子供番組
(子ども番組 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/29 04:49 UTC 版)
![]() |
この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。(2022年8月)
|


子供番組(こどもばんぐみ)とは、おもに子供(幼児から小学生または中学生が中心)の視聴を対象とした放送番組のことを指す。子供向け番組とも称される[注釈 1]。
概要
子供番組の大半は学校教育・社会教育・情操教育を目的とした教育番組だが、『おはスタ』など娯楽を主とした子供番組もあり、広義ではアニメ番組や特撮番組や『ケンちゃんシリーズ』のような、子供向けテレビドラマも含まれる。子供番組としての実写ドラマは変身ブームを最後に1980年代以降に減少、2000年代にはNHK教育テレビでも長期シリーズが相次いで終了し、三大ヒーロー番組を残してほぼ壊滅状態となった。ただし散発的にではあるが『まるまるちびまる子ちゃん』のような児童向けドラマ、ガールズ×戦士シリーズのような新シリーズが製作されることもある(詳細は児童向けドラマ#歴史を参照)。
子供の興味や好奇心を惹くような工夫が凝らされ、いくつかのコーナーを組み合わせた比較的テンポの早い展開のものや、近年ではコンピュータグラフィックス (CG) を駆使したものも増えている。着ぐるみ・操り人形・CGなどによる、マスコットキャラクターが出演していることも多く、『ポンキッキ』シリーズのガチャピン・ムックのように比較的長く活躍しているものまで存在する。
中には「親子で楽しめる」ことを目的として大人の鑑賞にも耐えうるような練り込んだ内容としたり、子供向けであることを逆手に取ってクリエイターが実験的表現を試みるなどして、大人のファンがついているものもある。『カリキュラマシーン』『ウゴウゴルーガ』『ピタゴラスイッチ』などはその先進的・実験的な内容で、幅広い年齢層に話題を呼んだ。また、数年もの長きにわたってシリーズ化され、世代を通じて視聴されているものも多い。
日本では1990年代より、地上波民放で放送される子供番組は急減少していった。その理由としては、生活様式の変化や少子化による視聴者数の減少、各テレビ局にて視聴率優先の番組編成が主体になり、時間枠の確保が難しくなったことなどのほか、内容によって些細なことでも保護者側からクレームを寄せられる傾向があり、制作側にとっても当初予定していた番組が作りづらくデメリットが多いという事情もある。当初は高学年児童向けや娯楽主体に番組が作られていたものの、大衆化したり保護者の要望によって次第に低年齢層向けや教育的な内容へのターゲット変更がされたりすることも、しばしば起こる。これらの背景により、地上波に比べて視聴率や編成に左右されないBS放送、スカパー!、ケーブルテレビ、インターネット配信などに放送の主体が移りつつもある(ももいろクローバーZが出演する『とびだせ!ぐーちょきぱーてぃー』など)。
なお、民放各社は子供番組の減少に対し、『天才!志村どうぶつ園』や『どうぶつ奇想天外!』、『ペット大集合!ポチたま』(いずれも終了)のような動物を扱った教養番組やバラエティ番組も子供番組であるという見解を示している[3][リンク切れ]。
商業展開や傾向に関しては子供向けアニメを参照。
世界の主な子供向け放送
番組
日本
アメリカ合衆国
イギリス
アイスランド
チャンネル
日本
アメリカ合衆国
カナダ
イギリス
脚注
注釈
出典
- ^ “「じゃり番」”. 映画・映像 業界用語辞典. 東京映画映像学校. 2022年8月24日閲覧。
- ^ 岩崎未都里 (2014年11月2日). “<庵野秀明監督も魅了した「ウルトラマン」>特撮番組を「じゃり番」として格下に見るのはやめよう”. メディアゴン (クリア) 2022年8月24日閲覧。
- ^ “『青少年に見てもらいたい番組』について”. 日本民間放送連盟. 2022年8月24日閲覧。 [リンク切れ]※各リンク先のPDF文書を参照。
関連項目
外部リンク
- アイデアとリサーチが生んだこども番組 - マンガで読むNHKヒストリー - ウェイバックマシン(2015年9月27日アーカイブ分)
子ども番組
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/29 10:19 UTC 版)
「United Paramount Network」の記事における「子ども番組」の解説
詳細は「:en:UPN Kids」を参照 閉局までの3シーズン、UPNとIon Televisionは週末に子ども向け番組の放送枠を設けていなかった。1995年の開局当時、UPNキッズという放送枠において毎週末にアニメが放送されていた。1998年、UPNはシンジゲート化されたSweet Valley Highの再放送や、新シリーズBreaker Highの放送を平日に行い週末にティーン向けの番組を放送するという方向で、独自に子ども向け番組を放送していった。ABC、NBC、CBS、FOXとは対照的に、UPNの加盟局の中には、土曜日ではなく日曜日に子ども向け番組の放送枠を設けるところがあった。1994年、UPNはティーン向け番組の代わりにABCのOne Saturday Morning block(現:ABC Kids)からいくつかの番組を放送するという協定をディズニーと結んだ。 当時の新しいラインナップはDisney's One Tooと呼ばれ、テレビアニメ版『サブリナ』や『リセス 〜ぼくらの休み時間〜』はオリジナルの枠でシンジゲート放送されたが、これ以降UPNでシンジゲート化されることはなくなり、放送枠も2時間に戻った。平日朝に放送される地域もあったが、平日昼に放送される地域もあった。2002年、Fox Kidsで放送されていた『デジモンアドベンチャー』がラインナップに入ってきた。これはFox Family Channel(ABCファミリー)同様、フォックス放送の子ども向け番組放送枠(のちのジェティックス)をディズニーが取得したためである。UPNは8年間子ども向け番組を放送してきたが、ディズニーとの契約が切れた2003年9月、子ども向け番組の宣伝の量と質の双方にFCCが制限をかけたため、子ども向け番組の放送から撤退した。FCCによる制限が強化された背景には、シンジゲート業者が最も人気のある作品をケーブルテレビで放送したり、広告制限の少ない子ども向けケーブルテレビ事業者が成長したこともあった。2006年、UPNに子ども向け番組の放送枠を復活させようという意図はなかったが、The WBと合併してCWネットワークになった時、The WBからKids' WBという土曜朝の放送枠が引き継がれたこともあって、そのことはうやむやになってしまった。 一部のFOXの加盟局は、土曜朝に娯楽番組やその地域のニュース番組を放送できるよう、UPNおよびWB、独立系テレビ局に対して、4キッズTVの放送枠を残させた。例えば、シカゴのWFLDは、4キッズTVを、共同で所有しているUPN(現:マイネットワークTV)の加盟局WPWR-TVに移し、かつて4キッズTVの放送枠があった時間帯にニュースや別の子ども向け番組を放送している。また、いくつかのUPNの放送局は、TrollzやSherlock Holmes in the 22nd CenturyといったDICエンターテイメントのアニメを放送していたが、この放送局はFCCから最低3時間はE/I番組を放送するよう要求されていて、それに合わせるために週6日30分放送をして規定を満たした。
※この「子ども番組」の解説は、「United Paramount Network」の解説の一部です。
「子ども番組」を含む「United Paramount Network」の記事については、「United Paramount Network」の概要を参照ください。
- 子ども番組のページへのリンク