コーガンファミリー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 02:53 UTC 版)
「ジャングルの王者ターちゃん」の記事における「コーガンファミリー」の解説
アメリカ ラスベガスのパンピングアイアンホテルを経営する格闘家家族。世界中のあらゆる格闘技大会をチェックしており、門外不出の中国西派トーナメントも例外ではない。ユンケル オープントーナメント(アニメ版では、中国西派トーナメント)で本来の第一子であるはずのターちゃんの存在を知り、彼を家族に迎え入れようとするが、ターちゃんには断られた上、後に実際には血の繫がりがなかったことが判明。 リサ・コーガン 声 - 高山みなみ コーガン兄弟の末妹(アレクサンドの末子)。 ターちゃんを連れ戻しにアフリカまでやって来た。ジープをジャッキも使わず素手で持ち上げてしまうほどの怪力の持ち主。美人でスタイル抜群の女性レスラーとしてトップクラスの実力を持ち、並みの相手ではリサのほうがウエイトをつけないと(≒ハンディを負わないと)勝負にならない。女性ゆえに異種格闘トーナメントに参加はできないものの、それ以外では兄2人と共にスター選手。 父や兄たちと異なり、心優しく思いやりのある性格。コーガン兄弟の中では唯一、父アレクサンドからロドとニドの出生の真実を聞かされていた。しかし、ターちゃんをファミリーに迎え入れるためという父の言葉が嘘であることを知り反逆。トーナメント一回戦でロドの対戦相手をKOし、代わってロドと戦うが、彼の悲しい過去を聞いて戦意喪失、ギブアップし敗北する。大会終了後はマットと共にホテルの重役となる。 マイケル・コーガン 声 - 林延年 コーガン兄弟長男(アレクサンドの四男)。第一回・第二回プロフェッショナル異種格闘オープントーナメントチャンピオン。 自らを地上最強の超人だと自負する「コーガンファミリーの誇り」の至上主義者であり、異母兄弟のロドに敗北したことから激しい怒りに捕らわれる。並の格闘家よりは遥かに強いが、ターちゃんによれば今まで自分より強い相手と闘って来なかったことから自分の強さに自惚れるようになった模様。ピジャカパトナム・シンを痛めつけて勝ち上がった二回戦、プライドに訴えたターちゃんとの試合では、露骨にカウントを遅くとるレフェリー(審判・レフェリーは全員マイケルの部下)の贔屓を受けるも、ターちゃんの対戦相手を気遣う姿勢に心打たれ改心。最終的にはターちゃんに敗れ、いつもNo.1でならなければならない呪縛から解き放たれて性格も丸くなった。ロドに対しても申し訳なさを抱くようになり、そのロドがニドの手でビルの屋上から落とされた際には間一髪救出した。 マットの仇を取るためと力が低下しているターちゃんの援護射撃のために、待っててコイサンマンに扮してアポロニア仮面と戦うも力及ばず重傷を負う。ヂェーンからの輸血で一命を取り留めるもターちゃんの野生パワーを呼び覚ますため、ヂェーンに頼み込んで死んだことにしてもらった。トーナメント終了後にターちゃんの見舞いに現れたが、ヂェーンがマイケルの生存を告げるのを忘れていたため、ヂェーン以外の全員に幽霊になって化けて出たと勘違いされ、念仏を唱えられてしまう。その後は父であるアレクサンドからパンピングアイアンホテルの社長の座を譲り受ける。 マット・コーガン 声 - 小野健一 コーガン兄弟次男(アレクサンドの五男)。身長195cm、体重128kg。趣味は切手あつめ、得意技は「ダイビング アタック」。兄のマイケルより大柄。第一回・第二回プロフェッショナル異種格闘オープントーナメント準チャンピオン。 梁を圧倒する実力を持つが、彼いわく恐るべき突きの速さに対して、わずかに引きの遅さがあり、ターちゃんからは強さに自惚れがあると評され、父・アレクサンドからも「落ち着いて試合運びができないのが唯一の傷」と評されている。アフリカで梁を一度倒すが、トーナメントでの再戦では梁に追い詰められ恐怖する。だが、梁は百歩神拳を使ったことで反則負けと判定され、マットは試合に勝って勝負に負けるという結果となった。当初はマイケルほどではないが傲慢な面があったが、本大会を通じて改善されていった。 アポロニア仮面との試合で右腕右脚を切断され(アニメでは、痛めつけられた末に天井の照明に叩きつけられ、照明ごと落下)、一度死んだが梁の内養功で一命を取り留める。退院直後、マイケルの葬儀(偽装)に出席。大会終後はリサと共にホテルの重役となる。 アレクサンド・コーガン 声 - 中村秀利 コーガン兄弟の父。元アラブの王国の騎馬隊長で王国最強の格闘家。 王妃と恋に落ち、子供ができてしまい、投獄された。牢番に王妃にもてあそばれたのだと聞かされ、一晩で銃を持った三千人の番兵を倒し脱獄、アメリカへ逃げた。酒場で身体を張った芸を見せて、生活の糧を得ていた際、MAXにスカウトされ、プロ格闘家としてデビュー。連戦連勝であっという間にMAXのスター選手になり、ベスト・トーナメントの出場権を得たが、対戦相手が再起不能になるまで試合を続けなければならないルールを守れず、MAXの女性組織員を相手に自分の優れた遺伝子を持った子供(ロドとニド)を提供することで脱退。その後、別の女性と結婚し、3人の子供(マイケル、マット、リサ)をも設け、一代でパンピングアイアンホテルのオーナーとなった。コーガンは妻の名字。 コーガン3兄弟を溺愛しており、特にマイケルのことは「何事にも一番」にさせるべく偏った教育をしてきた。このことがマイケルの傲慢な性格を形作ってしまった(幼少期のマットは「次男でよかった」とコメントしている)。マイケルやマットがソドム兄弟と対決することを避けるべく、ターちゃんを利用しようとしたが、最終的には改心。 現在では年には勝てず頭は禿げ、肉体的には衰えており、見た目も背の低い中年男性である。リサからは「父は強かった」と過去形で語られ、自らの出生の真実をロドから知らされ逆上したマイケルには半死半生の目に合わされた。後にロドのアドバイスでMAXに全面降伏することを決めた際はマイケルに詰め寄られ、完全に怯え、再び殴られることを想定して事前に医者を呼んでおり、マイケルに「もう殴らねーよ!!」と突っ込まれる有様であった。 アニメではマイケルがターちゃんに負けた際に、彼が見た幻影の中でマイケルをねぎらう言葉をかけるシーンが描かれた。 アレクサンドの秘書 声 - 三石琴乃 眼鏡におさげの女性秘書。ターちゃんたちの事情を把握していた。アポロニア仮面との戦いが終わった後はターちゃんの勝利を祝福する。
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