授賞式典
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/06 08:47 UTC 版)
「ケネディ・センター名誉賞」の記事における「授賞式典」の解説
授賞式典は週末の2日間に渡って行われ、招待者のみが参加できる。受賞式典には、理事長の昼食会、国務省の晩餐会、ホワイトハウスのレセプション、そしてケネディ・センターでのガラ公演と夕食会が含まれる。 土曜日にケネディ・センターで開催される昼食会では、受賞者を囲んで理事長が歓迎のスピーチを行う。その日の夜、国務省で開催されるレセプションと晩餐会では、国務長官の司会のもとで受賞者が紹介され、理事長から賞のメダルが授与される。賞のメダルには幅の広い虹色の帯がつけられており、受賞者の首にかけられ、イベントがテレビで放映される際には目立つようになっているが、これはクリエイターのイワン・チェルマイェフによると、「舞台芸術における様々な技能のスペクトラム」を象徴している。 日曜日の夕方には、大統領とファーストレディが主催するホワイトハウスでのレセプションが行われ、その夜にケネディ・センターでの受賞者のガラ公演と夕食会が行われる。 2015年には、バラク・オバマ大統領が生中継で国民に向けて演説した後にガラ公演に出席した。2017年以前には、大統領がガラ公演に出席しなかったことが4回あった。ジミー・カーター大統領は人質事件のあった1979年12月のガラ公演を、ジョージ・H・W・ブッシュ大統領は1989年12月のガラ公演を、ビル・クリントン大統領は1994年のガラ公演をそれぞれ欠席した。 2017年8月19日、ホワイトハウスは、ドナルド・トランプ大統領とファーストレディのメラニア・トランプが、「受賞者が政治的な妨げを受けずにお祝いできるようにするため」、2017年のケネディ・センター名誉賞の受賞者を称えるイベントに参加しないことを決定したと発表した。2017年の授賞式は大統領夫妻の出席なしに12月3日に開催され、キャロライン・ケネディが司会を務め、受賞者を紹介した。授賞式前の土曜日の夜に行われる国務省での晩餐会はレックス・ティラーソン国務長官が主催し、ホワイトハウスでのレセプションは開催されなかった。トランプ大統領夫妻は、2018年、2019年の授賞式典にも参加しなかった。
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