エー・ピー・アイとは? わかりやすく解説

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API

別表記:エーピーアイ

 

「API」とは・「API」の意味

「API」はtwitterといったSNSをはじめ、銀行などでも活用されており、互いアプリケーション機能一部共有し利用できる仕組みの事である。尚、APIの正式な名称は「application programming interface」である。APIを介して連携させる事でアプリケーションサービス拡張が可能となり、連携している双方アプリケーション・サービスなどがより一層便利に使用できる点が大きな魅力であると言えるだろう。APIの活用事例としては、会員専用ページのあるホームページ会員登録をする場合SNSアカウント用いてログイン認証を行うというケースがある。

他にも自社WEBサイト検索エンジン取得した地図挿入したり、サービス間でチャット機能共有利用する事などもAPIの主な活用例として挙げられる。APIの場合アプリケーション開発においては既存アプリサービス使用する場合用いられるケース多く用意されたAPIのルール沿って処理を実施する事で、アプリサービス中身が分からなくてもそれらが持っている機能使用する事が可能だ。他のアプリ・サービスが提供している機能呼び出す事を目的使われるAPIもあれば、OS提供しているアプリ・サービスを呼び出すために使用されるAPIも存在している。

APIを活用するメリットとしては、生産性利便性の向上が期待できるという点が挙げられる販売管理システム売上データなどシステム同士自動連携させ、データ入力自動化できれば作業負担軽減業務効率の向上期待できる手作業による誤入力などヒューマンエラー未然防げるため、作業正確性や質の高いサービスの提供可能になるだろう。また新たなユーザー獲得セキュリティの向上に繋がる可能性高くなるというメリットもある。APIを活用すればユーザー新規登録するする要はないため、不特定多数ユーザー獲得に繋がる可能性がある他、顧客満足度の向上も期待できる

一方、APIを活用する事で自社開発したシステムではなくセキュリティ面優れている他社システム導入し利用するという事もできるようになるため、セキュリティ面の向上はもちろん、ユーザー信頼度もより上がるだろう。さらに開発費用大きく削減する事も可能である点もAPIのメリット一つだ。APIを用いて既存システムサービス利用すれば一から開発する要はなくなる。そのため、開発費用抑えながら開発効率化実現できるのだ。開発時間削減できるので、その分を他の業務費やす事も可能だ他社システムサービス利用によって、魅力的なサービスの提供機能拡張ができるという点は企業側からすると、大きなメリットであると言える

ただ、APIを導入するはいくつ注意しておくべき点もある。その一つとして挙げられるのが、サーバートラブル障害発生した場合利用できなくなる可能性がある事である。API連携しているサービス・システムサーバー障害起きると、連携できずに正確なデータ取得できなくなったり、自社サービス・システム使えなくなる場合がある。不正アクセスなどサーバー障害起き要因は様々あるため、あらゆる事態対処できるような対策検討しておく事が重要である。

もう一つ仕様変更によって不具合発生する可能性もあるという事だ。APIを活用している企業の場合仕様変更や提供を一旦停止した時などに自社サービス・システム不具合起きてしまうリスクがある。特に提供している他社サービス機能への依存度が高いという企業ユーザーに対して必要なサービスが提供できないリスクは高いと言えるので、十分注意しておく必要があるだろう。

「API」の熟語・言い回し

API連携とは


API連携とは、APIを活用してアプリケーション同士機能データ連携させる事である。API連携利用する事で連携した他のサービス機能利用できる他、サービス拡張も可能となる。API連携基本的なプロセスとしては、はじめにあらかじめ決められているルールに従ってリクエストするとAPIを提供しているサービス処理し結果レスポンスする。飲食店スタッフメニュー渡し顧客料理注文して提供されるまでの流れを例とすると、スタッフ顧客メニューを渡す行為は、API連携におけるルール相当する

そして、顧客メニュー決めて注文するのはリクエストである。また、注文した内容シェフ伝えて料理を作る事はリクエストの処理に相当し最後に注文した料理顧客の所まで持ってくる行為レスポンスである。このケースではスタッフがAPIであり、料理注文して顧客の所に持って行くまでの一連の動作がAPI連携となる。API連携利用には様々なメリットがあるが、その一つと言えるのが開発効率化期待できるという事だ。API連携利用すればサービスシステムゼロから開発構築する必要性はなくなるため、大きくリソースカットする事が可能となる。

そのため、よりスピーディーに開発進める事が期待できる。さらに開発費やしていたリソースを他のリソース充てるという事可能だまた、サービス・システム品質及び顧客満足度の向上が可能になる事もAPI連携メリット一つである。API連携場合既存のAPIを利用するため、様々なサービス共有できるようになり、必然的にサービス・システム品質向上に繋がると言えるだろう。他のコンテンツとAPI連携をする事によって、そのコンテンツ提供している多様なサービス顧客利用できるようになり、顧客満足度の向上も期待できる

公開APIとは


公開APIとは、APIを公開する事でサービス・システム仕様明らかにし、提携している企業からのアクセス容認する事である。サービス・システム一部公開する事で外部との繋がりができ、機能連携容易にできるようになっている。APIを公開しているソフトウェア多数存在しており、アプリケーション間の連携簡単に実現できる公開API自社連携している企業それぞれ保有しているサービスなどの共有利用可能にし、質の高いサービス提供する事などを目的としていると言える公開APIを行う事で期待される点は様々あり、その一つ挙げられるのが公開API通じて新し市場への参入ができるようになるという点である。

公開APIによって他社持っている魅力的なサービス利用できるようになれば、これまで接す機会少なかったユーザー層アプローチ可能になり、新規顧客に繋がる可能性が高まる。業界縛られる事なく柔軟な対応も可能となるため、新たなサービス付加価値見出す事も可能だ。他にも公開API場合さらなる連携強化ビジネス上の問題解決期待できる自社サービス他社提供すれば自社とAPIを活用している提携先企業双方利益得られるため、連携強化拡大に繋がる可能性は高いと言えるだろう。

ただ、公開APIを行う際はいくつ注意しておくべき点もある。一つはAPIを利用している時に不具合発生した場合エラー内容表示するメッセージ設けておくという点である。不具合発生している場所や不具合内容速やかに特定できるような設計する事が大切である。また公開API運用する際は、ユーザー対し重要な情報通知する事が重要である。そのためWEBサイト上で知らせたり説明会を開くなど、どのような方法で重要情報ユーザー伝えるかきちんと決めておくのが良いだろう。

API (エー・ピー・アイ)

参照:API 商品別石


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