キッド以外の怪盗
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怪盗黒猫(かいとうシャノワール) 声 - 田中敦子(まじっく快斗) / 恒松あゆみ(まじっく快斗1412) No.22「ゴールデン・アイ」に登場。 主にダン光石(ダン みついし、声 - 内田直哉(まじっく快斗) / 咲野俊介(まじっく快斗1412))の「キャッツアイコレクション」を狙う怪盗として活動している。 怪盗としての姿は快斗に「喪に服しているかのような」と評される漆黒の衣装を身にまとっており、逃走手段としてパラグライダーを使用する。その手口は粗雑で、ダン光石の妻が身に着けていたキャッツアイの髪飾りを奪うために、彼女の髪を滅多切りにしたことさえある。ルビィ・ジョーンズ 「怪盗黒猫」の正体。アメリカの保険会社の調査員。本人の発言から、名前は誕生石のルビーに由来する。 アメリカ人を装っていたが、青子の名前が誕生石のサファイアに由来することを知って「(私と)誕生日が近い」と発言したことから、快斗に実際はフランス人であることや、「怪盗黒猫」の正体であることを見破られた。 彼女の父親は宝飾デザイナーで、30年前にケン 光石(ケン みついし)の依頼を受け、マリー・アントワネットが身につけていたアクセサリーの模造品として7つの「キャッツアイコレクション」を作った。しかし、その出来栄えがあまりにも見事だったことから、それらをケン光石に本物として発表されそうになったため、職人としての良心からアントワネットを汚すその行為に抗議して自殺してしまう。そのため、ケン光石はやむなく「キャッツアイコレクション」を封印したが、ケンの息子であるダン光石がその封印を解いたため、残された遺書から父の遺志を酌んだ彼女は怪盗黒猫となり、コレクションが世間に出回らないように回収していた。 コレクション最後の1つである「ゴールデン・アイ」を盗むため、キッドを挑発して挑戦状をたたきつけるが、快斗の策略で偽物を掴まされ、敗北を喫する。だが、彼女の犯行理由と自分のキッドとしての目的が似通っていたことから、その気持ちを汲み取った快斗は本物の「ゴールデン・アイ」を彼女に返却する。目的を果たした彼女は、その際の会話からキッドの正体に気付き、快斗に感謝の言葉を残してフランスへ帰国した。 ナイトメア 声 - 飛田展男(まじっく快斗) / 浜田賢二(まじっく快斗1412) No.23「ダーク・ナイト」に登場。黒い馬を象徴とする仮面を被った犯罪計画師「ナイトメア」として活動している。 世界各国の盗賊の弱みを握って脅し、無理矢理組んでは獲物の半分を報酬として奪った後で、「相棒」をことごとく地元警察によって逮捕させており、正体を見抜かれた場合は自分の手で射殺していた。ジャック・コネリー 「ナイトメア」の正体。インターポールの捜査官。日本人の妻の影響で日本語が堪能である。その妻は3年前に病死したため、一人息子のケンタ(声 - 岩男潤子(まじっく快斗) / 真堂圭(まじっく快斗1412))を日本の養護施設に預け、捜査官として世界中を飛び回っている。 「ナイトメア」としての行動動機はケンタの脳の手術費を稼ぐためだった。計画師としては優れた腕を持ち、犯行の手口や逃走経路を完璧に組み立てる。マジック好きで、黒羽盗一のファンだったことから、怪盗キッドの正体を半ば見抜いており、その付き人だった寺井の存在も知っている。だが、犯罪者としては素人であり、せっかく盗んだ財宝は安く買い叩かれてしまい、かといって獲物を独り占めすれば誰も手を組んでくれなくなるため、その目的はなかなか達成できずにいた。 ブラック・オパールが埋め込まれたイヤリング「暗黒の騎士(ダーク・ナイト)」を盗むため、キッドを脅して協力させるが、提供した警備体制の情報に食い違いがあったことから、快斗にその正体と目的を見抜かれてしまう。 全ての秘密を知られた彼は、合流地点でキッドを射殺しようと銃を向けるが、直後にジャックを追って現場へやって来たケンタの声に動揺して足を踏み外し、一度はキッドの手を掴むものの耐えきれずに転落死した。 怪盗淑女(ファントム・レディ) 初代怪盗キッドが活動していた時期の怪盗。詳しくは#黒羽千影を参照。 怪盗コルボー No.25「真夜中の烏(ミッドナイト・クロウ)」に登場。 つい最近、ラスベガスで活動を開始した売り出し中の怪盗で、その衣装は色が真っ黒という事以外は怪盗キッドにそっくりであり、ハンググライダーまで装備されている。 コルボー(フランス語でカラスの意味)という名の通り、カラスをトレードマークとしており、黒い羽を犯行現場に残していくのが特徴である。 キッドがブラックダイヤモンド『真夜中の鴉』を狙うのと同時に日本に姿を現し、自分の生み出す奇跡を解明できなかったら怪盗を廃業するよう勝負を仕掛ける。 自称『黒羽盗一の兄弟弟子』であるが、寺井によるとそのような人物は存在しないらしく真相は不明。快斗と会話する際には盗一の姿に変装し、勝負が引き分けに終わったあとは姿を消した。ハリー・根津(ねづ) 声 - 津嘉山正種(まじっく快斗1412) No.25「真夜中の烏(ミッドナイト・クロウ)」に登場。 マジック破りの第一人者であり、世界各地で奇術を悪用して私腹を肥やしている連中に正義の鉄槌を下してきた凄腕。 今回は怪盗コルボーとその片手間でキッドを退治するために来日し、一度はキッドを敗退させることに成功した。 その実態はコルボーの変装のひとつである可能性がある。
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