子ども白紙説を実験的に否定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 15:20 UTC 版)
「板倉聖宣」の記事における「子ども白紙説を実験的に否定」の解説
板倉は1950年代にフランスのリセ、日本の有名進学校、一流大学で調査を行い、「科学を学んだ以後の優等生でさえ、日常生活で身につけた常識的概念にとらわれており、それを克服することが困難なこと」を明らかにした。それをふまえて板倉は「科学教育というものは、自然現象の理解に於いて白紙の状態にある生徒に向かって、科学上の概念や法則を注入することによって成立するものではない。」と述べて、子どもたちは白紙でないばかりか、「科学概念と対立する強固な常識的概念をすでに日常生活で身につけている」ということを明らかにした。板倉はロックの「子ども白紙説」を実験的に否定した。
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