『さらば、逆転』
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 23:45 UTC 版)
「逆転裁判の登場人物の一覧」の記事における「『さらば、逆転』」の解説
王都楼 真悟(おうとろう しんご)[オートロ] 被告人。映画制作会社「英都撮影所」に所属し、「大江戸戦士トノサマン・丙!」のトノサマン・丙役を務める人気絶頂のアクションスター。ホテル・バンドーの近くに私邸を構える。通称は「オートロ」。21歳。前髪が降りていて右目が常に隠れている。バイクレーサーとしても有名であり、劇中でも赤いバイクスーツを着用している。少々頼りない感じが漂い、何かにつけて通話機能のついたブレスレットで関係者に連絡を取る癖がある。藤見野とは公私にわたって険悪なライバル関係と噂されていたが、本人は眼中になかったとのこと。名前の由来は、「煮干」との対比にある「大トロ」から。 藤見野 イサオ(ふじみの イサオ) 被害者。映画制作会社「光映撮影所」に所属し、「大江戸戦士トノサマン・丙!」に対抗して制作された「忍者ナンジャ」のナンジャ役を務めるアクションスター。享年21。年齢の割には少々老けており、暑苦しい雰囲気を漂わせている(開発当初はベテランで、若手に押されているという設定だったため)。常に口には草をくわえている。自伝でクマと格闘したという話を語ったことからクマがトレードマークとなっており、控室にはクマのグッズが犇めいている。好きな色は赤で、キムチやケチャップを冷蔵庫に入れるほか、忍者ナンジャのギターの色にもなっている。王都楼とは公私にわたって険悪なライバル関係にあった。名前の由来は、「不死身なのに死んじゃった」イメージから。 華宮 霧緒(かみや きりお)[キリオ] 目撃者。王都楼のマネージャー。初登場時23歳。眼鏡をかけ、徳利首のホルターネックを着ており、左手には常にスケジュール帳を携帯している。小柄な女性だが頭脳明晰でしっかりしており、王都楼から非常に頼りにされている。名前の「霧緒」は男か女かわからないような名前にしたくて入れた。苗字の「華宮」は神谷英樹に由来。 荷星 三郎(にぼし さぶろう)[ニボシ] 目撃者。王都楼の先輩に当たるアクションスターで、現在は子ども番組で体操のお兄さんをしているが着ぐるみ姿のため未だに顔は知られていない。本作の時点で24歳。「ケチな」という枕詞を付けて話すまでに自分を卑下することが多い。『1』の事件以降も成歩堂たちと付き合いがあるようで、「全日本ヒーロー・オブ・ヒーロー」授賞式典が開催される「ホテル・バンドー・インペリアル」(成歩堂法律事務所前にある「板東ホテル(『2』以降はホテル・バンドー)」の系列店舗)に招待した。『トノサマン・丙!』にも続投を希望していたが、売れっ子の王都楼に押されて断念している。本作で芸能界のゴシップが好きであったことが判明。 大場 カオル(おおば カオル)[オバチャン] 目撃者。警備員。イサオの大ファン。自称「魔性の女」。本作では年齢不詳の理由について「二十歳から年齢を数えたことがない」としており、裁判長によると調書にも年齢が書かれていなかったらしい。前作では通常の警備員の服装だったが、本作では金魚鉢のようなフルフェイスヘルメットをかぶり、通信機のようなテープレコーダーを首から下げ、右手には「カタカタカタ‥‥」と音をたてる玩具の光線銃を持ち、まるで宇宙人のような風貌で登場する。調書にもこのヘルメットをかぶった姿のまま載っていたらしく、御剣は証言台に立つまで気付けなかった。前作の事件で英都撮影所の警備員をクビになったため、当初は御剣のボディガードになろうとしたが「そのようなアレは、困る」と断られた。今回も「マシンガントーク」は健在。 大沢木 ナツミ(おおさわぎ なつみ)[ナツミ] 自称「イヤらしい芸能カメラマン」。倉院の里での事件をきっかけに標的を変更し、スターのスキャンダルを追いかけている。授賞式典会場となったホテルでの張り込み中、高価なカメラを何者かに盗まれてしまった。 堀田院長(ほったいんちょう)[ホッタ] 負傷した冥の担当医。御剣からは本物の医師と勘違いされている。 天野 由利恵(あまの ゆりえ) 霧緒の先輩マネージャー。享年不明。2年前に自殺したが、遺書は見つかっていない。 田中 太郎(たなか たろう)[タナカ] 王都楼家の執事。初老の男性。左目にモノクルを装着し、顔面中央に縦一文字の縫い目があり、常に朗らかで優しい笑みを浮かべる。王都楼や自身の事など多くを語らない。成歩堂は「いかにも執事」といった印象を受けているが、本人は去り際に「人は見かけによらないと申しますよ」と、意味深な言葉を残す。 虎狼死家 左々右エ門(ころしや さざえもん)[コロシヤ] プロの殺し屋。「虎狼死家」は屋号であり、100年前から続いている老舗で、彼は3代目。年齢不詳。殺害現場に必ずサザエのカードを残す。仁義を何よりも重んじており、依頼人との信頼関係を大切にし「サービス」や「アフターケア」を徹底する一方で、裏切りを最も憎む。警察では一般の署員には知らない者も多く、特別捜査課がずっと追い続けているが未だ逮捕の手がかりはない。
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