その他のタイラント
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/14 23:08 UTC 版)
「タイラント (バイオハザードシリーズ)」の記事における「その他のタイラント」の解説
ヒュプノス-T型 初登場作品:『GS』 眠りの神「ヒュプノス」の名を冠する、タイラントの小型化成功試作体で、姿はT-002型に近く、巨大な爪を持つ体色は青色。シーナ島司令官のヴィンセントによって競い合わされた、何億という遺伝子を持つ何億もの細胞のうち、生き残った最強の細胞を元に作られており、生命の危機に瀕すると、パワーアップを遂げる。名の由来は、先の細胞を競い合わせる実験の際、長時間に渡る実験の末、研究員が睡魔に襲われた瞬間に素体となる細胞が発見された事から上記の名がつけられた。第1形態 最初に対峙した際の姿。片腕の巨大な爪を除けば人間そのものであったが、撃退され変異する毎に醜悪な姿へと変化していく。 第2形態 アークに倒されたことでスーパー化形態へと変異したヒュプノス。口が裂け、爪が肥大化し、俊敏性・耐久力が増している。 第3形態 第2形態から更に変異したヒュプノス。体格はゴリラのように肥大化し、第1形態の面影はなく、心臓が完全に露出している。俊敏性・耐久力が更に増し、跳躍力が低空飛行のヘリコプターくらいなら届くくらいに向上している。アークに敗れた後も更に追跡しようと試みるが、アークの乗るヘリコプターに装備されたミサイルの攻撃を受けて死亡する。 バンダースナッチ 登場作品:『CV』『GS2』『DC』 汎用性を高めたタイラントというコンセプトで開発された、人間ベースの試作B.O.W.。低コスト性重視のために人間への偽装は施されず、外見は人間や量産型タイラントとは大きくかけ離れているなど、兵器としての実用面を重視して設計されている。 特徴としてまず挙げられるのが、失われた左腕と退化した下半身を補うように発達した伸縮自在の右腕である。これには瞬発移動を可能とする、従来のB.O.W.にはなかった能力を有しており、目標追跡が効率的に行えるほどの移動速度を生み出す。また、右腕の筋組織増強により、凄まじい腕力を発揮することができるようになった。そのため、腕を鞭のようにして敵を叩き潰したり、持ち上げて頭部を握り潰すことが可能である。しかし、試作段階であるため所々に失敗が色濃く出ており、左右非対称の体型と下半身が退化していることが災いし歩行機能は低下しているので、伸縮自在の右腕で補っているとはいえ即応能力は低く、左腕そのものが欠落している点も、タイラントと比較して大きな問題とされている。ただし、『鏡の国のアリス』に登場する猛獣の名を持つだけにその戦闘能力は驚異的で、敵に与える恐怖感は相当なものである。 タイラント091 初登場作品:『GS4』 新型のウイルスであるt+Gの実験体として生み出されたタイラントで、T-ウイルスとG-ウイルスの合作ともいうべきB.O.W.である。他のタイラントと異なる触手のような指を持ち、これが特徴的な武器となっている。t+G特有の電気的特性の発達が見られず、肉体も崩れかけているために失敗作として廃棄されたが、後に活動を再開する。ダッシュからの突き攻撃やジャンプ攻撃などを使用する。心臓が背中に露出しており、そこが弱点。 T-A.L.O.S.(テイロス) 登場作品:『UC』 アンブレラ社の最新商品で、アンブレラ社復活の威信を賭け、世界中の紛争地域に投入される予定で開発されていた。「テイロス」とは、ギリシア神話におけるクレタ島の青銅の巨人であり、「T-ALOS」とはTyrant-Armored Lethal Organic System(タイラント装甲化、致死的制圧、生体システム)の略。タイラントを素体とし、人工臓器を用いて循環器系を強化、脳にはコンピュータチップが埋め込まれており、アンブレラ社のAI「レッドクイーン」の命令に従って行動、装着している超合金の装甲で銃火器からの攻撃を防ぐと共に、T-ウイルスによる暴走を防いでいる。 装備している巨大な4連装ロケットランチャーからも、全タイラントシリーズを遙かに凌ぐ戦闘力を有し、対人及び対兵器用生体兵器という開発コンセプトを達成すると同時に第2形態まで存在、巨大な左腕、短い足、右手に巨大ロケットランチャーと非常にアンバランスだが、機動力は高く、左手で殴りかかったり、ロケットランチャーを撃ったりと攻撃そのものは単調だが、高威力。また、生命の危機に陥ると、脊髄を直接レッドクイーンへ接続し、機械とテイロスの肉体が融合した恐るべき兵器へと変貌、姿は巨大な両腕、左右に開く口、身体に付いた3つの目など、第1形態の姿は跡形も無くなっており、主にレーザービームや触手による攻撃を行う。 『UC』の終盤、クリスやジル率いる私設対バイオハザード部隊(後の「B.S.A.A.」)のアンブレラ社ロシア支部襲撃の際にセルゲイによって起動させられ、強力な攻撃の数々でクリスとジルを苦しめるが、激闘の末に彼らによって撃退される。
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