『FORTUNE・LOVER II』の重要キャラクターに相当する人物
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第6巻以降の舞台となる『FORTUNE・LOVER II』及び魔法省の主要人物(ただし、ソラのみ第3巻より登場)。 ソラ・スミス(Sola Smith) / ルーファス・ブロード(Rufus Brode) 声 - 鳥海浩輔、三瓶由布子(幼少期) バーグ公爵家執事。のち魔法省職員(魔法道具研究室)。『Ⅱ』の攻略対象の1人。第3巻より登場。 空色の髪と瞳を持ち、泣きボクロがある整った顔立ちに背の高い美青年。登場時はルーファス・ブロードとして礼儀正しい紳士然とした青年執事として振る舞うが、実はスラム出身で本性はサバサバとした気さくな男。スラムの孤児であった少年時代からまったく自分の人生を悲観しておらず、自分の力量でどこででも生きていると考えている。第3巻における事件の実行犯であったが、紆余曲折を経て魔法省職員となり、後に同じく魔法省に入省したカタリナやマリアの同僚となる。また第6巻において魔法省を舞台とした『FORTUNE・LOVER II』の攻略キャラの1人だと判明する。 元は異国(エテェネル)のスラムで生活する孤児の少年で特定の名前もなかった。ある日、そのスラムである青年と出会い、彼から瞳の色に由来して「ソラ」と呼ばれるようになり、また生き様をカッコいいと評されて、彼を慕うようになる。その後、病気になった彼を助けようとヘマをして人買いに捕まり、最終的にソルシエ王国の貴族デービッド・メイスンに買われる。そこで魔法の実験体にされ、闇の魔力を得たという過去を持つ。 物語には第3巻における第二王子イアンの婚約セリーナ・バーグが引き起こしたカタリナ誘拐事件の真の実行犯として登場する。表向きはセリーナの忠実な執事として誘拐事件を仕切るが、実際にはセリーナのコンプレックスを刺激し、また闇の魔力を使うことで彼女を操って事件を引き起こさせていた。そもそもは真の主であるメイスンが、有力者の第二王子イアンと第三王子ジオルドの失脚を目論んでバーグ公爵家に仕えさせたものであり、メイスンの命令に従ったものであった。その中で誘拐されたにも関わらず動じないカタリナに興味を示し、そのまま誑し込まれてしまう。その後、大人しく逮捕されると上手く立ち回って収監は免れ、希少な闇の魔力の所持者であることからラーナ預かりとして見習い魔法省職員となる。その際に名前を「ソラ・スミス」とする(スミスはラーナが適当に自分と同じ姓を付けたもの)。第6巻以降はカタリナやマリアと同期扱いの魔法省職員となり、カタリナにアプローチをかけるが気づかれない。照れ隠しのために、しばしばカタリナの髪をクシャクシャと撫でる。彼女から貰った互いの眼の色(水色と空色)のブローチを大事にしている。 サイラス・ランチェスター(Cyrus Ranchester) 魔法省の魔力・魔法研究室の部署長。マリアの上司。ランチェスター伯爵家次男。『Ⅱ』の攻略対象の1人。 知的でクールな美青年。性格は真面目で堅物であり、女性にも手厳しい。有力貴族の出身といわれ、その能力で若くして魔法省の部署長の地位まで上りつめる。しかし、実態は後述する出自から貴族とは名ばかりの半農民の田舎者であり、素の自分を隠すため必要以上に堅物となっていた。女性にも厳しいのではなく単に魔法学園入学まで年頃の女性と接したことがなく免疫がないだけであった。隠れ趣味の畑がカタリナにバレたことから彼女と打ち解け、彼女を通して部下のマリアに好意を向けるようになる。他国と国境を接する辺境の貴族ゆえに武術に優れ、無手でも複数人相手に難なく倒す戦闘技術も持つ。 家は爵位こそ伯爵だが実態は辺境の名ばかり貴族で、領民と農業に精を出していたという過去を持つ。10歳の時に魔力が発現したことで魔法学園に入学することになり、社交など含めて独学で勉強し、家族の期待を一身に背負って田舎者と馬鹿にされないために本来の自分を隠してかなり取り繕うようになる。卒業後も地元の家族の家計を支えるため魔法省に入省し、若くして出世するが、今さら素の自分をさらけ出せるわけもなく、自分を偽ることに強いストレスを抱えるようになっていた。 ストレス発散のため魔法省の広い敷地の一角に隠し畑を作っていたところ偶然からカタリナに発見され、同じ農業趣味で意気投合する。そして地元のばぁちゃん達に似て話しやすいとしてカタリナには訛りも出るような素で接するようになる。本心では部下のマリアに好意を抱くも接し方がわからず戸惑っていたところを『II』の破滅フラグを回避したいカタリナから間を取り持たれ、マリアとも打ち解けるようになる。 デューイ・パーシー(Dewey Percy) 魔法省職員。マリアの同僚。『Ⅱ』の攻略対象の1人。 オレンジ色の髪の小柄な美少年。マリアと同じ街出身の平民で魔力を持たないが、試験によって13歳で魔法省入省を果たした天才少年。外見は年相応の背丈で可愛さがあるがプライドが高く、後述の理由から当初は同期のカタリナやマリアにも反発していた。しかし、狸捕獲任務を経て2人に懐くようになると目に見えて嬉しそうに振る舞い、カタリナからは仔犬の様に可愛いと評される。また一連の経緯を通してマリアに好意を抱く。 かなりの貧乏で学校にも満足に通えなかった家の生まれ。周囲を見返すために努力を重ねた結果、飛び級を重ねて、魔力もないのに史上最年少の13歳で魔法省入省を果たす。このため、貴族の道楽で特例で入省したと噂される公爵家令嬢のカタリナを毛嫌いし、さらには光の魔力が発現して運が良かっただけと見なすマリアにも反発する。しかし、魔法省での狸捕獲任務において(多少の勘違いもあるが)カタリナとマリアを見直し、一転して2人に懐くようになる。特にマリアに恋をしており、『II』の破滅フラグを回避したいカタリナから応援されている。
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