そちら

デジタル大辞泉

そち‐ら【^×其^▽方】

読み方：そちら

［代］

１ 中称の指示代名詞。

㋐聞き手に近い方向をさす。「—は遠回りですよ」

㋑聞き手のいる、またはその方向にある場所をさす。「私のほうから—に伺います」「—はもう暖かくなりましたか」

㋒聞き手の近くにある物をさす。「—はお買い得ですよ」

２ 二人称の人代名詞。聞き手自身、また聞き手の側をさす。「—の意見を聞かせてください」

３ 三人称の人代名詞。聞き手のすぐそばにいる人をさす。同等以上の人に用いる。その人。「—を私に紹介してください」

[補説] 「そっち」よりも丁寧な言い方。

隠語大辞典

そちら

1. 同上（※「おにいさん」参照）、『こちら今夜ゆつくりなすつてもいいんでせう』の類。

分類 花柳界

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そちら

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/06/04 18:19 UTC 版)

「日本語の二人称代名詞」の記事における「そちら」の解説

「そちら様」というように、「様」をつけて改まった場で使われることもある。

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

そちら

出典:『Wiktionary』 (2018/10/26 04:21 UTC 版)

代名詞・其方

そちら【其方】

1. 中称の指示代名詞で
   1. 聞き手に近い方向を指す。
   2. 聞き手のいる方又はその方向を指す。
   3. 聞き手の近くのものを指す。
2. 二人称の代名詞で、聞き手又は聞き手の側を指す。
3. 三人称の人代名詞で、聞き手のそばにいる人を指す。

派生語

• そちらさま

関連語

日本語の指示詞

	近称（こ-）	中称（そ-）	遠称（あ-）	不定称（ど-）
指示代名詞	これ [複数: これら]	それ [複数: それら]	あれ [複数: あれら]	どれ
指示代名詞	こいつ こちらさま	そいつ そちらさま	あいつ あちらさま	どいつ どちらさま
連体詞	この	その	あの	どの
場所	ここ こっから	そこ そっから	あそこ	どこ どっから
方向	こちら・こっち	そちら・そっち	あちら・あっち	どちら・どっち
態様	こう こんな こんくらい こんだけ	そう そんな そんくらい そんだけ	ああ あんな あんくらい あんだけ	どう どんな どんくらい どんだけ

翻訳

英語:there,you

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「そちら」の例文・使い方・用例・文例

• そちらの天気はどうですか
• お待ちください．そちらの課におつなぎします
• この仕事をさっさと終えて，すぐにそちらにいくよ
• 「始めようか」「そちらがよければぼくはいつでもいいよ」
• ５年契約以外は断じて結べない．承諾するもしないもそちらの勝手だ
• 数分でそちらに行くよ
• その容疑者が警察署から出てきたとき一斉にカメラがそちらに向けられた
• そちらに向かっているところです
• そちらのほうが適当だ
• あいにく、そちらの回のチケットは完売です。
• 残念ながら、そちらのツアーは締め切りとなりました。
• 麺は同じでも、スープが違います。こちらは豚骨で、そちらはかつお節でだしを取っています。
• 今すぐにそちらへ駆けつけるのが難しい状況です。
• そちらではすべて順調なことを願っています。
• えっ、一時的にパリにいるだけなの？　それともそちらに引っ越したの？
• そちらの商品が大好きなので、ぜひとも私たちのサイトで特集させて頂きたいです。
• 手数料はそちらで負担してください
• そちらの皆様に宜しくお伝え下さい。
• そちらの冬の寒さは聞いている。
• そちらからは何が見えますか？