第1回アジアコスモポリタン賞 授賞式典とは? わかりやすく解説

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第1回アジアコスモポリタン賞 授賞式典

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/17 19:37 UTC 版)

平城遷都1300年記念アジアコスモポリタン賞」の記事における「第1回アジアコスモポリタン賞 授賞式典」の解説

平城遷都1300年記念アジアコスモポリタン賞受賞記念フォーラム奈良フォーラム」において授賞式典2012年12月18日奈良県新公会堂(奈良県奈良市)で開催された。授賞式典のほか、「大賞受賞スパチャイ・パニチャパック国連貿易開発会議UNCTAD事務局長)、「経済・社会科学賞」受賞ベネディクト・アンダーソン米国コーネル大学名誉教授)、「文化賞受賞井上雄彦(漫画家)の各賞受賞者による講演、スリン・ピッスワン(ASEAN事務総長)と白石隆日本貿易振興機構(ジェトロ)アジア経済研究所所長)による基調講演などが行われた。各受賞者は本受賞式典において以下のとおりコメントをしている。 大賞受賞者:スパチャイ・パニチャパック国連貿易開発会議UNCTAD事務局長) 「私にも、また同行の妻にも、人生で最も幸せな時間だ。この受賞25年ぶりに奈良訪れ機会になったことはとても感慨深い。私は仏教学び人生には何事にも意味がある考えている。我々は不完全で、それぞれの価値観も違うが、周囲の状況流されることなく互いに問いかけ信頼高めることでそれを補うことができる。私はかつて銀行家だったが、その業務人を育てること、人と人を繋げることだったと信じてきた。これから専門である経済分野、しかし常に人を繋げるという本質忘れことなく東アジア共同体構築に力を尽くしたい。」 経済・社会科学賞受賞者:ベネディクト・アンダーソン米国コーネル大学名誉教授) 「「コスモポリタン」とは、かつては故国のために力を尽くさない低級な異国趣味ともされた。しかし私は、それを改めて、「他国過ごした経験を、世界へ理解変える人」と定義したい。私は4カ国で学び時には国を追われたこともあったが、そうした体験が私をナショナリズム研究の道へ進ませた。故国への愛着は、世界対す学びの扉でもある。それを私は伝えたい。」 文化賞受賞者:井上雄彦日本漫画家) 「漫画家受賞過分に思えて、とても驚いているが光栄だ。漫画家受け身表現者で、海外出会った子供たちから「スラムダンク読んでいる」と聞かされ意外なところで嬉し思いをすることもあった。自分コスモポリタンの名に値するかは分からないが、読者鑑賞者と自分は、どこかで通じているはずだという思いはある。作品によっては説明省き気味にしているものもあるが、人と人とが本来共有しているだろうものを心の底信頼しながら、作品作っている。」 メモラブル受賞者:ハディ・スサストロ(代理)リザルスクマ(インドネシア戦略国際問題研究所(CSIS)所長) 「本日代理受賞大変な光栄だ。私は故人学んだ学生で、師が今日ここへ来られないことを残念に思う。師の業績が、こうして世界で認知されることは大きな喜びだ。師は東アジア全域経済発展貢献した偉大な人物だった。私自身は、師とは畑の違う防衛政策専門家だが、師からは多くのことを学んだ。師が亡くなる2週間前に病院へ彼を見舞ったが、師は変わらず地域経済協力について考えていた。師の偉業理念継いで、いかに東アジア安定発展貢献するか、それが残された者の責務信じる。」

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