ティハーマ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/08 14:58 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動ティハーマ(アラビア語: تهامة, ラテン文字転写:Tihāmat; 英語: Tihamah)は、アラビア半島のアカバ湾からバーブル・マンデブ海峡までの紅海に面した沿岸平野あるいは海岸低地を指す地理的名称である[1]。
ティハーマは海から内陸までの距離が最大で70キロメートルほどの、非常に細長く狭い地域である[1]。ティハーマをさらに細かく分ける場合は、メッカより北をティハーマトゥル・ヒジャーズ(Tihāmat Al-Ḥijāz)メッカより南をティハーマ・アスィール(Tihāmat ʿAsīr)という[1]。南アラビア(イエメン)地方のティハーマであるティハーマトゥル・ヤマン(Tihāmat al-Yaman)は、ティハーマ・アスィールの延長である[2]
内陸部と違い、ほとんどは砂丘に覆われ火山地帯も存在し、海岸部の湿地帯やマングローブ、ワジ(ワーディー、涸れ川)に沿った扇状地、いくつかのオアシスを除き乾燥した不毛の土地である。
出典
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