エリダヌス座EF星B
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/18 21:11 UTC 版)
「エリダヌス座EF星」の記事における「エリダヌス座EF星B」の解説
白色矮星の周りを公転する亜恒星天体のエリダヌス座EF星Bは、スペクトル型がL5と推定される、褐色矮星のような天体である。 かつては恒星だった天体が、外層の水素気体部分のほとんどが白色矮星に移動し、核融合を続けるには小さすぎる約0.06太陽質量のヘリウム核が残ったと予想される。惑星、褐色矮星、白色矮星のいずれとも異なった組成を持ち、このような恒星残骸が当てはまる分類はない。 約5億年前、300万kmの距離にまで近づいた時に、エリダヌス座EF星Bの物質が白色矮星へ流出し始め、伴星との距離はどんどん近くなり、現在はわずか70万kmしか離れていないと推測されている。 似たような恒星残骸としては、パルサーPSR J1719-1438の周囲を公転するPSR J1719-1438 bが知られている。
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