あちら

デジタル大辞泉

あち‐ら【^▽彼^▽方】

読み方：あちら

［代］

１ 遠称の指示代名詞。話し手・聞き手から離れた方向・場所・物をさす。

㋐あの方向。むこう。「皆さま、—をごらんください」「—からだれか来る」

㋑遠く離れた場所。外国、特に、欧米諸国。「—には五年ほどおりました」「—仕込みの流暢(りゅうちょう)な英語」

㋒あの物。あれ。「それとも—になさいますか」

２ 三人称の人代名詞。あの人。あのかた。「—の御都合を伺ってから決めます」「—がお父さまですか」

短編小説作品名辞典

あちら

作者森下一仁

収載図書ショート・ショート劇場 2
出版社双葉社
刊行年月1986.4
シリーズ名双葉文庫

隠語大辞典

あちら

1. 同上（※「おにいさん」参照）、『こちら今夜ゆつくりなすつてもいいんでせう』の類。

分類 花柳界

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JMnedict

阿知良

姓	読み方
阿知良	あちら

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

あちら

出典:『Wiktionary』 (2021/12/22 09:23 UTC 版)

発音

• (東京) あちら [àchírá] (平板型 – [0])
• IPA^(?): [a̠t͡ɕiɾa̠]

代名詞

あちら【彼方】

1. 遠称の指示代名詞で、話し手・聞き手両者から離れた方向・物・場所を指す。
   1. あの方向。
   2. 遠く離れた場所。特に外国、欧米諸国。
   3. あれ。あの物。
2. 三人称の人代名詞で、あのかた。あの人。

派生語

• あちらさま

関連語

日本語の指示詞

	近称（こ-）	中称（そ-）	遠称（あ-）	不定称（ど-）
指示代名詞	これ [複数: これら]	それ [複数: それら]	あれ [複数: あれら]	どれ
指示代名詞	こいつ こちらさま	そいつ そちらさま	あいつ あちらさま	どいつ どちらさま
連体詞	この	その	あの	どの
場所	ここ こっから	そこ そっから	あそこ	どこ どっから
方向	こちら・こっち	そちら・そっち	あちら・あっち	どちら・どっち
態様	こう こんな こんくらい こんだけ	そう そんな そんくらい そんだけ	ああ あんな あんくらい あんだけ	どう どんな どんくらい どんだけ

成句

• 彼方立てれば此方が立たぬ

翻訳

• 英語: that ^(en), away ^(en), foreign countries

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「あちら」の例文・使い方・用例・文例

• あちらはどちらかといえば天気がよい
• あちらのテーブルが空いています
• あちらの方向へ100メートルほど歩いてください。
• お冷とおしぼりはあちらのカウンターにございます。
• あちらに自動精算機があります。
• あちらこちらで水が溢れていたようだ。
• こちらとあちらでは、どちらが彼らの家ですか。
• あちらでは私は友達に会ったり、お墓参りをしたりしました。
• あなたはあちらのエスカレーターで4階へ上ってください。
• このカメラはあちらほど良くありません。
• 彼はあちらに離れて行く。
• あなたはあちらでも頑張ってください。
• あなたはあちらの列にお並びください。
• 私はそのポスターを町のあちらこちらに貼ります。
• あなたはあちらの部屋に来てくれませんか？
• 私たちはあちらの部屋に行きましょう。
• 私たちはあちらの部屋に行きませんか？
• この時計はまがい物であちらが本物だ。
• あちらです
• トイレはあちらです