備中国 地域

備中国

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/12 01:37 UTC 版)

地域

江戸時代の藩

人物

国司

備中守

備中介

備中掾

守護

鎌倉幕府

室町幕府

国人

英賀郡
  • 多治部氏 - 多治部郷。備中守。山名氏尼子氏ら山陰の勢力と協力。
  • 楢崎氏 - 備中守。鳶巣山城主。備後楢崎氏はこの氏族の派生と見られる。[4]
  • 伊達氏 - 甲籠城主。
哲多郡
  • 新見氏 - 新見荘の地頭。備中守。
  • 石蟹氏 - 石蟹郷の国人。備中三村氏の庶流と言われる。
上房郡
  • 秋庭氏 - 有漢郷。守護・備中守を務め、細川京兆家内衆へ。
川上郡
  • 三村氏 - 常陸国から信濃を経て備中に来た西遷御家人。家親の代に戦国大名化。
  • 赤木氏 - 新補地頭。三村氏同様に信濃から移住。
賀夜郡
  • 野山氏 - 本姓伊達氏。
小田郡
  • 庄氏 - 備中細川氏守護代。強大な勢力を誇り守護細川氏に反乱。
  • 小田氏 - 小田郷
都宇郡
後月郡
  • 伊勢氏 - 荏原荘。伊勢盛時(北条早雲)がこの氏族から誕生。
  • 那須氏 - 荏原荘。那須与一の後裔。供養墓ながら墓も存在。[5]
下道郡
  • 上野氏 - 足利氏族で幕臣。十代将軍義稙の命で下向。下道郡下原郷鬼邑山城と松山城を支配した。
浅口郡
  • 中島氏 - 片島。幕臣二階堂氏族。十代将軍義稙の命で下向。
  • 陶山氏 - 備中守。室町幕府奉公衆。

戦国大名

  • 三村氏 - 家親が備中を制覇し、備前・美作にも進出したが暗殺され、子元親は織田政権と結んで毛利氏に反し、滅ぼされた。
  • 宇喜多氏 - 三村氏と抗争しつつ備前から進出。
  • 尼子氏 - 庄氏と結び備中を支配下においたが、三村氏に追われた。
  • 毛利氏 - 備中兵乱で三村氏を滅ぼし直接支配下に置いた。

織豊大名

  • 毛利輝元 - 中国国分により、高梁川以西を領知。
  • 宇喜多秀家 - 中国国分により、高梁川以東を領知。
  • 伊東長実 - 小田原征伐の功により天正19年(1591年)に川辺1万300石を与えられる。子孫は同地にて岡田藩主として続く。

武家官位としての備中守

江戸時代以前

江戸時代

備中国の合戦


注釈

  1. ^ 別称「備州」は備前国・備中国・備後国の総称としての呼称。
  2. ^ 吉備地域住居表示実施地区の境界については未詳。
  3. ^ 足守地域高松地域
  4. ^ 旧・上房郡北房町
  5. ^ 反幕府の赤松勢を撃破した戦功。光厳天皇による臨時宣下で河野九郎通治が対馬守に任ぜられたのと同時任官。田中修實 『中世後期受領名官途の在地効果 備中守の事例を中心に』1989年
  6. ^ 重明か。守護・国司兼帯。田中修實 『中世後期受領名官途の在地効果 備中守の事例を中心に』1989年
  7. ^ 南朝による任官と推定されている。田中修實 『中世後期受領名官途の在地効果 備中守の事例を中心に』1989年
  8. ^ 室町幕府御教書。田中修實 『中世後期受領名官途の在地効果 備中守の事例を中心に』1989年
  9. ^ 「其はじめ一たび此國に任ぜられしより、遂に空名ながら代々の通称」として世襲した。田中修實 『中世後期受領名官途の在地効果 備中守の事例を中心に』1989年

出典

  1. ^ a b c 『中世諸国一宮制の基礎的研究』(岩田書院、2000年)pp. 472-474。
  2. ^ 皷神社(岡山県神社庁)。
  3. ^ 田中修實 『中世後期受領名官途の在地効果 備中守の事例を中心に』1989年
  4. ^ 田口義之『備後の武将と山城(WEB版)』 - 戦国山城の典型、備後楢崎氏の居城「朝山二子城」
  5. ^ 那須与一の墓:歴史・文化:史跡・名勝:観光情報:「井原市観光協会」公式サイト
  6. ^ 田中修實 『中世後期受領名官途の在地効果 備中守の事例を中心に』1989年 84頁


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