エリダナの人々
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/24 14:48 UTC 版)
「されど罪人は竜と踊る」の記事における「エリダナの人々」の解説
ジヴーニャ・ロレッツォ 声 - 日笠陽子 / 長沢美樹 1巻から登場。ガユスの恋人。尖った耳を持つ、アルリアン人と人間のハーフ。白金色の髪の色白の美女で、尻の大きさを気にしている。ガユス曰く「俺にはもったいない程のいい女」。製薬会社に勤めているOLさん。親しい者からは「ジヴ」と呼ばれる。基本的に正義感が強く、お人好しで騙されやすい。そのためガユスによくからかわれるが、それが一定レベルを超えた場合、ものすごく黒く邪悪な一面が表に出てくることがある。そのときの状態は「黒ジヴ」「黒き魔女皇」(ガユス談)「悪魔」(ジャベイラ談)「邪悪な闇の女皇」(ツザン談)などと呼ばれ、ガユス、ギギナをはじめとする数多くの高位咒式士をも廃人寸前に追い込むほどの恐怖を与える存在となる(ガユスやギギナ以上の毒舌、ガユス曰く「幼少時に精神的外傷を受けていないとありえないような」罰ゲームを考え、更にそれを笑いながら執行する等)。その恐ろしさはギギナの許婚以上らしい。咒式を使う事は出来ないが、ガユスに教わった護身格闘術を使いこなすなど身体能力は高い。料理は割と下手。 ロルカ・クレム・バグフォット 声 - 広田みのる / 仁科洋平 所属:ロルカ屋 ガユスとギギナが贔屓にしている、闇商品の流通がエリダナで最も盛んな咒式具屋「ロルカ屋」の親父。ノルグム人。樽のような体つきで、胴間声が特徴。元々は製作に携わりたかったが、咒力が無いため商売に転じた。時々ガユスとギギナに協力してくれることもある。度々ギギナをそそのかして超高価な咒式具を買わせ、ガユスを破産させかける犯人。孫が居る。 ホートン 声 - 駒田航 / 金野潤 珈琲に合う美味いポロック(挽き肉揚げ)がある軽食屋の婿養子。硝子球(ほかに東方の計算機)を用いた全く当たらないホートン占いを趣味でやっている。ちなみにガユス相手の占いは(結果はほぼ100%的中しているが)いい結果が出たためしがない。彼のホートン占いによるとガユスの前世は靴紐らしい。また、アミダくじの歌には世を悲観したくなる効果がある。 ベイリック 声 - 高橋英則 / - 所属:エリダナ市警 ガユスの友人である警察官。階級は警部補。年齢にしてはかなり出世している方らしい。頭が良く、警察官としての誇りが在るんだか無いんだかわからない立ち回りをしている。情報提供や仕事斡旋・協力と、何かと話によく出てくる男。味覚がおかしいのか、署の泥水のような(とガユスは思っている)珈琲が大好き。 イアンゴ ガユスの友人であるエリダナ指折りの弁護士。咒式法違反になったガユスとギギナを何度も助けた。ベイリックとガユスとはヴォックルの賭け仲間だが、万年最下位のタルフォルズ一点張りのためにいつも二人に金をふんだくられている。 ヴィネル 声 - こぶしのぶゆき 所属:不明 エリダナでも高名な情報屋で正体不明(性別含)。高位数法系咒式士で道化師の格好をしており、いつも電子画面でのみ登場する。電子に入り込みエリダナの全ての電子が彼の眼であり耳。しかし誰の情報でも構わず売るため敵も多く、決して実体が誰かの前に現れることはない。 ツザン・グラル・デュガソン 声 - 玉川砂記子 / 山田美穂 ガユスとギギナが世話になっている闇医者。ジャベイラの従姉。数年前から20代後半を自称している無駄に色っぽい美女。ガユスやギギナ(患者)を番号で呼ぶ。医者としての能力は優れているが、内臓愛好者という最悪の性格破綻者で、とりわけガユスの美しい内臓(曰く内臓美人)に興味津々。ちなみにガユスの臓器とギギナの造形は彼女の担保であり、完全な形で死亡した場合は彼女のコレクションになる運命である。ジヴの指令で命より大事な解剖用のメスを折られ精神崩壊を起こした。 イムホテプ 所属:? 二足歩行の犬のような愛らしい姿をした、知性と温厚さを兼ね備えた種族モルード人の老人(?)。エリダナ四大咒式士「地下迷宮の主」「隠者」。作中に描写された中では、ガユスとは夜のエリダナで一度会ったきり。占い師のような未来予知をして見せた。種族特有の詩的で抽象的な言い回しが特徴。ガユスいわく「真性変質者のイムホテプ」(ただし、され竜DDではこのような記述はない)。どこにいるのかわからないらしい。 プリセラ・ユプスル・サザーラン 声 - 町田政則 / 梅津秀行 ガユスとギギナに仕事を斡旋する役所(生活対策課)の課長。凄まじく長い説教でガユスとギギナを罵倒するが、全く関係ない愚痴までも説教と結びつけガユスたちのせいにするという、もはや神業の域に達した話術を持つ。ちなみに説教時間の長さは世界記録に後一歩及ばず。思春期の娘を持つも、世の父親の常と言うべきか、やはり嫌われている様子。
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