い目に遭った者や沢木組の組長・沢木が紹介した顧客(弱者)などを情に流され救うこともしばしばあるが、これも債権回収のためと言い切る(原作ではごく稀に商売も損得勘定も抜きで行動することもある)。各種法律や判例などに非常に詳しい。 いつもスーツと黒いサングラス(原作とOVAでは眼鏡)を着用。赤、青などの派手な色や革のスーツを着ることもある。初期にはスーツに柄シャツを合わせ、シャツは第一ボタンまで全て留めるというスタイルが多く見られた。中期以降はシングル一つボタンのスーツにマンダリンカラーシャツという組合せが長らく定番で、後期はシャツを上から第二ボタンまで開けるスタイルとなった。シングル三つボタン(比翼タイプ)、ダブル六つボタン二つ掛け、ジップアップなどのスーツを着用した時期もあった。また時代情勢に合わせて商売道具も変化しており、初期は自動車電話などを使っていたが後に携帯電話に移行、インターネットも利用して情報も集めるようになる。 初期作品では性格も原作に近く豪快で時に陽気な人物だったが、作品を重ねるにつれ強面で寡黙なキャラクターへと変化していった。既婚者の設定や、矢吹麻子(竹井みどり)と恋愛関係にある設定の時期もあったが、その後は婚姻経験はない扱いになっている。 シリーズ終了時の愛車はブラバスチューンが施された黒のボディーカラーでホイールも黒色のR230型メルセデス・ベンツ・SLクラス。雨天時以外はいつもフルオープン状態で走行している。過去には、ボディーカラー・ホイールも黒色のブラバス仕様だったR129型メルセデス・ベンツ・SLクラス、メルセデス・ベンツ・W126、E30型BMW325iケーニッヒ、ジャガー、シボレー・コルベットだった時期もあった。 沢木英雄 - ゆうき哲也大阪の暴力団・沢木組(沢木興業)の組長。義理人情を重んじる昔気質の極道で、銀次郎の人柄に惚れ込んでおり、情報収集やボディガードなどあらゆる協力を惜しまない。子分たちの面倒見もよく、一般市民たちからも慕われているが、一方で極道の流儀を踏み躙った者に対しては自らの手を汚すことも厭わず、長編版では銀次郎の生命を狙った丸岡興業の川口を組事務所内で始末している。大学生になる娘が一人いるが、上品な美人であるため、銀次郎や広瀬からは「沢木はんの種やない」と言われている。 広瀬昇一 - 天田益男沢木組幹部で沢木の側近。沢木の誕生日に2万円の花束を贈ったところ、他の組員が高級外車などを贈ったことを引き合いに出され、花束で叩かれ罵倒されてしまうなど、金稼ぎや上納の気遣いの方はあまり得意でないような描写もあった。おっちょこちょいではあるが、銀次郎が沢木に依頼したことには手となり足となり協力する。長編版ではヒットマンに狙われた銀次郎をガードして救った。 梅子 - 梅垣義明(不定期)「劇場版partI 銭の二 一千万円の女」で初登場。なお、劇場版partIIではヤクザに刺された舎弟の竜一を助ける役でも登場。本名は梅原哲夫。大阪でゲイバーを経営するオカマであり、銀次郎に惚れているが、銀次郎は梅子に興味がない。時々借金の取立ても行う。
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