「邪悪なる意志」とその一派
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 09:58 UTC 版)
「ドラゴンクエストXの登場キャラクター」の記事における「「邪悪なる意志」とその一派」の解説
Ver.3以降、魔族に代わり暗躍する敵対勢力。その正体はナドラガ教団内の急進派であり、ナドラガ神復活のため「神の器」の奪取と領界の解放を画策し、魔物を操って、各領界の民の拠り所となる聖鳥を邪悪化し恵みの木を凍らせるなどのテロ活動を行っている。ナドラガ神の真相を隠蔽し、教団全体を自分たちの目的のために操っているという見方もある。構成員は数えるほどしかいないようで、活動の際には魔物を封じた呪符だけでなく、洗脳した現地の魔物を動員していることも少なくない。 オルストフ / 竜神の意志 Ver.3の総黒幕。ナドラガ教団の総主教を務める、小柄な竜族の老人。篝火の青白い炎を介して、断片的ながら未来を視る力を持っている。最高権威にありながら、しばしば冗談も口にする、飄々とした好々爺。その人柄もあって、エステラとトビアスからは特に信望されている。 その正体は、自分を殺そうとしているナダイアたちを利用し竜族の神ナドラガの復活を企む「竜神の意志」。エステラが神の器であることも知っていてわざと地下の拷問階まで連行され、自分とアンルシアと主人公の兄弟姉妹を救出しようとした主人公を殺害して本性を現した後、エステラを誘拐する。そして、アンルシアやマイユやラグアスやフウラやヒューザやダストンが「神の器」の力を発揮し主人公を蘇生させたことを利用し、創生の霊核を奪い返す。その後、神墟ナドラグラムで邪竜教祖オルストフとなり主人公兄弟に勝負を挑むも敗れ去るが、エステラを生贄にしナドラガを復活させてしまう。 最後は、ナドラガと共にナドガランドを見守ることにした。 ナダイア / 邪悪なる意志 Ver.3の黒幕。ナドラガ教団の神官長を務める、竜族の男性。変装の際は黒いローブに身を包む。 弟・竜将アンテロとともに神の器達を誘拐しナドラガ神を復活させ、再び竜族を頂点とした世界にしようと企む。また、全領界の人々に教団の好印象を与えるため、誘拐したフウラやヒューザに催眠術をかけ放置し氷の領界の恵みの木を凍らせ、闇の領界の月を故障させたりしてナドラガンドに混沌を与えた(本人はこれを「恩寵」と言っている)。 闇の領界では、抗体から解毒剤を作るとしてマイユを教団本部に誘って幽閉。水の領界では、深淵魚キュラスを倒した主人公とヒューザの前に邪悪なる意志として姿を現して、フィナ(神獣カシャル)を攻撃し、フィナの救済は見せかけだと発言した。その後、フィナを「邪悪なる意志」の手先と見なして、主人公に止めを刺すよう指示したが、主人公がフィナを庇った事で、主人公をナドラガ教団の敵と見なす。嵐の領界では、洗脳した2人を利用しアンルシアとラグアスを幽閉。その時に主人公とクロウズの前で姿を表し、4人を連れ去る。翠嵐の聖塔でエステラに、自らが邪悪なる意志である事を明かし、嵐の領界と炎の領界を繋いだ。その後、エステラを教団から破門し、教団大神殿全域に結界を張り侵入不可能にしてしまう。だが、主人公とシンイが神の器達を救助したことを知り、結界を解き逆乱の竜ナダイアとなり、主人公とエステラに勝負を挑むも敗れ去る。 竜将アンテロ 兄・ナダイアとともにアストルティアの六柱の神々からの特別な加護を受けて生まれ、種族神との魂の結びつきを持つ「神の器」を探し求める竜族の男。呪符から魔物を呼び寄せる。 白いフードで正体を隠し、袖口に神の器を見つけると体表が赤くなる蛇を飼っており、襲撃対象の判定に用いている。 神の器をさらおうと、アストルティア各地を襲撃。ランガーオ村で正体を明かし、主人公と対峙する。その後、ヒューザとフウラを奈落の門の中に送り、「あの方」と呼ぶ存在の加護を得て再び主人公と対峙し、一度倒されても禍乱の竜アンテロとなって再戦する。 ドマノ、ロマニ 奈落の門で帰還したアンテロを迎えた、若い竜族の二人組。アンテロの命令で、ヒューザとフウラを連れ帰る。アンテロ亡き後はナダイアに仕え、残る「神の器」確保のためムストの町に現れる。ナダイアとの戦いの際には、暴竜ドマノ・暴竜ロマニとして主人公達に襲いかかる。 フロスティ 紺色のマントにナイトキャップを被り、先端が雪だるまの杖を持つ魔物。イーサの村人からは「白銀の死神」と呼ばれているが、本人はそう呼ばれることを快く思っていない。 「邪悪なる意志」の命令により恵みの木を凍らせ、カーレルの氷雪洞の奥で植物を操りダストンを攫うが、リルチェラの行動に驚き姿を現し、主人公と戦闘になる。 くらやみ飛天 「邪悪なる意志」に従っている魔物。カーラモーラ村上空に飛来し、月を破壊して去っていく。楽園に入ろうとした主人公たちに対し配下の魔物をけしかけ、自身はその先の楽園で待ち構える。 深淵魚キュラス 「邪悪なる意志」に従っている魔物。 異界の獣鬼 アンテロが呪符で召喚する魔物たち。白霊鬼ボータ ヴェリナード城のシェルブリッジでヒューザと主人公を襲撃したアンテロが白色の呪符で召喚した魔物。6体同時に召喚され、その内主人公は3体を相手取ることとなる。 青狼鬼グルバレイダ ジュレイダ連塔遺跡でヒューザと主人公を襲撃したアンテロが青色の呪符で召喚した魔物。 桜蝶鬼メイガ ダストンを護送中の大地の箱舟を襲撃したアンテロが桃色の呪符で召喚した魔物。 黄牛鬼タウラダイン アンテロに拐われたチリを奪還するためにダラリア砂岩遺跡を訪れた主人公にアンテロが黄色の呪符で召喚した魔物。 緑風鬼フー アンテロに付けられた発信器を追って世界樹の丘にやってきた主人公に対しアンテロが緑色の呪符で召喚した魔物。3体同時に出現する。 紫獅鬼バイロゼオ 世界樹の頂でフウラを襲撃したアンテロが紫色の呪符で召喚した魔物。 赤翼鬼シシン ランガーオ村を襲撃したアンテロが赤色の呪符で召喚した魔物。アンテロと同時に相手取ることとなる。 黒蛇鬼アクラガレナ トビアスがナダイアから託された黒色の呪符で召喚した、番人すら凌駕する力を持った魔物。 一度は翠嵐の聖塔の番人を倒すが、トビアスの命令を無視して彼と彼の部下達に襲い掛かり重傷を負わせ、解放の間に駆け付けた主人公と復活した番人との三つ巴の戦いとなる。 敗北後も立ち上がり、道連れにするべく主人公を翠嵐の聖塔から突き落とすが、竜化したエステラが主人公を救助したために失敗した。
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