この【▽九】
読み方:この
《「ここの(九)」の略》ここのつ。きゅう。数をかぞえるときにいう。「なな、や、—、とお」
この【小沼】
読み方:この
群馬県中東部にある火口湖。大沼(おの)の南南東に位置する。湖面標高1470メートル、周囲約1キロメートル、最大深度は季節によって変動し4〜7メートル。冬季は氷結する。赤城山南から流出する粕(かす)川の水源。
こ‐の【×此の/×斯の】
孤野
名字 | 読み方 |
孤野 | この |
小納 | こな、この |
高 | がお→こ(こう)、こうの、この→たか、たかし、たかの |
高 | こ(こう)、こうの、この→たか、たかし、たかの→がお |
高 | たか、たかの、たかし→がお→こ、こうの、この |
昆野
姓 | 読み方 |
---|---|
昆野 | この |
指示語
(この から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/08 18:45 UTC 版)
指示語(しじご)または指示詞(しじし、demonstrative)とは、話し手のいる地点と状況をもとにしてものを指し示す機能を持つ語であり、特に代名詞や限定詞として用いられる[1]。日本語の「これ」「その」や英語の this、that などは典型的な指示詞である。
指示語の使い分け
指示詞は遠近によって使い分けられる。
- 話し手から近いか遠いか。
- 話し手から近いか、中くらいか、遠いか。
- 話し手に近いか、聞き手に近いか、話し手にも聞き手にも近くないか。
- 話し手に近いか、聞き手に近いか、第三者に近いか、誰にも近くないか。
また、距離以外に次のような直示的情報によって使い分けがある言語もある。
- 視界に入っているかどうか。
- 上の方にあるか下の方にあるか。
- 上流か下流か、山の上か麓かなど地理的な情報。
- 近づいているか遠ざかっているか、横切るのかなどの動きの情報。
さらに、直示的情報以外にも以下のような指示物の性質によって使い分けられる。
日本語の指示語
日本語の指示語は一般にこそあどと呼ばれる4系列からなる(場合によって、カ系列を加え、5系列にすることもある[2])。コ系列を近称、ソ系列を中称、ア系列を遠称、ド系列を不定称と呼ぶ場合もあるが[3]、厳密には後述のようにソ系列は中距離を示すものではない。
事物 | 場所 | 方向 | 方向/人称 | 人称 | 連体詞 | 副詞 | 連体詞 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
コ系列 | これ | ここ | こちら(こっち) | こなた | こやつ(こいつ) | この | こう | こんな |
ソ系列 | それ | そこ | そちら(そっち) | そなた | そやつ(そいつ) | その | そう | そんな |
ア系列 | あれ | あそこ | あちら(あっち) | あなた | あやつ(あいつ) | あの | ああ | あんな |
ド系列 | どれ | どこ | どちら(どっち) | どなた | どやつ(どいつ) | どの | どう | どんな |
カ系列 | かれ | かしこ | かなた | かやつ(きゃつ) | かの |
「こそあ」はそれぞれ現場指示用法と文脈指示用法をもつ。
現場指示
現場指示用法は、談話の場において実際に近くにあるものを指して用いる用法である。コ系列は話し手の近くにあるもの、ソ系列は聞き手の近くにあるもの、ア系列はどちらからも離れているものを指す。
文脈指示
文脈指示用法は、話題になっているものや記憶の中にある要素を指す用法である。コ系列は談話に導入された要素や、直後に導入する要素を指す(「正解はこうです。まず…」)。ソ系列は、それまでに談話に導入された要素を指し、仮定した要素や不特定の要素をも指すことができる(「誰か来たらその人に…」)。また「その」には「この」「あの」にはない所有関係を表す機能がある。ア系列は記憶の中にあるものを引き出すときに用いる(「あの頃は良かった」)。
中古日本語における指示語
平安時代の中古日本語では、こ、そ、か(あ)の3系列と、カク、サの指示副詞2系列が用いられていた[4]。
脚注
- ^ Diessel 1999: 2.
- ^ “こそあど + か / think_leisurely”. think0298.stars.ne.jp. 2020年10月22日閲覧。
- ^ “【こそあどとは指示語のこと】上手な使い方を4つの事例で解説”. xn--3kq3hlnz13dlw7bzic.jp (2019年8月21日). 2020年10月22日閲覧。
- ^ 岡崎友子「現代語・古代語の指示副詞をめぐって」『日本語文法』第3巻第2号、日本語文法学会、2003年9月、163-180頁。
参考文献
- Diessel, Holger. 1999. Demonstratives: form, function, and grammaticalization. Amsterdam/Philadelphia: John Benjamins.
関連項目
この
出典:『Wiktionary』 (2021/07/23 12:07 UTC 版)
連体詞
この【此の】
- (名詞に前から係ることによって その、)「これ」と指せるほど(聞き手よりも)己の側に近いものとして話し手が捉えている物事を指し示す近称の指示連体詞。係る相手と なる言葉が物を表す名詞である場合には すなわち、大旨 話し手から手が届くほど身近に その物が在る場合に使うことが多い(用例1)。目の前には無い物や事を表す名詞に係る場合には すなわち、話し手の側が聞き手の側よりも その物事について よく知っている場合や、その物事が話し手の心の中において身近である場合などに用いられる(用例2)。
- 名詞に前から係ることによって、その名詞が、話し手が既に述べた事柄を指し示すものであることを表す指示連体詞。
- (後に述べる事柄を指して)次に述べる。
- (期間を修飾して)今に至る。今から始まる。ここ。
発音(?)
- コ↗ノ→
- IPA: /koꜛno/, [kɔꜛnɔ]
語源
己の許に在る物を「これ」と指し示す上古の近称代名詞であった「乙類コ(此・己・許)」に、名詞の後ろに付くことによって前の名詞が後の名詞に係ることを示す格助詞である「乙類ノ(之・乗)」が付いて出来た。
関連語
近称(こ-) | 中称(そ-) | 遠称(あ-) | 不定称(ど-) | |
---|---|---|---|---|
指示代名詞 | これ [複数: これら] | それ [複数: それら] | あれ [複数: あれら] | どれ |
指示代名詞 | こいつ こちらさま |
そいつ そちらさま |
あいつ あちらさま |
どいつ どちらさま |
連体詞 | この | その | あの | どの |
場所 | ここ こっから |
そこ そっから |
あそこ |
どこ どっから |
方向 | こちら・こっち | そちら・そっち | あちら・あっち | どちら・どっち |
態様 | こう こんな こんくらい こんだけ |
そう そんな そんくらい そんだけ |
ああ あんな あんくらい あんだけ |
どう どんな どんくらい どんだけ |
翻訳
感動詞
斯
斯 |
「この」の例文・使い方・用例・文例
- この地域には野生動物が多い
- この橋から上流へ3キロのところに村がある
- この種の魚にはうろこがない
- この吸い取り紙はインクをよく吸い取る
- この問題の性質はきわめて明らかだった
- この贈り物は受け取れません
- このホテルは500人以上の客を収容できる
- このテーブルなら6人は掛けられます
- この本では言語習得の過程について書かれている
- この部分をまっすぐ横に切ってください
- この川は河口のところで幅500メートルある
- この建物は建築基準法に違反している
- この筋書きを実行に移す
- この小説を子ども向きに書き改めるのは難しい
- 塩を加えればこのシチューはもっとおいしくなる
- この辞書は私にはちょうどいい
- この机は子どもに合わせて高さが調節できます
- この眼鏡は調整する必要がある
- このカードがあれば,あなたはその展示会に入れる
- この切符は1枚で2人入れます
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