グレートソルトレイク砂漠とは? わかりやすく解説

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グレートソルトレイク砂漠

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/24 03:30 UTC 版)

グレート・ソルト・レーク砂漠[1] (Great Salt Lake Desert[1])
Desert
ユタ州の衛星画像、2005年。上部左寄りのグレートソルトレイク砂漠では塩が析出し白く見える。
名前の由来: グレートソルト湖
アメリカ合衆国
 ユタ州
ジューアブ郡, トゥーイル郡
面積 4,000 sq mi (10,360 km²)

グレートソルトレイク砂漠(グレートソルトレイクさばく、Great Salt Lake Desert)は、ユタ州北部、グレートソルト湖の西側に広がる広大なプラヤ(乾燥地域の内陸低所にみられる堆積平野)。グレートソルト湖から西はネバダ州との境界まで広がる乾燥した地域である。面積は10,360 km²。

ここの砂は、土壌中の濃い塩分濃度のため白色をしている。塩分は主に、過去に存在していたボンネビル湖(現在はグレートソルト湖とユタ湖のみ残っている)により残された蒸発岩鉱床に由来する。シーダー山地、レイクサイド山地、シルバーアイランド山地、Hogup山地、ニューファンドランド山地といったいくつかの小さな山脈が、砂漠内や砂漠のふちにそって交差している。砂漠の西の端、ネバダ州との境界を越えたあたりにパイロット山脈のパイロット峰がある。

グレートソルトレイク砂漠は、1840年代に推進された西へ向かうカリフォルニアへの移民のための4輪荷馬車の道の代替路であるヘイスティングズ・カットオフの大半が位置していたことが、おそらく歴史的に最も重要なことである。

砂漠の大部分は軍事用に使用されている。ヒル空軍基地が北に、ユタ試験訓練場ダグウェイ性能試験場が南にある。

砂漠内の目立った町はウェンドーバーとダグウェイのみであり、人口は共に1500人程度である。

脚注

外部リンク

座標: 北緯40度40分0秒 西経113度40分0秒 / 北緯40.66667度 西経113.66667度 / 40.66667; -113.66667


グレートソルトレイク砂漠

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/27 15:21 UTC 版)

ドナー隊」の記事における「グレートソルトレイク砂漠」の解説

8月25日、ルーク・ハロランが結核客死。その数日後一行破れてぼろぼろになっているヘイスティングズの手紙を見つけた。それによるとこの先には2昼夜に及ぶもない難路控えている。一行牡牛を休ませて旅に備えた36時間後、進路阻む1,000フィート300メートル)の山越え にかかり、頂上に至ると、そこから見えたのは今しがた越えてきたよりさらに広く水のない不毛な平原で、完璧に平坦で白い塩に覆われており、ラリックによれば地球上でもっとも居住適さない土地のひとつ」だった。牡牛はすでに疲弊しはほとんど尽きていた。 8月30日一行はほかに選択肢もなく前進した日中暑熱表層の塩の下から湿気湧いて地面粘土状変えた幌馬車車輪はその中に沈み中には車軸の高さまで沈んでしまう馬車もあった。日中酷暑夜間酷寒だった。何人かは湖と馬車列の幻を見て、ついにヘイスティングズ追いついたと思い込んだ3日後、尽き一部の者は牡牛水場を捜させようとあえて馬車から解き放った。何頭かの家畜あまりに衰弱がひどく、馬車の軛につないだまま遺棄された。リード牡牛10頭のうち9頭が渇き狂奔して脱走し砂漠の中へ駆け去った。ほかの多く家族同様に牛馬を失う。過酷な行程で何台かの馬車修理不可能な損傷負ったが、人命喪失はなかった。40マイル64キロ2日と言われたはずが、グレートソルトレイク砂漠を抜けるには80マイル130キロ6日間要した砂漠越えて泉で休養するころには、一同ヘイスティングス近道対す信頼を完全になくしていた。そこで数日間費やして牛を休ませ、砂漠残してきた幌馬車を捜して食料物資をほかの馬車積み替えた。リード家の損失がもっと大きくリードは一層強情になって、すべての家族対し手持ち物資食料目録差し出すよう求めた。彼はカリフォルニアのサッター砦英語版)に向けて2人男子先行させるよう提案したジョン・サッター身勝手な開拓者にもきわめて寛容余剰物資分けてくれると聞いていたからである。チャールズ・スタントンとウィリアム・マクカッチェンがこの危険な旅に志願した残った中で実用に耐える馬車牝牛牡牛騾馬混ぜて牽かせた。時期9月中旬になっていて、逃げた牡牛を捜しに出た2人若者が、この先にさらに40マイル64キロ)に及ぶ砂漠英語版)が広がっていると報告した家畜牡牛今や疲弊し痩せこけていたが、ドナー隊はその次の砂漠区間比較無傷通過し旅程捗り始めルビー山脈英語版)沿いの渓谷では特に順調だったヘイスティングスに対してはもはやほとんど憎悪抱いていたが、彼が何週間前に残した思しき轍をたどるほかに選択肢はなかった。9月26日近道踏み入ってから2か月後、ドナー隊今日で言うフンボルト川(英語版)に沿う旧来の街道合流した近道時間節約するどころか逆に少なくとも1か月遅れたことになる。

※この「グレートソルトレイク砂漠」の解説は、「ドナー隊」の解説の一部です。
「グレートソルトレイク砂漠」を含む「ドナー隊」の記事については、「ドナー隊」の概要を参照ください。

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