こうもり岬の住民たち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 16:01 UTC 版)
パイフー 主人公。コアラ男の父と、美人な吸血鬼の母を持つハーフの子供のオバケ。苗字は無い。こうもり岬小学校オバケの部(夜の部)に通う小学生。母子家庭で、父親は人間の町でコアラ男に変身して暴れてしまい鉄砲で撃たれて他界している。 普段は吸血鬼だが、3秒以上十字架を見せられるとコアラ男に変身し怪力で大暴れし始め、丸いものを見なくては元に戻らない。かなりヤンチャな性格で、イタズラは日常茶飯事。一方、正義感も持ち合わせており、村の危機を救うため依頼料100万円という嘘を付きマコリンに旅の用心棒を依頼し、ホセやアーポンと旅に出る。 本来は空を飛ぶ能力があるが、練習をしないので飛ぶことができない。薬を貰いミミズク山の崖を降りている途中で誤って転落したマコリンを救うため、一度だけ飛ぶことができ無事マコリンを救ったが、その後ホセに飛んで見せようとしたが飛ぶことはできなかった。物語の終わりにはギコチないがなんとか飛べるようになっていた。口笛は下手くそ。 ホセ パイフーの親友。幽霊型の子供オバケで、同じくこうもり岬小学校のオバケの部(夜の部)に通う小学生。フルネームはホセ・ロドリゲス。 毎回無茶なことをするパイフーの押さえ役でいつもパイフーに振り回され、厄介事に巻き込まれる。臆病な所があり、緊張するとオナラが出てしまう。しかしプレッシャーから解き放たれると途端に態度が大きくなる。両親は健在で、パコという弟がいる。変幻自在に姿を変えたり、消えたりできる。普段は人型に近い形状をしているが、空を飛ぶ時などには足を消している。口笛は得意。 アーポン パイフーやホセの友達の子供オバケ。パイフーと同じく苗字は無い。パイフーのことを何かとライバル視し、彼を倒すため10日間カンフーの特訓をして学校を休んでいたと言うが、本当は10日前に出された宿題が嫌で学校をズル休みしていた。悪知恵に関してだけは機転が利き、ある意味パイフーに一目置かれている。腕を自在に伸ばすことができ、鉄砲で撃たれて手のひらに穴が開いてもすぐに元通りになる。目標はパイフーを倒し、こうもり岬小学校オバケの部(夜の部)ナンバーワンのケンカ王になること。 丸山真虎(まるやま まこ) 通称マコリン。人間の男。名前にコンプレックスを持っていて、マコと読むが真の虎と書き男らしい名前なんだと主張する。パイフーたちに何の偏見も無く名前を受け入れられ安堵するが、パイフーに呼びやすいからと「マコリン」と名付けられ、「リン」をつけるなと怒る。その後も「マコリン」というニックネームは定着してしまい、本人もいつのまにか受け入れていく。活火山(かつかざん)という四股名を持っていた元関取で、腕っ節が半端でなく強い。中国拳法の経験もあり、やや肥満体型だがとんでもなく素早い動きができる身体能力の持ち主。 人殺しの噂があり、多くのオバケが住むこうもり岬の中でオバケを差し置いて一番怖がられている。その噂は事実で、現役時代に自分の強さに慢心して調子に乗り、取り組みでイヤミな横綱をキックで土俵の外まで吹っ飛ばし、打ち所が悪く死なせてしまった。なんとか罪にはならなかったが、それ以来自分が嫌になり人前にいられなくなってしまい、こうもり岬のキツネ海岸に住み着き、イカダで漁をしながらひっそりと生活をしていた。パイフーに一緒に薬を持って帰ったら100万円をもらう(漁船を買うつもりだった)という条件で共に旅に出かける。約束がパイフーの嘘だったと分かっても、ミミズク山から落ちた時に助けてもらったこともあり、ガッカリはしたが怒っていないとパイフーを許す。その後、パイフーの呼びかけで、村に流れ着いていたボロボロの幽霊船を村の皆で協力して修復した船をプレゼントされて感動する。その船は「マコリン丸」と名付けられ、幽霊船なので幽霊もついていたが、マコリンは気にせずその幽霊を助手として一緒に漁をしている。 ママ パイフーの母。吸血鬼の女性で、性格は穏やかかつ冷静。パイフーが言いつけを守らなかった際には、罰として顔だけ残して土の中に埋めて太陽の下に晒した。 エミール イエティ型の子供のお化けで、パイフーたちのクラスメイト。エミールも父親も人語を話せない。 ポー 豚型の妖怪の子供で、本人いわくパイフーたちオバケとは違って夜行性ではない。そのため放課後にパイフーたちに遊びに誘われても「眠いから」という理由で断っている。 クー ポーの兄妹。以前パイフーに「うまそう」と言われてからずっと彼を警戒している。 ミーマ ミイラ男。スイカ畑を持っていて、第1話でパイフーにスイカを盗まれた。 オバケの医者 年老いたオバケで物忘れが相当激しく、昔に流行ったオバケ風邪の時には薬を宅配便で注文したが、そのことを忘れてしまっていたのでパイフーたちは危険な旅をしなくてはならなくなった。パイフーの父が死んだことを忘れている回想場面もある。 看護師 オバケの医者の助手。こうもり岬から1200キロ離れた西のミミズク山に薬を取りに行くと志願するが、ミミズク山のふもとの深い森にはモンスターが出るからと、オバケの医者に止められる。 ナターシャ パイフーたちの同級生のオレンジ色の人魂。パイフーとホセが初めてマコリンと出会った時、海上で光るイカダの明かりをナターシャと見間違えた。なお、この時本物は風邪をひいていた。 ヤマダ こうもり岬小学校人間の部(昼の部)に通う小学生。父親が怪我で入院して母親と二人暮らしのため、家計を助けるために新聞配達のアルバイトをしている。オバケと人間では価値観が違うため、パイフーには動機が不純だと言われる。 エリザベス こうもり岬小学校人間の部(昼の部)に通うおさげ髪の女の子。ヤマダより大きい。
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